ハリウッド映画に登場する日本人を見ると、アメリカ人の偏見がよーくわかる。が、日本人だって、アメリカに対して、少なからず偏見を持っているはずだ。そのひとつが、きっとこれだろう。
自由の国 アメリカ
アメリカ人は自立していて、個人の自由を尊重する。
たしかにそういう面もあるが、でも、それと同時に、アメリカ人は、日本人以上に、団結を好むときが多い。その最たる例が、「世界の警察官」としてのアメリカだろう。イラク戦争を見ていても、勝手に行動しているくせに、世界の協調をもとめる。いったい、なに?
『アグリーガール』を読まれたかたも、アメリカの高校生の様子に、あれれ? と思われたかもしれない。個人の自由なんか尊重していないし、学校対個人みたいな対立もある。ねちっこいいやがらせに、びっくり? な場面もでてきた。
そう、じつは、アメリカって、愛国精神、愛校精神が大好きなのだ。
高校では、フットボール、バスケの季節になると、定期的に学校全体の決起集会がおこなわれて(決起集会用の変則時間割りってものが存在する)、選手たちをはげます。もちろん、ただの消化試合でもだ。これが、地元のライバル校との対戦になると、もう大変。試合ではものすごい応援合戦がくりひろげられて、おたがいの愛校精神をきそいあう。学校内でも、学年別に、どの学年がいちばん愛校精神が強いか、決起集会ではりあう。フットボール、男子バスケなどの花形スポーツでは、試合に応援にいく生徒はとても多い。もちろん、これも、ただのリーグ戦で。日本では、甲子園とかが関わってこなければ、ふつうの生徒がわざわざこぞって応援にいかないのに(でしょ?)。
だから、アーシュラ@アグリーガールが、ふだんはアナーキストなくせに、試合にくる生徒が少ないとかプリプリ怒っていたりするのだ。あのアグリーガールでさえ、根っこは、やはり愛校精神たっぷりのアメリカンガールなのである。