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フーリア・アルバレス『ロラおばちゃんがやってきた』

WEB版あとがき 装丁編

 

上の画像が、日本語版『ロラおばちゃんがやってきた』表紙

下の画像が、原書ペーパーバックの表紙

この本の装画は、原書ペーパーバック、日本語版ともに、イラストレーターの木内達朗さんが描いてくださった。わたしは、装丁や挿し絵に関しては、基本的に編集者とデザイナーにお任せで、あまりこだわらない。でも、今回だけは、ペーパーバック表紙がすごーく良かったので、ぜひとも同じ方に描いていただきたかったのだ。(しつこく頼み込んだわけではいないが、ずっとその念は送っていた。)

そして、その願いはかなった。

ちなみに、原書ではおばちゃんがミゲルたちのところへ初めて行くときの図、日本語版はすでにヴァーモントで暮らしているおばちゃんが両手をひろげてミゲルたちを迎える図、だそうである。

どちらも黄色いスカーフを巻いているところが、芸が細かい(黄色いスカーフがなにかを知りたい方は、作品を読んでくださいませ)。しかも、日本語版では、おばちゃんが頭につけているハイビスカスが、作者と訳者名のところとか、本文の目次とか、随所にあってかわいい。この雪の色も、この色が出るまでにはけっこう苦労したみたいなのだが、その甲斐があって、こんなに美しく透明感のある雪景色になった。裏表紙はほぼ全部雪景色なのだが、それの色合いがまたじつにきれいである。

ちなみに、わたしは、ペーパーバック版でおばちゃんが持っているオウムがお気に入りである。日本語版では、本書のなかに登場しているので、気になった方は探してみてください。

……自分の本でありながら、自分の担当箇所以外だと、どんなにベタ褒めしても、ちっとも恥ずかしくない。だって、ほんとうにすてきなんだもん。