ポケモンずかん
ずかん番号 001-025
青文字が最新の更新部分です。
どこでだか、「にんにくがえる」と称されているのを見かけたことがあるが、これが一番シンプルでわかりやすい説明かもしれない。けれど、現実の「カエル」とまったく似て非なるのは、ぶっとく短くてどっしりした四つ足だろう。この足がフシギダネをほ乳類に近い生き物に変えている。つりあがった赤目がきつそうな印象を与えるが、つきだした上唇やにんにくにそっくりな背中の「たね」が、全体の印象を甘くして、バランスをたもつ。アニメのでも、ニヒルでプライドが高い性格でありながら、林原めぐみの舌足らずな甘い声が愛らしさをかもしだす。ポケモン全盛期にゲームの最初の三匹として、ゼニガメ、ヒトカゲとともに売り出されたために、ピカチュウには及ばないものの、世間一般の認知度は高いだろう。
フシギダネの「たね」がつぼみになり、全体に幼さがぬけたが、あとは、フシギダネの頃とあまり代わり映えしない。そのせいか、印象が薄い。
四角っぽかったフシギダネ、フシギソウの顔が横にのびて、まるで力士のようなどっしりした安定感がある。背中には花が豪快に咲いている(クロッカスに近い感じ)。フシギダネの頃の可愛らしさはまったくないが、横綱のような力強さはこれはこれで魅力である。
オレンジ色のトカゲである。しっぽの先に、ろうそくみたいな炎がついている。この炎のアクセントだけで、独自性をしっかりうち立てたセンスは見事である。全体につるんとしているが、は虫類独特のぬるぬる感、ざらざら感はない。
体型的にはあまりヒトカゲと変わらない。しかし、目ぱっちりだったヒトカゲに対して、リザードは目つきが鋭くなり、印象はまったく違う。体型的にはヒトカゲ、個性的にはリザードンという、進化途中のバランスを一番うまく保っているのは、このリザードかもしれない。そのためか、同じ最初の三匹トリオ(フシギダネえ、ヒトカゲ、ゼニガメ)の進化形なかでは、一番個性が際立ち、活躍の場も多い。
いわゆる「竜」に近い体型+しっぽの炎。幻でも、伝説でも、ないのポケモンのなかでは、ダントツに存在感があるかもしれない。やはり、竜に(近い)体型は、カッコいいのだろう。アメリカでもとても人気があり、ポケモンセンターニューヨーク店でも、ピカチュウと並んで開店グッズのメインキャラに選ばれた。
カメに、くるんとしたしっぽがついている。でも、カメというより、マルコメの小坊主である。カメ体型のくせに、後ろ足(二足)で歩くものだから、ガニまたになり、ユーモラスな印象が増す。この愉快なルックスに加えて、アニメではサングラスをかけたりと、さらに個性を拡げた。ピカチュウと一緒にポケモンレースに出たり(もちろん、騎馬役)、フシギダネにひっくり返されてソリ代わりにされたりと、お笑い役を担当していた。
ゼニガメのしっぽがさらに立派になり、耳がくっついている。しかし、ゼニガメのひょうきんさが抜け、愛らしさも中途半端な分、印象が薄いのが残念。
ゼニガメが小坊主だとすると、カメックスは大型レスラーである。アニメでは、背中のポンプにプリンがつまってしまって、そのせいで眠ってしまったり、プリンを取ろうとしても手が届かなかったりと、お茶目が一面が見られて親近感がわく。
イモムシそのままの姿。色がハッキリして、形がコロナパンのようなので、あまりムシ!というイメージはなく、しっかり愛らしくなっている(アニメのカスミはいたく嫌っていたが)。アニメでサトシのポケモンとして登場したのは1回しかないのに、ピカチュウと楽しげにおしゃべりして、仲良く月を眺める。その1回だけで、ピカチュウとの親友の地位を築いてしまった存在感は侮れない。
三日月のさなぎ状態。キャタピーとバタフリーは顔つきが多少にているのに、中間のトランセルはまったく別物である。
蝶の形をしている。まるみをおびた大きな羽が、全体に可愛らしい印象を与える。顔は、大きくつぶらな瞳はともかく、牙?が八重歯みたいで、好き嫌いがわかれるところである。あまり強くはないが、進化が早くて、「ねんりき」などのエスパータイプのわざを覚えてくれるので、ゲームではなかなか重宝する。
イモムシのキャタピーに対抗して、こちらは毛虫である。点目にだんご鼻というおとぼけ顔は、「できるかな」のゴンタくんを連想させる。キャタピーともども、ゲーム序盤に登場して、進化が早いのが利点である。ただ、野生のポケモンとして遭遇すると、ビードルは「どくばり」という攻撃があるので、まだお金がなくて(=「どくけし」というアイテムが買えない)ポケモンの体力もない時には、やっかいである。
ユーモラスなビードルのルックスから一転して、つり目でクールな顔つきになる。トランセルと同じように、野生で出現する場合は「かたくなる」しか使わないので、序盤のレベルアップには貢献してくる。
ハチの姿をしたポケモン。それも、ミツバチというよりは、スズメバチに近い。アニメでは、オニドリルと並んでいつも悪役的な役回りで登場してちょっと可哀想である。でも、特番「ポケットモンスタークリスタル」では、主人公のケンタはスピアーを持っていた。
名前の通り、ハトを模したポケモン。前作でも、『金・銀』でも序盤に登場するおなじみのポケモン。アニメでも、主役のサトシが最初にゲットしようとした(でも、失敗した)。瞳から前頭部にかけてが、おじいさんみたいでユーモラスである(村山前首相のまゆげを彷彿させる)。
ポッポとよく似ているが、違いは進化するごとに、頭の羽毛がのびていく。アニメのサトシが最初にゲットした野生のポケモンである。ほかのレギュラーポケモン(ピカチュウ、オーキド御三家)と比べてルックスがパッとしないため、サトシのポケモンの中では印象が薄かった。ピカチュウがピジョンの背中にのる空中連携プレイを得意とする。
大きな鳥。なんに似ているのだろうか。アニメでは、サトシが進化したてのピジョットに「用事がすみ次第すぐに戻るから」とか言って置いていったくせに、未だろくに思い出しもしない。きっとピジョットは今でもサトシを信じて待っているだろう。
俗にいう(?)ザコポケモン。ピカチュウはじめ、「ねずみ」ポケモンはたくさんいるが、コラッタが一番動物のネズミに近い。英語でいう、マウスに近い。遭遇したくなくても、うるさいくらいにあちこち出てくる。序盤にゲットできるポケモンの中でも、これといった特長がない。でも、コミック『ポケットモンスターSpecial』に登場するイエローの「らっちゃん」でかなり好感度アップしたのではないだろうか。
コラッタがマウスなら、ラッタはラットである。コラッタ同様、、『ポケットモンスターSpecial』のらっちゃんのおかでて、印象がずいぶんよくなった。ゲームで、草むらで遭遇するときは、けっこう素早くて、「いかりのまえば」が強力なので、先頭のポケモンが育て中だったりする時は、要注意である。
ポッポとならんで、ゲーム開始直後にゲットできるとりポケモン。くちばしが、スズメといより、インコのようにカーブしているっぽい。スズメにはあまり似ていない。気の強そうなルックスから、アニメでも初回以来、悪役にまわされることがあって気の毒である。
進化すると、くちばしが細長くなる。ピジョットと比べると、オニドリルの方が、ドリルくちばしなど、威力の強いワザを覚える。しかし、ポッポ進化系、オニスズメ進化系のどちらかを選択するかといえば、必ずしもパラメータだけで選ばないところが、おもしろいところである。
ヘビの形をしたポケモン。アニメで、ロケット団のムサシが使っていた(現在はアーボックに進化)。ロケット団のカラーがよく現れ、悪役かつ普段でも嫌われがちなヘビでありながら、情けなく頼りもなさそうで、どことなく憎めない。とくに「きょだいポケモンのしま」の回では、ピカチュウに日頃の愚痴(?)を切々と涙ながらに訴えて慰めてもらっていた姿が愛らしかった。
キングコブラの姿をしている。現在アニメでロケット団のムサシが使っている。たしか、コミック「ポケットモンスターSpecial」のセキチクジムリーダーのキョウが使っていたアーボックは、おなかの表情を変えて色々攻撃に役立てていた。悪役のイメージが強いポケモンであるが、毎回アニメでやっつけられて空にとばされていく時に、目をまわしている姿がユーモラスなので、あまりマイナスのイメージはない。
テレビアニメが始まって以来、「ポケモン」を世間に知らしめ、今の地位を築き上げたポケモンである。今でも、ポケモン=ピカチュウと思いこむ大人は多い(ポケモンセンタートウキョー付近で、「ピカチュウセンターはどこですか?」と聞かれたこともある。)いちおう、「ねずみ」ポケモンということだが、あの姿からネズミを想像できる人はあまりいないだろう。どちらかというと、長い耳がウサギを連想させる。容姿は、ゲーム当初は丸々していて顔つきも怪獣っぽかったが、アニメで徐々にスリムになり、幼い愛らしさが増した。ちなみに、ピカチュウという固有名詞は世界共通で(ポケモンによって、名前が翻訳されたり、そのまま使われたりする)、大谷育江のピカチュウ声がどこの国でも聞ける(海外旅行した時に、日本と同じ声でしゃべるピカチュウを見ると、ほっとするらしい)。
なお、ピカチュウについてはポケモン考一「ピカチュウ」でも詳しく述べていますので、興味のある方はご覧ください。