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化粧品・美容法 常識のウソ

■コラーゲンは肌に浸透しない■食べたコラーゲンが真皮のコラーゲンになるわけではない
■レモンパックはシミになる■医薬部外品が効果が高いとは限らない

X コラーゲン配合の化粧品を使うとシワがなくなる

コラーゲンは肌には全く浸透しません

 コラーゲンは真皮の主成分で、これが少なくなったり、強い紫外線を浴びたりすると、シワになりやすくなります。問題は化粧品の中に含まれているコラーゲンが肌に浸透して、肌のコラーゲンとして働くかどうかですが、コラーゲンは高分子体で水の数十万倍の分子量です。肌にはバリア機能があり、水さえも容易には浸透しません。まして、高分子のコラーゲンが肌に浸透することなど全くありえません。よって、化粧品として肌につけても、肌のコラーゲンになることは全くありません。  それでは、化粧品に含まれているコラーゲンは全く役に立たないのかというと、そうではなく、肌を保護したり、保湿したりするのには効果的で、しかも肌になじみやすいので、感触もよく、肌の表面をしっとりと、つややかにする効果はあります。肌の表面がしっとりと水分を保持していると、カサカサしている時に比べて、小ジワは目立たなくなります。


X コラーゲンを食べるとシワに効く

食べたコラーゲンは体のどこにも存在しません

 コラーゲンはタンパク質の一種です。よって、これを食べると、胃の中でペプチンにより酵素分解され、アミノ酸に変わります。アミノ酸は小腸で吸収されて、肝臓に貯蔵されます。そこから、体中の細胞に供給され、細胞の中で、必要なタンパク質に合成されます。体の中で合成されるタンパク質は無数にあります。コラーゲンに合成されるとは限りません。ということは、極論すれば、別にコラーゲンを食べなくても、豚肉を食べようが、卵を食べようが、牛肉を食べようが、効果はいっしょということです。その意味では、コラーゲンを食べてもそれが即、肌に効果的だとは言えません。
 ただし、コラーゲンに含まれるアミノ酸は、プロリンまたはヒドロキシプロリンの構成比が15〜30%、グリシンが約30%と、高いので、それらを補給源と考えることはできるかもしれません。しかし、コラーゲンは皮膚ばかりではなく、歯、骨、軟骨、腱、血管など、体中で必要とされていますから、重要度の高いところからより多く供給されるものと思われます。>


X 「医薬部外品」、「薬用」と表示されている化粧品は、
そうでない化粧品に比べて効果が高い

そうでない場合が非常に多いです

 「医薬部外品」、「薬用」というのは、同じ意味ですが、厚生省が「ある程度、効果について表示しても良い」と許可した化粧品という意味です。この認可を受けるか受けないかは、化粧品メーカーの自由です。ところが、不思議なことに、メーカーが普通の化粧品として認可を取っている美白に効果の高い化粧品について、「医薬部外品」の認可を受けようと申請したところ、美白に効果の高い美容剤について、配合比を低くするように指示されたという例があるのです。おかしな話ですが、現実の話です。
 どうして、このようなことが起こるのかというと、厚生省の理屈としては、「化粧品というものは、著しく肌に変化を与えるものであってはいけない」「肌に著しく変化を与えるものは医薬品であって、化粧品であってはならない」よって、「もしも、たとえば肌を白くする効果があると表記するならば、その効果が穏やかでなければならない」ということなんです。おそらく、効果の高い化粧品を「医薬部外品」として認可すると、医者や製薬メーカーからクレームが来るのを恐れているのでしょう。
 そういうわけで、「医薬部外品」と表記されている化粧品が、そうでない化粧品より効果が劣るというパラドックスが、しばしば起こるわけです。化粧品メーカーは、そんなことは百も承知で、あえて「医薬部外品」の認可を受けます。なぜかというと、そのほうが何倍も売れるからです。よって、賢いユーザーはこういう表示にだまされてはいけません。


X レモンでパックすると白くなる

レモンパックでシミになることがある

 ビタミンCに肌を白くする効果があることは広く知られていますが、ビタミンCが豊富に含まれたレモンやきゅうりを肌に貼ったりすることは、はたして効果があるのでしょうか。結論から言うと、全く効果がないばかりか、かえってシミの原因になる可能性があります。
 まず、食品に含まれているビタミンCを肌につけたときに、肌を白くする効果があるかどうかですが、全く効果がありません。なぜかというと、自然界にあるビタミンCは、非常に不安定な物質で、肌につけてもすぐ壊れて効果を失ってしまうからです。一般に、化粧品に含まれているビタミンCは、人工的に、ビタミンCを安定させたものが使われています。
 また、食品には、肌につけるとよくない成分がいっしょに含まれています。たとえば、レモンですが、レモンの中には、光にあたると変化して肌を刺激する物質が含まれています。刺激物が肌についていると、それだけでシミの原因になってしまいます。  食品に含まれているビタミンCは、食べてこそ効果がありますが、含まれている食品を肌につけると逆効果になります。自然界には肌に良いものもたくさんありますが、悪いものもたくさんあります。肌につけるべきではありません。
 

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