まとめて走った 淀川を走る


■琵琶湖から大阪湾まで

 関西の水瓶である琵琶湖から唯一流れ出しているのが、瀬田川、宇治川、そして淀川です。源流から大阪湾までの距離はおよそ75km。自転車で走るにはちょうどよい距離です。しかも道中では自然も歴史もたっぷり楽しめます。
  ただし「道」そのものはあまりお薦めできるものではありません。瀬田川の途中からは非常に狭い道となり、自動車やバイクに脅かされてばかりでちっとも楽しめません。雰囲気や景色は最高ですが、道は最悪。宇治を過ぎてからは単調な景色と整備されていない道のため、これまたあまり楽しめず。枚方大橋まではひたすら我慢となります(車との闘いも続く……)。それ以降は堤防上と河川敷にそれなりの道が出てくるものの、悪名高き「車止め」が出現します。
 結論としては、どこかへのアクセスルートとして使うには便利なところですが、ここだけを目的に走るにはいまいちかなという印象です。


瀬田の唐橋
宇治橋からの眺め


ポイント
コメント
JR石山駅
京阪石山駅からでも可。駅前にコンビニがあるので、買い出ししてから出発しましょう。石山寺を過ぎると、なかなか買い物もできなくなります。
右岸。JRの線路を左手に見ながら商店街を東進します。ほどなく瀬田川に行き当たります。そのまま川沿いの道を進みます。
瀬田の唐橋
近江八景の一つ。さらに日本三大名橋(宇治橋・山崎橋)の一つでもあります。ただ現在のものは無理矢理昔風にしているように見えて、あまり雰囲気はよくないと思いました。
右岸。瀬田の唐橋を渡って左岸を行くと、石山寺に立ち寄ることができなくなります。もっとも「ロードレーサーな人」がいたので、右岸より左岸の方が走りやすいのかもしれません(左岸は未走につき断定は避けます)。
石山寺
紫式部の源氏物語執筆の伝説を持つ場所。西国巡礼十三番札所。
右岸。一部を除き、狭いうえに交通量が多く、快適とはいいがたいです。
南郷洗堰
琵琶湖と瀬田川の水量を調節する施設です。明治に完成した旧洗堰は一部が残されています。右岸には整備された公園があり、左岸にはアクア琵琶という琵琶湖・淀川水系を紹介する施設(無料)があります。トイレや湯茶(無料)もあります。
右岸。ますます道幅が狭くなります。走るのはつらいですが、左手に広がる渓谷には素晴らしいものがあります。実にダイナミックな岩の姿を見ることができます。ぼんやりと立ち止まっていると「危険」ですから、車には十分注意しましょう。
鹿跳橋
橋を渡った左岸にはコンビニや飲食店もあるそうです(未確認)。
右岸。相変わらず狭い。歩道もなし。川岸ではアウトドア的楽しみをしている人が大勢います。
曽束大橋
橋を渡ります。
左岸。狭い。歩道なし。山深い景色と深い色を見せる川の水面が美しいです。
喜撰山大橋
通行止め。
左岸。狭い。歩道なし。このあたりも「景色だけは」静かな佇まいを見せます。恐ろしいスピードで走る車・バイク・トラックがいないと最高なのですが。
大峰橋
通行止め。
左岸。同上。「かんばやし」という喫茶店があります。
宵待橋
橋を渡ったT字路を左に行くと宇治田原へ、右へ行くと宇治に着きます。ここは右へ進みます。
左岸。天ヶ瀬ダムが近づき、鳳凰湖(ダム湖)が視界に広がります。
天ヶ瀬ダム
石山寺に続く大きな観光ポイント。駐車する車や立ち止まっている人々の集団があるので、通行には注意が必要です。
右岸。天ヶ瀬ダムを右手に見ながら坂道を下り、白虹橋を渡ります。車は左岸の道を基本的に進みますので、それらに脅かされることはなくなります。ただこの周辺でアウトドア的楽しみをする人が多く、彼らの無法(不法でもある)駐車がやりきれない。休日はバーベキューの煙に包まれて、何とも言いがたい雰囲気(褒めてません)です。そこを抜けると世界遺産に登録されている宇治上神社や平等院が現れます。
宇治橋
橋を渡って左岸へ。人通りが多いので通行には注意。
輪行ポイント:京阪宇治線宇治駅、JR奈良線宇治駅
左岸。土手上の歩道のない狭い道を進みます。車も多く通ります。
隠元橋
ここで多くの車は橋を渡って右岸に向かいます。
左岸。狭いのは変わりませんが、多少車が減る分、心理的には楽です。
観月橋
橋を渡って右岸へ。人通りが多いので通行には注意。
輪行ポイント:京阪宇治線観月橋駅
右岸。観月橋を渡った左手前方に伏見の古い町並みが広がります。殺風景な淀川沿いを無理に走らず、そちらに逃げ込む方が楽しめると思います。宇治川派流・古い酒蔵・寺田屋・長建寺など見所が多いです。中書島駅の脇を抜けて淀川へ戻りますが、ここからはひたすら未舗装路となり、小径車には楽しくないコースです。
輪行ポイント:京阪本線中書島駅

国道一号線を越える宇治川大橋のたもとは信号もなく、無理に横断するのは非常に危険です。 相当大回りになりますが、信号のあるところまで迂回することをお薦めします。国道一号線を越えても、まだまだ未舗装路が続きます。
京都競馬場
併走する京阪電車と離れると、まもなく右手に京都競馬場が見えてきます。
輪行ポイント:京阪本線淀駅
右岸。未舗装路もあと少し。
淀大橋
ここで橋を渡り左岸へ出ます。右岸をそのまま進むと、京阪電車の鉄橋で行き止まりになるので、遠回りをしないといけなくなります。
左岸。ようやく舗装路。ただし歩道部分は狭いので、通行には注意してください。
御幸橋
桂川・宇治川・木津川の三川合流地点にほど近い橋です。木津川を渡り左岸へ出ます。
輪行ポイント:京阪本線八幡市駅
左岸。交通量の多い府道をひたすら進みます。右手には何ともやりきれない気持ちが沸き上がるゴルフ場が延々と続きます。淀川はその向こう側に流れています。枚方市駅周辺で京街道に入り、昔ながらの町並みを楽しめるのはいい感じです。
輪行ポイント:京阪本線橋本駅、樟葉駅、牧野駅、御殿山駅、枚方市、枚方公園駅
枚方大橋
国道170号線。大きな駐車場があり、この先は堤防上と河川敷の両方に快適に走れる舗装路が整備されています。ただしここからは要所要所に車止めがあり、そこでは降車を余儀なくされます。
左岸。快適な舗装路。土手上でも河川敷でもどちらでも可。遠くまで見通せるので、堤防上の方がお薦めです。
淀川新橋
 
左岸。快適な舗装路。土手上でも河川敷でもどちらでも可。
鳥飼仁和寺大橋
 
左岸。快適な舗装路。土手上でも河川敷でもどちらでも可。
鳥飼大橋
輪行ポイント:大阪モノレール大日駅、地下鉄谷町線大日駅
左岸。快適な舗装路。土手上でも河川敷でもどちらでも可。
豊里大橋
内環状線。無料駐車場あり。イトーサイクルへは橋を渡って右岸へ。そこからすぐです。
左岸。快適な舗装路。土手上でも河川敷でもどちらでも可。
菅原城北大橋
 
左岸。快適な舗装路。土手上でも河川敷でもどちらでも可。
赤川鉄橋
珍しい木の橋がかかっています。人と自転車のみ通行可能です。なおここは鉄道で堤防上の道が分断されているので、河川敷に降りる必要があります。
左岸。快適な舗装路。土手上でも川岸でもどちらでも可。
毛馬閘門
水害に悩んだ大阪の人々を守る毛馬閘門。この地が出身地である与謝蕪村の生誕地碑があります。ここから大川沿いに大阪市中心部へアクセスできる北大阪周回自転車道に入ることができます。
左岸。毛馬閘門を越えると堤防上の道は進めなくなります。いったん河川敷に降ります。整備された舗装路を進みます。しかし、長柄橋に近づくと土手上にあがるしかなく、そこは未舗装路になっている……。
長柄橋
対岸に渡るには上流側にしかついていない歩道を通らなければなりません。
左岸。堤防上の未舗装路、または堤防下(河川敷と反対側)の車道を通ります。どちらも面白くありません。
新御堂筋
くぐる際にはいったん下って、また上ります。面倒だ。
左岸。堤防上の未舗装路、または堤防下(河川敷と反対側)の車道を通ります。どちらも面白くありません。
十三大橋
くぐる際にはいったん下って、また上ります。面倒だ。嫌だ。
輪行ポイント:地下鉄御堂筋線中津駅
左岸。堤防上の未舗装路、または堤防下(河川敷と反対側)の車道を通ります。どちらも面白くありません。
新十三大橋
 
左岸。やっと河川敷に舗装路が出現。しかし、それも長くは続きません。
淀川大橋
国道2号線。
左岸。堤防上の車道を走ります。車は一方通行で上流方向に向かって走ってきます。要注意。
新伝法大橋
輪行ポイント:阪神西大阪線伝法駅
左岸。堤防上の舗装路が気持ちよいです。最後の最後にやっと快適な走行が楽しめます。全線がこういう自転車道ならどんなに楽しいことか。
大阪北港ヨットハーバー
よく整備されています。自動販売機もあります。さらにこの先にある舞洲へ足を伸ばしてもよいでしょう。


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