まとめて走った 大阪の渡船場(付、大正ポタ)


■大阪に残る八つの渡船場

 水の都と呼ばれた大阪には、かつて人々の往来のために各所に渡船所がありました。大阪市発行の「渡船場マップ」というパンフレットによれば、当初は民間によって営まれていた渡船業は、明治以降、大阪市営として管理されるようになり(大正時代からすべて無料)、現在に至るとのことです。昭和10年には渡船場31カ所、保有船舶69隻、年間利用者数は歩行者が約5752万人、自転車などが約1442万台を数えたそうです。現在は大正区を中心に8カ所が残っています。「渡船場マップ」は各渡船場に備えられています。

 もはやポタリングの定番コースになっているこの渡船場巡り、確かに船に乗るのは楽しいです。しかし、15分から20分おきの運行なので、8カ所を一気に回ろうとすると、待ち時間がかなり長くなります。 また渡船場はどこもややわかりにくいロケーションにあるため、看板類を見落とさないように気を付けてください。渡船場をつなぐルートは、お世辞にも景色がよいとは言い難いため(倉庫と工場が大多数)、走っている時はひたすら黙々とペダルを漕ぐということになりがちです。 仲のよい友人と楽しく話しながらポタリングするのがよいでしょう。

 なお大正区は沖縄から移ってきた人たちの多いところでもあります。沖縄関連のお店も多数ありますから、それと組み合わせて巡るのをお勧めします。とても庶民的なところです。


甚兵衛渡船場
乗りながらではいけません


ポイント
コメント
JR桜島駅
ユニバーサルスタジオ・ジャパンを横目に天保山渡船場に向かいます。
阪神高速湾岸線の下あたりで右手へ迂回します。あとは道なりに進んでいくと天保山渡船場があります。
★天保山渡船場★
朝夕は15分〜20分間隔、昼間は30分間隔で運行されています。USJと若者向け施設の多い天保山をつないでいるためか、他の渡船場より心なしか華やかな感じがします。
天保山公園、マーケットプレース、海遊館、サントリーミュージアムなど、見所多し。
地下鉄大阪港駅
みなと通に出ると大阪港駅があります。
輪行ポイント:地下鉄中央線大阪港駅
みなと通を東に向かいます。歩道が広いのでゆったり走れます。
地下鉄朝潮橋駅
輪行ポイント:地下鉄中央線朝潮橋駅
駅のところで中央大通とみなと通が分岐します。後者の方を進みます。
三先一丁目
この交差点で南東方向の道へ入ります。
港南中学、福崎住吉神社などの前を通ります。そのまま尻無川に行き当たると、甚兵衛渡船場があります。
★甚兵衛渡船場★
朝夕は随時、昼間は15分間隔で運行されています。
大浪通に出ます。泉尾工業高校のある交差点で南に進路を取ります。道がなくなるまで走ると、千歳渡船場があります。
★千歳渡船場★
朝夕は10分間隔、昼間は20分間隔で運行されています。
渡船場を出たら大きな道路があります。その道を直進します。
鶴町二丁目
大正通に出ます。ここで東へ。
鶴町二丁目から一つ目の信号を右折。そのまま南下すると木津川運河に行き当たります。船町渡船場があります。
★船町渡船場★
朝夕は10分間隔、昼間は15分間隔で運行されています。ここは川幅が非常に狭いです。
大きな工場に囲まれた道を直進します。
西船町・中船町
西船町で左折、中船町で右折します。
南下すると、新木津川大橋のたもとに木津川渡船場があります。
★木津川渡船場★
朝夕は10〜15分間隔、昼間は45分間隔で運行されています。利用者が少ないようです。
少し南に下って住吉八尾線に入ります。
柴谷二丁目
ここで左折します。あとは道なりに進みます。
住之江区北加賀屋を過ぎると、西成区南津守に入ります。左手に大きな千本松大橋が見えますので、そちらに向かいます。大橋のたもとに渡船場があります。
★千本松渡船場★
朝夕は随時、昼間は15分間隔で運行されています。
やや狭い道路を大きなトラックが走っています。走行注意。
南恩加島・平尾
南恩加島のところに三さ路があります。右に進路を取ります。倉庫・工場街を進みます。なおこの道路の西側に広がる平尾地区には沖縄関連の店が多数あります。ポタリングの途中に立ち寄るならこの区間でしょう。
道路が強制的に左(西方面)に曲がるところに渡船場があります。
★落合下渡船場★
朝夕は10分間隔、昼間は15分間隔で運行されています。
津守浄水場を右手に見ながら北上します。
★落合上渡船場★
朝夕は10分間隔、昼間は15分間隔で運行されています。
降りて出た道を北方向に。
千島・三軒家
川の流れに沿って走れば自然と大正駅に行き着きます。
大浪通を越えるとまもなく大正駅。
JR大正駅
もう一度中心部へ戻って楽しむか、環状線に乗ってどこかに行くか。
輪行ポイント:JR大阪環状線大正駅



沖縄料理のマルトミ食堂
千歳渡船場から


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