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P.D.OUSPENSKY BBS(P.D.ウスペンスキー掲示板)

高橋 (メールURL)

P.D.ウスペンスキーについて語り合うための掲示板です。事前にウスペンスキーの主著の訳書『ターシャム・オルガヌム』(高橋弘泰訳・コスモス・ライブラリー)『奇蹟を求めて』(浅井雅志訳・平河出版社)は必ず読んできてください。ボードリーダーは、高橋・小森両名です。

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高橋 報告と提案 2000年06月27日(火)22時38分04秒

今日、東京の八重洲ブックセンターにいってきました。
棚になかったので店員にたずねたところ、
三冊入荷したが売れてしまったので今注文していると
言われました。何冊発注したのかとたずねたら一冊だとの
答え。もっと入れろとはさすがにいえませんでした・・・

ところで、小森さん、掲示板の上の文句、
「『ターシャム・オルガヌム』(高橋弘泰訳・コスモス・ライブラリー)『奇蹟を求めて』(浅井雅志訳・平河出版社)は必ず読んできてください。」
という表現は少し敷居が高すぎるような気になってきたので、

「・・・を読んでいることを前提とした話になっています。」
位に変えてもいいでしょうか? 

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高橋 四次元と芸術 2000年06月26日(月)23時06分47秒

以前ここで紹介した『超空間』(ミチオ・カク著)という本の中で、ちょっと面白いと思う意見があったので書きます。

ヨーロッパ中世の宗教画は、世界を二次元的に描いている。これは、神は全知全能であり、神にとってはこの世のすべての部分が等しく見えるという、教会の見解を反映したものである。
ルネサンス芸術は、三次元を発見した。それは、遠近法や写実的な手法を取り入れ、人間(書き手)の視点からとらえた世界を表現した。
そして、工業化と資本主義の時代が到来し、物質主義、実証主義が人々の思考を支配し、想像力を制限するようになると、芸術家はそれに反抗した。そして、あらゆる視点から三次元に触れようとした結果、キュービストは四次元をつかんだ。
四次元の世界から三次元の世界に住む人の顔を見ると、あらゆる角度から同時に見える。したがって、四次元に住む人には、人物の横顔を描いたピカソの肖像画のように、両方の目が同時に見えるはずである。

四次元の概念は、20世紀初頭の芸術運動にも大きな影響を与えているのです。

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高橋 リンクのコーナー作りました 2000年06月23日(金)23時56分35秒

私のHPから小森さん、KAZEさん、ブッククラブ回のページにリンクを貼らせていただきました。
『ターシャム・オルガヌム』が書店で見つからないという方は、ブッククラブ回のHPから注文することができます。
リンクは今後順次増やしていく予定です。

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小森 re: 一週間がたちました 2000年06月23日(金)02時17分35秒

HiROSHiさん、こんにちは。
拝読させていただいた訳文は、若干改良した方がよいところもいくつか目につきましたが、 全体としてはかなり立派なものだと思いました。何より、思想と内容を把握した上で訳しておられるということが伝わるものがあります。モーリス・ニコールの翻訳も興味がありますね。ニコールは弟子の中では一番よい本を書いていると思うので、邦訳したい一人で、「コメンタリー」は長すぎるので、最初に邦訳刊行するとしたら「ニューマン」あたりはちょうどいいかもしれません。
ウスペンスキーの「悪魔との対話」も、是非最後まで訳してまた読ませてください。「悪魔との対話」は、ウスペンスキー思想全体の中の帳というか玄関にあたる書物という気がします。彼の著作の中では一見、一番深みに乏しい気もしますが、あの本の狙いは深く掘り下げることでなく、〈システム〉への入門として、物質にとらわれた現代人に問題をなげかけることが主眼だと思いますから、決して重要度が低いわけではないわけではないと思います。

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小森 ヒントン⇒シュタイナー⇒ウスペンスキー? 2000年06月23日(金)01時59分19秒

KAZEさん、こんにちは。高橋さんの発言によって遅ればせながら、シュタイナーの四次元講義録の存在に気づきました。これはとても興味深い内容ですね。完訳が待望されます。
ウェブの「ハーモニアスサークル」によりますと、ウスペンスキーは、1908年頃渡欧した際にシュタイナーの講演を聞いたことがあるようです。シュタイナーの四次元講義録の方が「ターシャム」より古いわけですから、シュタイナーの次元論が「ターシャム」に影響を与えたというのは十分ありえますね。
シュタイナーもまた、ヒントンを援用しているのですね。ヒントンは、この当時のオカルティスト、神秘主義者に広汎な影響を与える存在だったようですね。
吉祥寺の古本屋で見つけて買ったヒントンの『第四次元』は、ほぼ前半を原文(英語)で読み、なかなか興味深い内容でした。これも邦訳紹介したい文献の一つですね。

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KAZE 高橋さん、こんにちは。 2000年06月22日(木)10時05分21秒

高橋さん、こんにちは。
HPの宣伝、ありがとうございます。
ま、けっこうノリでつくってるんですけど、あまり手間掛けてませんし、かなりシンプルにできています。
高橋さんのHPですけど、とっても内容が濃いので、少しずつ楽しみに読ませていただいています。
シュタイナーの『四次元』は、いつになるやら、ですけど、あきらめずに少しずつ頑張って訳していければと思っています。
では、では(^^)。

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KAZE 小森さん、こんにちは。 2000年06月22日(木)10時00分46秒

小森さん、こんにちは。
以前もお話したように『ミルダッドの書』は、素晴らしいですね。
めったにないことですけど、夜を徹して読みふけったことを思い出します。
訳もとってもよかったのもあると思います(^^)。
でも、たしかにやっぱりあまり売れ筋の本じゃないかもしれませんね(^^;。
ところで、ぼくはあまり「精神世界」系のタイプじゃないと思っていて、
ふつうはそこらへんの人たちは苦手なところがあるんですけど、
(「詩」的なところもなかったりするところが多いので(^^;)
『ターシャム』のようなが話題にできるこういう場っていうと話は別で、
ぼちぼちおじゃましようかなと思っていますので、よろしくお願いします。

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小森 宣伝のために 2000年06月22日(木)02時10分01秒

期間限定でしょうが、一応自分のページでも『ターシャム』の宣伝のために、改変しておきました。
それにしても大阪の旭屋書店に今日行っても『ターシャム』置いてないのは、一体どういうわけ!? 明日も行って絶対問い合わせてやる〜

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高橋 こんにちは、KAZEさん 2000年06月21日(水)23時41分25秒

KAZEさん、こんにちは。
リンク貼っていただいてありがとうございます。
いまさら私がここで宣伝するまでもありませんが、掲示板をご覧のみなさん、KAZEさんのHPは非常に素晴らしいページなので「必見」ですよ〜〜!
シュタイナーの『四次元』は啓発されること大で、続きを読むのを楽しみにしています(笑)。ウスペンスキーにも『四次元』という作品があります。
『超宇宙論』に収録されているのですが、あの訳はどうもいただけないので(しつこいな俺も〔苦笑〕)、いつか拙訳を公表するつもりでおります。
それ以外にも、有益な意見交換ができるのを楽しみにしてます。
今後ともよろしく。

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小森 いらっしゃい 2000年06月21日(水)21時58分07秒

KAZEさん、こんにちは。
その節は、拙訳『ミルダッドの書』(ミハイル・ナイーミ著)についてはご高評いただきましてありがとうございました。あの本は、あまり売れず、反響も乏しく、寂しく思っていたところで、大いに励まされました。
ウスペンスキーは、またナイーミとはかなり資質は違いますが、根本的な存在ないし把握は通底していると思っています。
『ターシャム・オルガヌム』も評していただけると幸甚です。

しかし、これで
この掲示板に登場された方の出自が、20世紀神秘思想の主だったものが勢ぞろいではないでしょうか(笑)。神智学、グルジェフはもとより、カスタネダ系、和尚系、クリシュナムルティ系、シュタイナー系ですよ(笑)。

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KAZE 2000年06月21日(水)17時27分42秒

高橋さん、こんにちは。
小森さん、おひさしぶりです。
「ターシャム・オルガヌム」、やっと先日購入して今読んでいるところです。シュタイナーの「四次元」のなかに「ヒントン」がでてきますが、これを読んで、少し時代背景というか、ヒントンの「四次元」が話題になっていたのだということがわかったりしました。大変参考になります。
昨年来止まっているシュタイナーの「四次元」の翻訳をなんとかぼちぼち進めるきっかけになりそうです。たぶん、そういう示唆ということでもあるのだろうと勝手に受けとめていたりします(^^;。
では、今後ともよろしく。

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小森 感想はまだ見ませんが 2000年06月20日(火)21時39分25秒

ここのページは、ちゃんと『ターシャム・オルガヌム』の情報が追加されていました(^_^)

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小森 ウスペンスキーと占星学 2000年06月19日(月)22時56分48秒

さとうさん、こんにちは。秘教占星学を研究なさっておられるのですか。
ウスペンスキーの本は、その観点から読んでも、たぶん有意義で啓発的だろうと思います。ウスペンスキーの講義録の中には占星術について語っているところが,短いながらたしかありました。巷の占星術は99%はまがいものだが、1%の本物──古代の秘教知識を伝えるものがあるとウスペンスキーは語っていました。
あと、モーリス・ニコールの「コメンタリー」にもあったかと思います。

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さとう ターシャム・オルガヌムやっと買えました。 2000年06月19日(月)19時38分48秒

高橋さん、
小森さん、
こんにちは。 コメントありがとうございます。
「ターシャム・オルガヌム」をようやく土曜日に購入しました。
なかなか読み応えのある内容ですね。まだ3章までしか読んでいませんが、
私が今まで研究してきた秘教占星学との関連で思い当たるものがところどころ
ありとても参考になっています。秘教占星学では複数の次元の関連を認識次元の
違いとしてみるところが通常の占星学と違うところなのですが、時間と空間の
認識作用が意識の状態によって異なるという考え方がかかれていますね。

もっと読み込んでからまたコメントします。

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HiROSHi 一週間がたちました 2000年06月17日(土)11時04分08秒

はじめてこのHPを見つけて、思わず書き込みをしてしまってから、一週間がたちました。その間、小森、高橋ご両人には、裏のほうで、私の「イワン・オソキン」拙訳に対して貴重な意見をいただいて、本当に感謝しています。ところでおふたりに質問があるのですが、これは「オソキン」の内容に関することなので、これも裏にしたいと思います。

昨晩、過去の発言をざっと眺めて、ほんの所々だけを拾い読みをしましたが、量があるし、私は論理的な頭脳の持ち主ではないので、同時進行でないと(同時進行でも?)つらい部分が多いなと感じました。

RE:小森さん
>HiROSHiさんも、モーリス・ニコールがお好きで、自力で訳しているのがあるそうで。
とありましたが、初めて一冊の本をまるまる訳したのがNICOLLの"THE NEW MAN - An Interpretation of Some Parables and Miracles of Christ"であったということで、NICOLLが好きと言えるほどには、NICOLLのことを知りません。"Living Time"という本も結構面白かったと思うのですが、ほんの断片的な印象しか覚えていないので、なんとも言えません。
これは英語だからということだけではなくて、幼稚園児が大学生の教科書を読み始めて、さらにそれを日本語に置き換えるというような作業を続けている中で、実は日本語もよく分かってないなかったんじゃないの?という問いかけがよく起きるほどに、日本語で読んだ本も、実はすべてわずかな印象しか残ってはいないのですが・・・。

これからはちょくちょく覗いてみます。

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高橋 RE:はじめまして 2000年06月16日(金)23時57分08秒

さとうさん、はじめまして。
『ターシャム・オルガヌム』を購入したら是非感想をお寄せ下さい。
読書会は、とりあえずこの掲示板上でやっていくのがいいと思っています。
これからもよろしくお願いします。

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高橋 RE:読書会?  2000年06月16日(金)23時28分04秒

Sandehさん、HPへの感想とご意見ありがとうございます。 

>ムラヴィエフとウスペンスキーというテーマが私のリクエストですが
>予定あります?二人のシステムについての話など興味あります。
私はムラヴィエフを読んだことがなく、今のところ読む予定もないので、このテーマはまだ先の話になりそうです。もちろん知っていることがあれば書きこんでいただければ嬉しいです。

>私にはあまり持論めいたものはないのですが、道における帰依の重要さを見落と
>しているようにウスペンスキーを感じています。
確かにそういう見方をする人もいるようですね。私は、見落としていたというよりも、強調の置き方の問題だと思っています。

>超宇宙論についてのコーナーは傑作ですね。
>訳文しか読んでいませんが本当に印象薄かったですねあの本は。
>そういうからくりだったんですね。あらためて正訳本を出す必要ありますね。
今、せめてもう少しましな形で紹介できるよう訳を進めています。そのうちこのHP上でも部分的にアップしていき、将来的には出版したいと思っています。

>これは要望と意見ですが、本を見てからページを覗いても書き込みしやすい雰囲気を創る方向はどうでしょう。
個人的には、書きこみする人はだんだん増えてきているので、しばらくは今の形でいいかなと思っています。問題が出てきたら考えてみることにしましょう。

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小森 re:はじめまして 2000年06月16日(金)23時15分21秒

さとうさん、はじめまして。大阪にお住まいですか。
私も昨日ジュンク堂書店に行きましたが、「精神世界」の棚に平積みになっていましたよ。棚の上のほうで、「奇蹟を求めて」がおいてあるところとは、二段ほど離れていました。紀伊國屋書店には一冊だけありました。
大きめの書店をまわったときは「ターシャムないの?」と聞いて店員にプレッシャーをかけてください。あんな名著をおかないのは、本屋の恥です。一人二冊は買って、保存用と書込用には使い分けましょう。

読書会は、人数がある程度そろって、英語がある程度読めるなら、やってもいいです。やるとしたら、どういう形式のがいいですかね。
この掲示板でも読書会をしてもいいんですけど。

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小森 詩的表現でなく…… 2000年06月16日(金)23時08分27秒

高橋さん、おっしゃるとおりナイーミ『ミルダッド』の表現は詩的です。
ウパニシャッドの昔より、タゴール、ジブランの現代にいたるまで、神秘詩人のすぐれた詩はたくさんあって、人類に貴重な洞察を与えています。
ウスペンスキーの凄いところの一つは、詩でしか表現できないと思える、〈それ〉について、明晰な、論理的(数学的とさえ言ってもよいくらいの)な散文で表現を与えることができたところだと思います。詩人はたくさんいますが、論理的で明晰な語り手としては、ウスペンスキーは空前絶後、唯一無二の存在でしょう。うーん、他にこういうことができた人って、まったく見当たらないものなあ。

そういえば、「ターシャム」でも引用されているヤコブ・ベーメの主著『アウロラ』の新訳が最近出ました。7000円と高かったけど、買っちゃいました。ベーメも神秘家で割に数学的な表現を好む人です。読んでもなんのことやらよくわからなかったけれど、ウスペンスキーの解説とフィルターを通すと、初めてわかったような気にさせられます。キリスト教神秘主義著作集(創文社)にもベーメの巻がありますし、ドイツ神秘主義叢書にもベーメの巻があります。ベーメとウスペンスキーの思想の比較については、また今度気が向いたときに。

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さとう はじめまして 2000年06月16日(金)23時01分17秒

こんにちは。一月ぐらい前からROMしていたものです。とうとうターシャムオルガヌムがでたのですね。昨日大阪の天満橋のジュンク堂でさがしていたのですがみつからずまだ私は入手できないでいます。今週末には入手できると思いますから楽しみです。去年の末ぐらいからグルジエフ、ウスペンスキーに興味をもちはじめいまいろいろ文献を取り寄せながらよんでいます。ちょうど今日モーリスニコールの本とベネットの本がおくられてきました。読書会の話題がほかの参加者のかたからでていますね。わたしもそういった読書会には興味があります。私は大阪に住んでいますので大阪にもそういった会があればぜひ参加したいと思っています。まだまだわからないことだらけですがみなさまよろしくおねがいします。

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小森 re:読書会 2000年06月16日(金)16時58分04秒

Swami Veet Sandehさん、こんにちは。
読書会は、今のところやってないです。この掲示板が、一種のウスペンスキーの読書会の場代わりでした。
ボードリーダーの居住地が東京と大阪で離れているもので、なかなか。でも、私は時々東京に行きますので、人数がある程度集まるなら、読書会をやってもいいですね。
「西新宿エニアグラム」の会では、ウスペンスキーの弟子のモーリス・ニコールの講義録を英語で読書会しているようですが、HiROSHiさんも、モーリス・ニコールがお好きで、自力で訳しているのがあるそうで。

もしやるとしたら、読書会のテキストとしては、モーリス・ニコール「グルジェフとウスペンスキーの心理学的注解」あたりが私としてはいいかなと思いますが、他にも取り上げたいテキストはまだ色々ありますね。『ターシャム』か、他のウスペンスキーの著作でもいいですし(他のテキストでももちろん可)英語で読む意欲のある方が何名かいれば、私と高橋さんをリーダーにして開催してもいいと思います。参加希望者は、この掲示板で募りますので、言ってください。

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小森 大阪の本屋で確認 2000年06月16日(金)16時44分43秒

今日は大阪に出て『ターシャム』を確認しに行ってきました。ジュンク堂書店には平積みしていました。が、梅田・紀伊國屋書店で置いていないのに腹をたてて、店員に聞いたら、下の引き出しから一冊取り出すというテイタラクで、紀伊國屋書店は1980年代は精神世界の棚は充実していたのに、最近はダメだなあと思います。
旭屋書店でも見当たらず、女性店員にきいたら「グルジェフと並べられている人ですよね?」と、名前を知っていただけ、ポイント高し。しかし、まだ未入荷だとか言ってましたよ。新刊の通知をファックスでもらって、注文を出したのに、入ってないって??

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Sandeh 読書会? 2000年06月16日(金)01時12分04秒

過去の掲示板に読書会のことがありますが、今はやっているのですか?
世田谷に住んでいるので会があるなら声をかけてください。

正直申し上げて、私はウスペンスキー始め皆様のように思考センターを
使うのが上手でありません。ロドニー・コリンの流れをくむスクールで
経験・観察した範囲では、私の機械は運動センターの感情パートに重心があるようです。
私の苦手なアングルをこの機会に充足できたら、などと思ってしまいます。
特に西洋哲学に詳しい方のようですね。
ニーチェのことなど掘り下げている様子を読ませていただくと抱いていた興味が
生き生きしてきます。テーマはページから離れますが、ワグナーの問題などです。西洋のクラシック音楽が好きなもので。

このページの関連書籍は翻訳物は全て、英語版はいくつかを読んでいます。
ムラヴィエフとウスペンスキーというテーマが私のリクエストですが
予定あります?二人のシステムについての話など興味あります。

私にはあまり持論めいたものはないのですが、道における帰依の重要さを見落としているようにウスペンスキーを感じています。素晴らしい人なのは前提として
ですのでページへの反論とは解釈しないでくださいね。
先ほど書いたスクールではグルジェフとウスペンスキーについてこういう視点も
提示していました。覚醒した意識であっても地上において生き何かを伝えていく
過程ではそのタイプ・機械の制限を受ける、というものです。たとえばウスは思考Cに重心があり、グルは本能Cに重心があったうんぬんということです。
私はそれを自然なとらえかたに感じて受け入れてゆきましたがいかがでしょう。
それだけで解決がつく問題ではないでしょうが、核心に迫るためには役立っていく
とらえかたは多くあるように思います。

私はOSHOサンニャーシンですが、多くの経験へとしむける方だったので多くの道に
触れる努力をしてきました。道によって修行体系もさまざまな中で覚醒という
共通項とは何なんだと強い疑問を感じていました。グルジェフ関連のスクール
もそうですがチベットの活物や日本のタモさんんなど覚醒していると感じる人には
接する機会を多く持ちたかったのです。そういう方法が正しいか不安でしたが
今となってはよかったとつくづく思います。
などと自己紹介も含めていろいろ書かせていただきました。

超宇宙論についてのコーナーは傑作ですね。
訳文しか読んでいませんが本当に印象薄かったですねあの本は。
そういうからくりだったんですね。あらためて正訳本を出す必要ありますね。

それと
お二人の掲示板上のテーマも興味ないわけではありませんが、私にとってすぐに
入り込むほど造詣深い分野でないため戸惑ってしまいます。
これは要望と意見ですが、本を見てからページを覗いても書き込みしやすい雰囲気
を創る方向はどうでしょう。覗く人は今後増えると思いますよ、かなり。(本当かな?)
お二人だけの期間が長いようなのでよくわかるのですが。
私も書き込みを一瞬躊躇しました。
掲示板上とメール上のやりとり区分が自然とできていくといいように思います。
意欲的なページなので感銘を受けています。読んでいると書きたいことが溢れて
しまい長くなってしまった。明日の仕事もきついからこのあたりでと・・・・






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高橋 RE:『ミルダッド』の時間論 2000年06月15日(木)19時21分21秒

『ミルダッド』の時間論は、初めて読みましたが、ウスペンスキーに比べてかなり表現が詩的ですね。「あらゆる〈時間〉は生の時間である」とか「〈時間〉の尾は頭とつながっている」という考え方はウスペンスキーの永劫回帰の思想にも出てきます。
 ウスペンスキーの時間論については、これから私のHPの「六次元の世界」のコーナーで詳しく論じていこうと思っています。

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小森 『ミルダッド』の時間論 2000年06月15日(木)00時55分53秒

私が翻訳刊行しましたミハイル・ナイーミ『ミルダッドの書』(壮神社)。
そこの18章に出てくる時間論のあたり、かなりウスペンスキーの時間論と通底するものがあると言えるのではないでしょうか。両者とも、バックボーンに神智学があるという点で共通しているのですが。

(以下、『ミルダッドの書』18章より引用)

あらゆる〈時間〉は生の時間である、私の同行者たちよ。
 〈時間〉には停止も開始もない。また〈時間〉には、旅人が英気を養い休息するために立ち寄る隊商宿もない。
 〈時間〉は自分自身と重なり合う一つの継続性だ。〈時間〉の尾は頭とつながっている。〈時間〉では何物も完成されず、何物も追放されない。何物も始められず終わらされない。
 〈時間〉は感覚によって創造された車輪だ。それは、感覚によって〈空間〉の虚空を巡らされる。
……
人間は車輪の中の栗鼠にそっくりだ。〈時間〉の車輪を回転するよう仕向けた人間は、その動きに虜にされ、その動きに運ばれてしまうため、もはや自分自身がその動かし手であるとは信じられなくなり、ぐるぐる回る〈時間〉を止める「時間さえ見出せない」ことになってしまう。
 そして人間は、砥石を舐める猫にそっくりだ。その猫は、自分の舌からにじみ出る血を砥石からにじみ出る血だと信じて舐める。人間は、〈時間〉の縁で流されるおのれの血を〈時間〉の流す血だと信じて舐め、〈時間〉の車輪の輻(や)によって引きちぎられたおのれの肉を〈時間〉の血と肉だと信じて貪り喰う。
 〈時間〉の車輪は、〈空間〉の虚空を巡っている。〈時間〉と〈空間〉のうちにあるものしか知覚できない感覚器官によって知覚されるすべてのものは、その車輪の縁にある。だから事物は現れては消え続ける。〈時間〉と〈空間〉内のある点で消滅したものが、別の点で現れる。ある者にとって上りつつあるものが、別の者にとっては下りつつある。ある者にとって昼であるものが、別の者にとっては夜である。それはすべて、見る者が「いつ」「どこ」にいるかにかかっている。
 仲間たちよ、〈時間〉の縁にいるものは、〈生〉と〈死〉の道にいる。というのも、円を描く動きは決して終焉に到ることはなく、消滅することもないからである。そしてこの世におけるいかなる動きも、円を描く。
 ならば人間は、この〈時間〉の悪循環から決して解放されないのだろうか?
 いや、人間は解放に達する。なぜなら人間は、神の聖なる〈自由〉の相続人なのだから。
 時間の車輪は回転するが、その軸は永遠に静止している。
 〈時間〉の車輪の軸が神である。万物が〈時間〉と〈空間〉のうちで神の周りを巡るけれども、神は常に時間と空間を超越し、静止している。万物は〈神の言葉〉から生じるけれども、〈神の言葉〉は、神と同様に時間と空間を超越している。
(邦訳書156-160頁)

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高橋 RE:書店で見てびっくり!  2000年06月14日(水)22時58分55秒

Swami Veet Sandehさん、はじめまして。
書店で発見してびっくりされたとのこと、嬉しいです。
また読後感もお聞かせ下さい。
和尚の『ターシャム・オルガヌム』へのコメントもHPにアップしておきました。

>この出版社は半自費出版なのでしょうか。浅井さんの本も出版予定から
>二年以上もたって未だ出版待ちということもあり、
>出版社全体が採算を考えているようでこの手の分野は新刊を期待していませんでした。
自費出版ではありません。縁あって、コスモス・ライブラリー(大野純一代表)という出版社から出させてもらいました。出版業界全体が不況にあえぎ、採算の取れそうにない堅めの書籍の出版に及び腰になっている中で、続々と良書を刊行している同社の姿勢には本当に敬服します。この場を借りて深い感謝の意を表したいと思います。

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Swami Veet Sandeh 書店で見てびっくり! 2000年06月14日(水)01時14分19秒

英語で読むには難解だった。翻訳に感謝します。
まだ買っていませんが、来月に久々のインド・OSHOコミューン行きが予定されて
いますので飛行機内から読み始めようかと思っています。
興味深い文献をたくさん紹介されていますね。
ゆっくりと、じっくりと今後にページを見てゆきます。
OSHOや浅井さんからこの本のことは聞いていましたので感激しました。
この出版社は半自費出版なのでしょうか。浅井さんの本も出版予定から
二年以上もたって未だ出版待ちということもあり、
出版社全体が採算を考えているようでこの手の分野は新刊を期待していませんでした。ありがとうございます。

イワンの紹介中で、魔術師が人生を捧げるよう要求する場面も興味深い
ものがありました。私も若いころに同じような文句をOSHOの本に見つけて
結局は彼に賭けることにしました。本当に魔術師の言うとおりになったと
感じています。

小森さん・高橋さんはどのようなワークを実践してこられたのか
よかったら紹介してください。

また掲示板に立ち寄りますので、おやすみなさい。


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小森 ご苦労さまです 2000年06月12日(月)20時11分59秒

高橋さん
「ターシャム」の連載紹介ご苦労さまでした。
ウスペスンキー思想への紹介・入門として、とても有意義な連載だったと思います。
そのうちウスペンスキー研究読本なども制作したいものです。

こないだの英文の比較ですが、語感としてはどうも『ターシャム』の訳本は、ブラグドン訳の方がよさそうに思えてきました。同じ内容のことを述べているなら、語数が少ない方が絶対表現的にはいいにきまってると思いますので。私も1925年版がほしくなってきました。

HiROSHiさん
遠慮なさらず、どんどんご参加ください。
「オソキン」訳出は、偉業ですよ。

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高橋 ターシャム・オルガヌム(48) 二次元世界(8)  2000年06月11日(日)19時26分38秒

 いくつかの色に塗り分けられた車軸を持つ車輪が、二次元存在の住む面を通って
回転しているのを想像してみましょう。車軸の運動は、二次元存在には面の上にあ
る線の色の変化とみなされるでしょう。面存在はこれらの変化を「現象」と呼び、
これらの現象を観察して、その中の特定の連続性に気づくでしょう。黒い線は白い
線に変わり、白は青に、青はピンクに変わります。何か他のものが白い線の出現と
関係していれば(例えば鈴の音など)、彼は白い線が鈴の音の原因だと言うでしょ
う。二次元存在の意見では、変化する線の色は「面の上に」何らかの原因を持つに
違いありません。「面の外部に」原因が存在するという可能性は、あまりに幻想的
であり非科学的すぎると言って否定されるでしょう。彼には決して「車輪」をイメ
ージすることができず、面の外部に車輪の別の部分があるということを想像できな
いからです。線の色の変化を研究し、その順番を知った後で、面存在は、例えば青
の線を見て、黒と白の線はすでに過ぎ去り、消滅し、存在を止め、過去に消えてい
ったと思うでしょう。その一方で、黄色や緑などの線、そしてやがてやって来る
「新しい」白線と「新しい」黒線はまだ存在せず、未来の中にあると考えるでしょ
う。
******************************************************
『ターシャム』訳本が出版されましたので、この掲示板上でのターシャム紹介は
そろそろ打ち切りにしようと思っています。今は原本では(全23章のうち)第
6章にあたります。残りの部分にご興味を抱いた方は是非直接本にあたっていた
だきたく存じます。



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HiROSHi Re:訳あり!? 2000年06月11日(日)17時06分01秒

高橋、小森 ご両人様
昨日は「ターシャム・オルガヌム」(読むのはまだ先になると思います)を見つけたことも含めて、一日中がグルジェフ・ウスペンスキーに関わっているような日で、最後にこのHPにたどり着いて、思わず書き込みをしてしまったものの、すぐに思い直して、削除を試みましたが、削除はできないようですね?
HPというものの機能がよく分かっていないし、突然の情報量で、いまだにちゃんとは見ていません。
それはともかく、OSOKINについて。
私にとって翻訳は、自分自身に必要があってのことで、辞書との格闘といった感じです(この点では、DEVILにはあまり必要性を感じない)。ですから、とくに大きく的をはずしているということはないとは思いますが、自分ではくっつきすぎていて分からなくなっているということもあるので、OSOKINの訳を第三者に、特に英語に堪能な人に見てもらいたいということは思って来ていたので、読んでもらえて、アドバイスをいただけたら、願ってもないことです。

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小森 訳あり!?(驚) 2000年06月10日(土)22時23分04秒

HiROSHiさん、はじめまして。
もう『ターシャム』の訳本を購入されたのですか? 

『イヴァン』の翻訳をおやりとは、嬉しい驚きです。自分で訳そうかと言いつつ、まだ手つかずでしたから、日本語で刊行したい本の一つだったので、是非読ませてもらえませんか??〜〜 

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高橋 RE:はじめまして  2000年06月10日(土)21時35分34秒

HiROSHiさん、はじめまして。
もう訳本を購入されたのですか?  

>個人的に「IVAN OSOKIN」は訳了していて、今は、「Talks with a Devil」の>訳を進めながら、これを訳す必要があるだろうかなどと感じていたところでした。

それは嬉しい驚きです。私はまだこの2冊には手をつけていません。
今は、『ア・ニュー・モデル・オブ・ザ・ユニバース』の訳を進めていて、全体の3分の1は終わったかな、というところです。
IVAN OSOKINの訳は是非拝見したいです。
またのご来訪お待ちしています。


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HiROSHi はじめまして 2000年06月10日(土)20時17分01秒

まさかの「TERTIUM ORGUNUM」訳本で、このHPを知りました。
個人的に「IVAN OSOKIN」は訳了していて、今は、「Talks with a Devil」の訳を進めながら、これを訳す必要があるだろうかなどと感じていたところでした。
こんなHPがあるとは思いもしなかったので、ちらっと見ただけで、今は軽い混乱状態にあります。
落ち着いてから、改めて訪れます。

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小森 『ターシャム』まだ本屋では未確認 2000年06月10日(土)11時09分02秒

高橋さん
エニアグラムの記事については、画像があって、他の文章記事よりファイルが大きいため、一つのファイルにまとめたら重くなりすぎるかもしれないので、今のままでいいかもしれませんね。
その場合、各(1)〜(12)の全記事のアタマか末尾に、他の各11項目すべてにジャンプできるのを用意すると親切だと思います。ブックマークをはれば、他のファイルからでもそこに飛べるようにできますから。グルジェフとウスペンスキーの記事(1)〜(9)の各項目を、トップページに残しておいて飛べるようにもしておけますし。

ここの敷居が高いのは、まあオーケーではないかと思います。ウスペンスキーに興味のない一見さんは立ち入りお断りでしょう。

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高橋 RE:HPの連続記事について  2000年06月10日(土)00時13分03秒

小森さん
HPに対するアドバイスどうもありがとうございました。
すみやかに善処する(笑)よう努めたいと思います。

HPを見られた方から「長文は読むのが苦痛」「(多くの人に読んでもらいたいなら)もっとやさしい言葉にした方がいい」という感想も寄せられていますが、
確かにこの掲示板も含めて「敷居が高い」という感じは私自身なくはないので、
できる限り読みやすく参加しやすいものにしていきたいと思っております。

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小森 HPの連続記事について 2000年06月09日(金)00時12分10秒

高橋さん
HPのウスペスンキーに関する記事はどれも興味深く読ませてもらっております。

ところで、これは形式的な話ですが、あれぐらいの長さの連続記事でしたら、ファイルとしては一つにまとめ、(1)〜(9)といった項目は、ブックマークをはって、そこに飛べるという形式にした方が、閲覧者にとっては便利で見やすいと思うのですが、いかがでしょう。

見本としては、そうですね、私のHPの「読書録」⇒「著者別索引」のところを覗いてください。上の方に「あ行」「か行」「さ行」……となっていて、そこをクリックすると、同じファイル内の「あ行」「か行」「さ行」……に飛べるようになっていますよね。ああいう感じです。

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高橋 ターシャム・オルガヌム(47) 二次元世界(7) 2000年06月07日(水)23時42分57秒

 面存在は円または四角形の中心に触れることはできません。我々が球や立方体の
中心に触れることができないのと同じです。さらに、二次元存在は「中心」という
ものについて理解することさえできません。というのは彼は中心が何を意味するか
分からないからです。

 面の外部、(彼の)空間の外部で起こる現象について何の概念も持たないため
に、面存在はすべてが面の上で起きていると考えるということはすでに述べまし
た。彼はこれらすべての現象が面の上で起きていると推測して、お互いに因果関係
でつながっていると考えます。すなわち、ある現象は「その面上で起きた」別の現
象の結果であり、それはまた「面上における」別の現象の原因となると考えていま
す。

 いくつかに色分けされた立方体が平面を通過したとすると、立方体全体とその動
きは、二次元存在にとっては面上の線の色の変化に見えるでしょう。従って、青い
線が赤い線に変わったら、面存在は赤い線を「過去の出来事」と考えるでしょう。
彼は赤い線が今もどこかに存在しているとは考えられないでしょう。同じ線が何か
の物理的理由で「青くなった」のだと思うでしょう。立方体が逆に動いて、赤い線
が再び青い線に変わったら、面存在にとってそれは「新しい現象」でしょう。彼は
線が再び赤くなったのだと言うでしょう。

 (面が水平であれば)上と下にあるもの、(面が垂直であれば)右と左にあるも
のは、面存在にとっては「時間」の中にあるもの、すなわち過去と未来に属するも
のに思われるでしょう。その面の外部にあるものは実際に存在せず、すでに過去の
もの、消滅し、もう戻ってこないものとみなされるでしょう。あるいは、未来のも
の、まだ存在せず、潜在的ではあるがまだ現れていないものとみなされるでしょ
う。

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小森 解説の誤記 2000年06月06日(火)14時28分36秒

いま自分が書いた『ターシャム』の誤記に気づいてしまいました。
ウスペンスキーの誕生日は三月五日がただしいのに、五月五日と私書いてますね。これは、私の資料からの写し間違いでした。お許しあれ〜再版になったら訂正してください〜〜

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高橋 RE: 「ターシャム」14章冒頭  2000年06月05日(月)22時55分48秒

ウィルソンの引用は、1925年の初版本の文章です。
初版本のほうが言いたいことがダイレクトに伝わってくるというのは僕も同感です。ウスペンスキーの秘書が訳し直したものは正確さを期するあまり瑞々しさが失われているという気は確かにします。
confused(ごったまぜに)に関してのご意見も、なるほどと思いました。
人間は高次元を「ごたまぜに」知覚しているのか、「ぼんやりと」知覚しているのか、はたまたまったく知覚していないのか…たとえば二次元存在は三次元をどう知覚していると表現すればよいのか? 僕もちょっと考えてみたいと思います。

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小森 前発言の追加と補足 2000年06月05日(月)02時09分03秒

この箇所は、ウスペンスキーの卓抜な比喩の一つですが、カタツムリが、「日光」「暗闇」「雨」をconfused(ごったまぜに)に感じているとした方が、高次元の類推のために、ぴったりくるような気がするわけです。つまり、人間の知覚が高次元のものをごった混ぜに受け取ることから混乱が生じていることになるわけですから。
現行版でみると「ぼんやりした知覚」となっています。これでも、言いたい内容は大差はないのですが、人間が現在の知覚を主観的には「ぼんやり」はしていないとみなしているので、そこのところが、「高次元のもの(要素)」を区別できず、ごった混ぜにして受け取っているとした方が、より直截で正確ではないかと考える次第です。

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小森 「ターシャム」14章冒頭 2000年06月05日(月)02時01分17秒

『ターシャム』の豪華三人推薦文は、私が選びましたが、コリン・ウィルソンの『ウスペンスキー』からひくのなら、44頁の次のような文章の方がよかったですね。いま少し後悔。
「『ターシャム・オルガヌム』を目の覚めるような興味深い本にしているのは、このさしせまった感覚と胸のわくわくする感覚である」
ところで同書41頁にある『ターシャム』からの引用(14章冒頭)が、高橋訳と少し違うので、気になって、ウスペンスキーの原典と、ウィルソンの本の原書を突き合わせてみました。すると、以下のように英文が違っていることがわかりました。
(↓現行流通版『ターシャム』より)
It seems to us that we see something and understand something. But in actual fact we have but a very dim sense of all that is happening around us, just as a snail has a dim sense of the sunlight, the rain, the darkness.
(↓ウィルソンの本より)
It seems to us that we see something and understand something. But in reality all that proceeds around us we sense only very confusedly, just as a snail senses confusedly the sunlight, the darkness and the rain.

1925年版と、現行版の両方をもっている高橋さんに質問ですが、上の箇所は、版によって変わっていますか?
ぼくとしては、現行版の表現より、ウィルソンが引用した表現の方が、より直截に言いたいことが伝わってくるように思うのですが。

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小森 『ターシャム・オルガヌム』届きました 2000年06月05日(月)00時17分51秒

昨日、待望のコスモス・ライブラリーから刊行された『ターシャム・オルガヌム』(高橋訳)が届きました。解説者(私)の名前など、表紙に刷らなくていいのに……。自分の本が刊行されたとき以上に、この本の刊行は嬉しいです。
一人でも多くの方に読んでいただきたい名著です。自分のところの第一掲示板でも宣伝をしておきました。

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小森 エドワード・カーペンターに訳書あり 2000年06月03日(土)18時43分03秒

愛の哲学/カーペンター[他]/創元社/1952 
世界大思想全集/第32/春秋社/昭和5 
文明・その原因および救治/カアペンター[他]/日本評論社/1949 
恋愛論/カーペンター[他]/三興書林/1946 
恋愛論/エドワアド・カアペン…[他]/大鐙閣/1921 
ワルト・ホイットマン訪問記/エドワード・カアペン…[他]/聚英閣/1919.10 

↑ 古い本ですが、エドワード・カーペンターに翻訳書がありました。国会図書館の目録で検索して発見しました。
ウスペンスキーが引用した文章は、もしかしたら上の「愛の哲学」あたりにあったかもしれません。

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小森 追加分 2000年06月03日(土)04時12分06秒

高橋さん、こんにちは。ホームページ追加分を見たら『私が愛した本』(和尚)のくだりが追加されてますね。『ターシャム』についての言としては、よいものでしょうね。この一節を読むと、未読のひとも読みたくなるでしょう。まあ、弟子が師を裏切ったという同じ本の中での和尚の言い分は、どうにも是認しがたいものがあるんですけどね。

ちなみに、RAJNEESH BIBLEには、やはりウスペンスキーの『新しい宇宙像』が欲しくて、大学生だったとき強引に指導教官から奪って入手したなんて話も出てきます(^_^;

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高橋 『超空間――平行宇宙、タイムワープ、10次元の探求』 2000年05月29日(月)23時03分38秒

今日本屋で『超空間――平行宇宙、タイムワープ、10次元の探求』(ミチオ・カク著、稲垣省五訳、翔泳社1994年)という本を見つけたので、買いました。
第二章「数学者と神秘主義者」の中ではウスペンスキーも登場し、ヒントンについてかなり詳しい記述があります。レーニンとボルシェビキ理論に四次元の概念が与えた影響などについても触れられているようです。
帯にでかでかと書かれた「新しい宇宙像」という文字を見て、おやおやと思いましたが、「タイムトラベルは可能か、四次元を超えた世界は存在するか、過去を変えることはできるか、平行宇宙への入り口は存在するか、といった疑問に気鋭の物理学者が挑む! 宇宙論の世界を揺るがした超弦理論の解説を含む、最先端現代物理学入門」(帯より)ということなのでひとつ勉強のつもりで読んでみようと思います。

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小森 ハーモニアス・サークル(8)戦火と流転の日々 2000年05月28日(日)22時46分39秒

ウェブ『ハーモニアス・サークル』第七章は、ロシア革命の戦火が広がり、モスクワやペテルベルクで活動ができなくなった状況下での、グルジェフとウスペンスキーたちの流転とワークの激動の日々を描いている。ウスペンスキーの回想によれば、国外脱出が必要なのを早い段階で悟ったそうです。しかし、グルジェフは強硬にロシアに残ることを主張し、グルジェフの故郷のコーカサスでのグループにウスペンスキーは参加します。ウスペンスキーはこのせいでもっと楽に脱出できたのに、適切な時期を逃してしまったと、後悔する発言をしています。ウスペンスキーは家財・財産を失い、革命軍の殺戮行為に直面しながら、決死の単独ロシア脱出を果たします。
一方グルジェフのグループは、革命がじきに鎮火するだろうとグルジェフの予測をあてにしていたようですが、どうにもならなくなり、中央アジアからトルコに脱出することになります。その間、グルジェフの家族で命を落とした者もいたようです。赤軍か白軍かをうまく使い分け、綱渡り的に逃避行を続け、イスタンブールでウスペンスキーと再会することになります。
気になる情報としては、ナチスで、シュタイナーの人智学を攻撃した、グレゴール・シュヴァルツ・ボストゥニッチは、ロシアでより偉大な精神的教師から学び、シュタイナーのどこが間違っているかも学んだと書いていることです。このボストゥニッチの教師というのは、もしかしたらグルジェフかもしれないとウェブは推測しています。

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高橋 ターシャム・オルガヌム(46) 二次元世界(6) 2000年05月25日(木)21時51分25秒

 静止した円が平面上にあるのを想像してみましょう。二次元存在にはこれは非常
に奇妙で理解を超えた運動をする線に見えるでしょう。

 面存在は決してこの運動を見ることはありません。彼はこの動きを「分子の運
動」と呼ぶかもしれないし、微少な目に見えない物質の粒子の運動と呼ぶかもしれ
ません。

 二次元存在にとっては、中心軸の周りを回転している円は、何らかの理解できな
い仕方で、静止している円とは異なって見えるでしょう。どちらも動いているが、
それは「違った運動」です。

 平面上にあって中心の回りを回転している円または四角形は、その「二重の運
動」のために、二次元存在は、現代物理学者が「生命現象」について考えるのと同
じように、理解不可能で測定不可能なものと考えるでしょう。

 かくして、二次元存在には、直線は動かない物質に見え、でこぼこな線や曲線は
運動する物質に見え、動く線は「生きている」物質に見えます。

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高橋 ヒントン・続 2000年05月22日(月)22時28分17秒

以下のサイトで、ヒントンやウスペンスキーの「四次元」の概念が芸術運動に与えた影響について解説されています。
http://www2.odn.ne.jp/artspace/infansdijest.htm#2okabe

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高橋 ヒントン 2000年05月21日(日)22時05分53秒

ヒントンの『科学的ロマンス集』本、とりあえず目を通しましたが、やっぱり奇妙な本です。彼の思考様式はかなり特殊なものだという印象を受けました。とはいえ興味深い洞察も含まれており、もう1度ゆっくり読み直したいと思います。
ヒントンの論文が読めるサイトを発見しました。
URL: http://eldred.ne.mediaone.net/chh/hinton.html

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小森 いよいよですか 2000年05月21日(日)01時54分57秒

いよいよ『ターシャム・オルガヌム』刊行ですか。
掲示板を読んでいる人のために、この名著をあらためて推薦しておきます。

この書物は、まったく新しいものの見方を呈示する野心的な名著です。
数学的な議論などは敷居が高く感じられるかもしれませんが、ゆっくりじっくり味読してください。その含意するところがつかめると、あなたは一驚を喫するでしょう。あるいは唖然とさせられるかもしれません。『ターシャム』を読む以前と読んだ後では、人生が変わってしまったように感じられるかもしれません。これは、それだけの内容をもつ一冊です。

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高橋 お知らせ 2000年05月20日(土)14時11分28秒

取り急ぎお知らせいたします。
『ターシャム・オルガヌム』日本語版全訳(高橋弘泰訳、小森健太朗解説、コスモス・ライブラリー)が6月初旬に配本されることになりました。
私のHPに目次をアップしておきました。
小森さん、出版までのさまざまなご尽力ありがとうございました。小森さんの存在なしにはこうした形での出版化は実現しなかったでしょう。
掲示板をご覧の皆様も、書店で見かけましたら是非手にとってみてください。

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小森 ヒントンの死因は 2000年05月19日(金)03時07分12秒

ヒントンは最後は自殺したみたいですね。ボルヘスの序文もわかりにくいが、そういう意味のことが書いてあります。
決定版ともいうべきグルジェフ、ウスペンスキー伝を書いたジェイムズ・ウェブも自殺しているそうですし、関連人物に自殺者がなぜか多いのが気になります。

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小森 ボルヘスとウスペンスキー 2000年05月19日(金)02時42分48秒

「科学的ロマンス集」の序文を書いているボルヘスは、広汎な読書家ですね。
この序文だけでなく、岩波文庫の「奇談集」でもウスペンスキーの「ターシャム」と「ニューモデルオブザユニバース」に触れているところがあります。

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高橋 科学的ロマンス 2000年05月18日(木)22時15分50秒

ヒントン『科学的ロマンス集』やっと見つけたので買いました。
まだ読み始めたばかりですが中々面白そうです。
しかし訳者の人が書いているヒントン評の「数学と文学の結合を試みたヒントンは、けっして文才があったとは思われないが、人にインスピレーションを与える作品は残した」というコメントが面白かった。クロード・ブラグドンなんかもでてきていろいろつながりが見えてきたような気がします。感想はまた後日。

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高橋 ターシャム・オルガヌム(45) 二次元世界(5)  2000年05月15日(月)22時41分44秒

 二次元存在にとって静止した物質は直線だけであり、でこぼこな線や曲線は彼に
は動いて見えるだろうということは前に述べました。では、「本当に動いている
線」、つまり面を通過して(または面に沿って)動いている物の断面を囲む線につ
いてはどうでしょうか。それは二次元存在には理解不可能なもの、測定不可能なも
のを含んでいるでしょう。彼にはそれは自立した、生命を持ったものに見えるでし
ょう。この理由には二つあります。二次元存在は動かない(彼らにとっては動いて
いるのだが)角度や曲線を測定することはできますが、それはまさにそれらが動い
ていないためです。しかし彼らは「動く」図形を測定することはできません。その
動きは彼らのコントロール外にあるからです。その変化は物体全体の特性とその動
きに依存しているが、二次元存在はその断面のみ、全体の一部のみを知っているに
過ぎないからです。物全体の存在を知らず、その運動を側面や断面に内在するもの
とみなしているため、彼は動く線を「生き物」とみなすでしょう。彼はそれらの線
が普通の物体にはない“何か”――生命エネルギー、魂さえも――を持っていると
考えるでしょう。この“何か”は二次元存在には知ることのできないものです。な
ぜならそれは理解を超えた物の理解を超えた運動の結果だからです。

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高橋 ターシャム・オルガヌム(44) 二次元世界(4) 2000年05月11日(木)20時07分44秒

 おそらく間違いないのは、面存在は「角度」を彼自身の主観的な表象とみなし、
この主観的表象に対応する客観的な現実が存在するかどうかを疑うであろうという
ことです。しかしそれにもかかわらず彼はこう考えるでしょう。測定可能な活動が
存在する以上、そこには原因があるに違いない。そしてその原因は線の変化、すな
わち運動の中にあるに違いない、と。

 面存在は彼の見る線を「物質」と呼び、角度を「運動」と呼ぶかもしれません。
そして、角度を持つでこぼこな線を「運動する物質」と呼ぶでしょう。彼にとって
は、その特性から、そのような線は運動する物質と完全に対応しています。

 面存在が住む面の上に立方体を置くと、二次元存在にとっては全体としての立方
体は存在せず、面と接触している四角形の部分のみが存在します。すなわち、立方
体は周期的に運動する線として存在します。同じように、面を通過して面の外部に
ある立体の他のすべての部分は、二次元存在にとっては存在しています。彼が感知
できるのは接触面と断面だけです。しかし、これらの表面(断面)が動いたり変化
したりすれば、きわめて自然に二次元存在は、変化や運動の原因はそれ自身の中に
ある、すなわち運動の原因は平面の中にあると考えるでしょう。

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小森 ヒントン「科学的ロマンス集」 2000年05月09日(火)23時53分29秒

ヒントン「科学的ロマンス集」とリットン「ザノーニ」を読みました。どちらも19世紀イギリスでうまれた不思議で変てこな小説です。リットンの感想はおきまして、ヒントンですが、序文でボルヘスがちゃんとウスペンスキーの『ターシャム・オルガヌム』との関連に触れています。ヒントンは最後は自殺したみたいですね。「科学的ロマンス集」という題の二冊の短編小説集があり、国書刊行会の本に載っているのは、その中の中編「ペルシャ人の王」と、「第四次元とはなにか」「平面世界」という二つの論文です。論文は「ターシャム」とかなり関連が深い議論をしていますね。ウスペンスキーの高次元把握の方が洗練されていますので、ヒントンはこの分野では、ウスペンスキーのステッピングストーンになったというべきでしょうか。国書刊行会の本に載っている論文は、ヒントンの主著『第四次元』とは、内容は別ですが、主張はかなり共通しています。
「ペルシャ人の王」もかなり奇怪な小説です。途中から数学論文みたいになりますし。

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高橋 ターシャム・オルガヌム(43) 二次元世界(3) 2000年05月09日(火)21時43分43秒

 ウスペンスキーによれば、面存在がどうやって四角形を調べるかをイメージして
みれば、面存在にとって四角形は必然的に「運動体」であるに違いないことが分か
ります。面存在が四角形の一つの角に向き合っている場面を想像してみましょう。
彼には角が見えません。彼の前には一本の線があり、その線は非常に不思議な特性
を持っています。彼がこの線に近づくにつれて、二次元存在はその線に奇妙なこと
が起こるのを見ます。一点だけは同じ場所にあり続けるが、両側の他の点は後退し
ているように見えます。繰り返しますが、二次元存在は角度という考えを持ちませ
ん。外観上は線は過去と同じままに見えます。しかし、疑いなく何かがそれに起こ
っています。
 面存在はこう言うでしょう、「線は運動しているが、それがあまりにも急速なの
で止まっているように見える」と。この面存在が角から離れて、四角形の一辺に沿
って動けば、線は動かなくなるでしょう。角に達したら、彼は再び線の運動に気づ
くでしょう。四角形の周囲を何度か回ると、この線には「規則的で周期的な運動」
が起こっているという事実を彼は確信するでしょう。平面存在の知性にとっての四
角形の概念とは、周期的に運動する特性を持ち、その運動は目では識別できないが
(分子の運動のように)明確な物理的作用を持つもの、です。または、一本の複雑
な線の中で静止と運動の瞬間が周期的に交替しているという考えを持つかもしれま
せん。そして、彼には四角形が「回転する物体」に見えているという可能性はもっ
と高いでしょう。

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高橋 フランシス・ロールズ博士 2000年05月07日(日)22時22分07秒

The Bridge を読んだ限りでは、ウスペンスキー晩年の重要な側近、そして
ウスペンスキー死後のColet Houseの継承者としてDr.Francis Rolesの役割は
決して見過ごせないという気がしてきました。
ウスペンスキーの死後、パリのグルジェフの下に集った弟子たちが多い中で
敢えて踏みとどまった博士のその後の軌跡も含めて興味が尽きないところです。

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高橋 『ザノーニ』 2000年05月04日(木)23時45分34秒

E.ブルワ=リットン『ザノーニ』とりあえず読了しました。
これは確かにおそるべき傑作です。
感想はそのうちHPにでもアップしようと思います。(ただし未読の方は、ストーリーを知ると興が醒めるのでお読みにならないほうがよいかもしれません。)
しかし作者リットンはディズレーリと同時代の政治家だったというのを知るにつけ、つくづく英国という国の懐の深さを思い知らされます。

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小森 ザノーニとヒントン 2000年05月04日(木)22時36分31秒

「ザノーニ」は所有してますが、未読でした。買ったのは1985年──わー、15年以上も未読のままの本だぁ。重要な小説であることは存じています。アレイスター・クロウリーのお勧め本リストにも載っていますね。

ヒントンの訳書があったのは見落としです。これは入手しなくては。貴重な情報ありがとうございます。

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高橋 ザノーニ&C.H.ヒントン 2000年05月03日(水)00時03分12秒

ブルワ・リットン著『ザノーニ』(国書刊行会、1985)という小説はヨーロッパ密教に関心のある方にとっては興味深い読み物だと思います。ブラバツキーの『ヴェールを剥がされたイシス』にもしばしば引用されていることからも分かるとおり、一九世紀のオカルト小説の中でも最高峰に位置する作品ではないかと思われます。帯によれば、「薔薇十字、フリーメーソン、カバラの秘儀を小説化し」、著者が「占星術と隠秘学に関する中世に書かれた著作を読んで、長年彼が考え抱いていた理論を具体化したものである」そうです。もう絶版になっているはずですが、先日古本屋で見かけたので即購入しました。

あと、昨日書いた『ピーター・ブルック回想録』の参考文献欄によると、C.H.ヒントンの『科学的ロマンス集』J.L.ボルヘス編纂、バベルの図書館、宮川雅訳(国書刊行会、1990)という本が出ているらしいです。

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