メタセコイア
「生きた化石植物」?

Metasequoia glyptostroboides Hu et Cheng

スギ科の落葉高木



神戸市立森林植物園
西門左手辺り

今から約3500万年前、神戸市から三田市にまで及ぶ大きな湖がありました。これを「古神戸湖」と呼んでいます。

1941年(昭和16年)に香川県出身の三木茂博士が、約200〜300万年前の地層からセコイアに似た化石を発見し、メタセコイアと命名しました。
どうやらこの広大な湖の周りにはメタセコイアが茂っていたようです。
そして、
約100万年前には恐竜達と共に絶滅したと思われていました。

しかし1945年(昭和20年)中国四川省で神木として生きているメタセコイアが見つかり、「生きた化石植物」と呼ばるようになりました。

カリフォルニア大学教授チェネーが、その親木から採った種子をアメリカで育成させ1949年(昭和24年)天皇陛下に100本を献上したそうです。

そのうちの3本の苗木が神戸市立森林植物園に配布され、今でもその時植樹されたメタセコイアが西門入っての左手に大きく元気に育っています。そして挿し木によって増えたメタセコイアが園内のいたるところで私達を迎え入れてくれます。

公園や学校、街路樹等でよく見かけるメタセコイアに、こんな歴史があったなんてとても不思議です。
チェネー教授が植樹をして献上してくださらなかったら、こんなに身近に見れなかった訳ですね。

*資料は神戸市立森林植物園内の展示、植物辞典等を参考にしました。