2006年4月20日のテーマ 判らぬ日本の外交
外務省には我々と違って山ほど情報が集まり、頭のよい連中がそれらを分析しながら外交を行っているのだから、することにはそれなりの意味もあり妥当性もあるのだろうが、最近の行動は判らないことだらけだ。
先日6カ国協議の各国代表が日本に集まった際、外交力を発揮し協議再開の糸口を見つけることも出来たかもしれないのに(事実中国代表は前向きの姿勢を見せていた)いきなり横田恵さんの夫と思われる人のDNA鑑定の結果を発表し、北朝鮮の態度を硬化させてしまった。
鑑定結果はなにもこの時期に発表する必要性はないのにである。
拉致問題の解決なくして日朝国交正常化なし、ではあっても、6カ国協議はそれとは別の筈だ。
今の米朝関係を考えれば、日本がいくら努力しても無駄だと考えたのかもしれないが、協議再開に努力しているという姿勢を見せてもよいではないかと思う。
これでは協議が始まらないように努力しているようなものではないか。
北朝鮮の核の問題に最も影響を受けるのは日本であり、核を放棄させる為には話し合いか戦争しかないのだ。
核の放棄はなにより大切であり最大限の努力を傾けねばならない。
北朝鮮がなにか仕掛けて来たら日米安全保障条約があるから大丈夫、彼らの軍事力は大したことはないなどという楽観的な見方は放棄しよう。
その気になれば彼らが日本でテロ活動を開始するだけで、日本は壊滅的な被害(特に経済面で)を受けるのだ。
北朝鮮が自分達は関知していないとしながら、北朝鮮同調分子を操ってテロ活動させることなどわけないのだ。
その時に証拠もないのに安保条約は発動されるのだろうか。
発動される筈ないではないか。
今威勢の良いことを言って経済制裁を叫んでいる人いる人達も、とたんに弱腰になり金正日様経済援助しますからどうかテロをする人達をなだめてください、などと言い出すのではないか。
筆者は戦時中威勢のよかった人ほど、戦後はアメリカ一片道になったり、極左運動に走ったりするのをいやというほど見てきた。
要は本当に腹を据えて交渉出来るか否かなのだ。
そして最後まで相手の立場に立って、粘り強く平和的に交渉すべきなのだ。
外務省が北朝鮮の内部崩壊が近い、という情報を持っているのならなおさらである。
一方いま竹島付近の海洋調査の問題で韓国と揉めている。
領土問題というのは世界中にあり、大体双方に言い分があるものだが、韓国はまるで日本が竹島を取り返しに来るかのような騒ぎだ。 日本の調査船が来たら拿捕すると言っている。
おりしも横田恵さんの夫の問題で及び腰の韓国と協調しようとしているときなのにである。
そもそも調査船を派遣しようとすれば大騒ぎになることは始めから判っていることではないか。
それなのに何故派遣しようとしたのか。
一説では国際会議で韓国が竹島付近の海底の名前を韓国名にする提案の阻止のためだという。
韓国が提案しなければ調査船も派遣しない、とのことだ。
なんとも姑息なことだ。
これは韓国が提案すれば日本が反対しても承認されてしまうからではないのか。
さすれば竹島が韓国の領土であることを国際社会が認めているということではないのか。
これが公になると困るから、調査船派遣などと言い出したのではないか。 どのような決着が付けられるのかわからないが、安倍官房長官が言うように、国際法上なんの問題もないのであれば、 韓国が強硬な態度を取っているからと言って派遣を取りやめるようなみっともない真似はしないで欲しい。
小泉首相が靖国の参拝を続けていることと、本質的には変わりないのだから。
威勢がよい安倍官房長官、麻生外務大臣、のお手並み拝見と言うところだ。
それにしても日本の外交ちょっとおかしいのではないか。
  

以   上

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