2006年1月13日のテーマ 新春株式談義

明けましておめでとう御座います。
このへそ曲りのパスカルの論評、今年も続けますので宜しくご贔屓願います。
さて、今までの論評を振り返ってみると、世のマスコミと正反対の、或はマスコミの気がつかなかった点についての指摘や主張が殆どであるが、概ね正しかったと自画自賛している。
そしてこのことは、いかに世のマスコミがなっていないかということで、そのマスコミにミスリードされた世論などは果かないものだと理解すべきでは無いだろうか。
もっとも人はさまざまで、価値観は異なっているし、事実の認識ですら意見の異なる人もいるくらいだから、この論評を不快に思われる人が多々あるだろうことは致し方ない。
だが結果が全てだと言いたい。
本題の株談義だが、最近は個人の投資家が増えて、筆者の周辺からもいろいろ質問が寄せられる。
そして一番多いのが何を買ったら良いのか、という質問である。
冷やかしなら兎も角、真面目にこういう質問をする人は大体において株の投資をするのに向いていない。
せいぜい電力株でも買って、配当を楽しみにするくらいがよいだろう。
自ら考えようとせず、判断を他人に委ねてしまうと(参考にするのは良い)、あまり好結果は生じない。
2年前、もうこれ以上株は下がらないとこのパスカルの論評で指摘したが、この頃少しでもでも株式投資をした冒険心のある人が、株に向いているし、評論家や株屋(証券会社)のいいままに成らないことが大切なのだ。
だが普通の人は、自らの判断が間違ったことを認めるのが嫌いだから、判断を他人に任せておいて、もし結果が旨くいかなければ誰某が薦めるから買ったのに下がるとは怪しからんと嘆いたりする。
つまり悪いのは自分でなく他人なのだと自らを納得させるのだ。
このような自己責任を認めたがらない人も、株式投資をする資格がない。
こう言ってしまうと実も蓋もないが、では、もうこれ以上株が上がる余地はないのかと問われれば、そんなことはないから投資しなさいと答えたい。
昨年末に当欄で今年日経平均は19000円を超えると予想した。
大方の評論家は、13000円から18000円のレンジと予想している。
総じて強気である。
「人の行く裏に道あり花の山」、これは株式投資の鉄則だ。
だから皆が強気のときは下がる、と考えるべきだろうか。
そうかもしれない。
だが筆者は逆に皆が予想する以上に上がると考える。
夢のような話だが、20000円突破もあるかもしれないとおもっている。
株価は、短期的には需給、長期的には業績で決まる。
市場が強気である反面、昨年株価が急激に上がったので、株バブルだ、いまにも崩壊するとの意見が根強くある。
著名な投資家ジョージソロスが、日本株はもうおしまいだ、と言ったとの報道が結構大きく取り上げられた。
バブルがはじけて日経平均が20000円まで下がった頃、盛んに有力外国投資ファンドの日本株下げ止まり説が流されたことを思い出す。
各週刊誌も株式欄をだんだん大きくしているくせに、バブルだから危ないぞという記事を毎週のようにのせている。 こうした状況のときはまだ上がる。
日銀は量的緩和政策を云々しているが、預金金利は配当利回りよりはるかに低いし、株価抑制の政策が取られているわけでもない。
たとえこうした政策が打ち出されても、株価が下がるのは一時的であり、その後しばらくして上昇するのが通例だ。
外国人が買わなくなるというが、昨年四兆五千億円売り越した個人がこれからは買い越してくると見た。
今年はマスコミも15年前そうであったように、株式欄をいままで以上に充実させてくるだろう。
隣の人が株で儲けたと聞くと、我も我もと連なってくるのが中産階級庶民なのだ。
法人もM&Aや取引関係強化で買ってくる。
株価は将来を見越すが、今年の企業業績の好調はすでにかかくに織りこまれているにしても、来年分はまだだ。
政権の交代は誰が首相になってもマイナス要因だがそれも一時的、円高も怖くない。
もし東海大地震が来ても、これまた下落は一時的なものに過ぎないだろう。
だから日本株は安心して買える。
消費税の動向も、上げる時期や方法(例えば5%上げるにしても、毎年1%づつといったマイルドな方法)に配慮すれば充分こなせるだろう。
心配なのは日経平均が30000円の頃、日本経済は何一つとして心配する要素はないから50000円に成ると煽りたてた経済犯罪人、あの長谷川慶太郎が、またしゃしゃり出てきて、25000円になる等と言い出していることくらいだ。
筆者は予測した19000円になるまで、個別に売ることはあっても、よほどのことがない限り、大幅に売るつもりはない。
だからこの記事を読んで株を買った人がいたとしても、値下がりのリスクは自己責任、ダメージは筆者と同じということを理解して頂きたい。
最後にこれから株式投資しようという方に若干アドバイスをしておこう。
それは株式投資で資金を回転させながら(つまり売ったり買ったりしながら)、継続的に利益を得るのはきわめて難しいということだ。
何故か。
次回(再来週の始めの予定)はこの点について、株式投資する際の留意事項と共に論じる。
どちらも、あまり解説書に載っていないことだから、投資をする人の参考になると思うのでアクセスして欲しい。
  

以   上

今週のテーマに戻ります