2005年12月22日のテーマ 2006年経済予測

万巻の書物を読む学者の説が正しいとは限らないし、あらゆる情報を入手出来るアナリスト、評論家諸氏の予測でも外れることが多い。
だから素人ではあるがこのパスカルの論評も、年間の、また折々での予測を行ってきた。
自画自賛するのは面映いが、今までのところ、専門家諸氏より遥かに的中率は高い。
2005年の予測も、円高で対ドルレートは100円を割るとしたのは大外れだったが、その他は概ね当たっている。
株価は上昇、人民元は切りあがり、デフレの終息、賃金の上昇、人手不足時代の到来を予測したが、今から考えると当たり前のようでも、一年前はこれらを予測するアナリスト諸氏がどれだけいたか、検証して頂きたい。
また愛知万博も筆者が指摘した通り入場者数は大阪万博の三分の一、大阪花博をも下回った。
目標人数を大幅に切り下げて、大成功といっているのは大本営発表、これを鵜呑みにしてはいけない。
さて、本題の今年の経済(景気)だが、日経ビジネス誌が徹底予測するという十項目に挑戦してみた。
「1」株価
日経ビジネス・・・2006年は17000円前後。2008年頃に20000円。
パスカル・・・・・2006年は19000円に届く。その後は調整局面に入る。
「2」景気
日経ビジネス・・・2006年春に腰折れ。
パスカル・・・・・2007年まで上昇。
「3」脱デフレ
日経ビジネス・・・小売業は原料高の価格転換に慎重。(原材料インフレ製品デフレ)
パスカル・・・・・デフレは終息したのでインフレが始まる。
「4」バブル
日経ビジネス・・・不動産のファンドバブルに警鐘。
パスカル・・・・・強度欠陥ビルがでなければ大丈夫。
「5」郵政民営化後の資金の流れ
日経ビジネス・・・マクロの資金の流れは変らない。
パスカル・・・・・郵政民営化は2007年、だからノーコメント。(もう流れは変っている)
「6」公務員のリストラ
日経ビジネス・・・出先機関の統廃合が急務。(これが予測だろうか?)
パスカル・・・・・来年度は予定どうり減る。安倍が首相になったら腰折れする。
「7」人民元
日経ビジネス・・・10%程度の切り上げは不可避。日本経済に悪影響。
パスカル・・・・・5%程度。10%でも経済に影響無し。
「8」中国経済
日経ビジネス・・・景気後退局面の入口との指摘も。(他人の説を引用しただけ)
パスカル・・・・・成長率は下がるが、小幅にとどまる。
(ここはなにをもって景気後退というのか定義が定かでない)
「9」米国経済
日経ビジネス・・・住宅ブーム(崩壊)の行方が焦点。(これも予測ではない)
パスカル・・・・・住宅ブームは沈静化しても崩壊はしない。経済に大きな影響無し。
「10」原油価格
日経ビジネス・・・需要増供給不足は不変。80ドル突破。
パスカル・・・・・需給のバランスは取れる。80ドルにはならない。

以上であるがこの日経ビジネス誌の論調は全体としてペシミズム調に覆われている。
各説が矛盾し整合性が取れていない。
例えば中国、アメリカの景気が劇的に悪くなるといっているのに原油価格が大幅上昇するなどとしている点である。
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閑話休題。
年末年始に読む本として、パオロ・マッツアリーノ著「反社会学講座」「反社会学の研究報告」 をお薦めする。
題名は硬いがこれがとんでもないお笑い本で、しかも為になる。
「世の中のジョーシキを覆す知的エンターテインメント」(本の帯より)である。
  

以   上

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