2005年11月23日のテーマ 空騒ぎ?鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザが大変な問題になっている。
世界で一億五千万人死亡するとか、労働厚生省は日本でも参千弐百萬人罹患し、拾萬七千人死亡する可能性がある、などと発表している。
さあ大変だと巷は大騒ぎだ。
予防、治療薬タミフルはネット販売で十粒三万円の高値がついている。
鶏肉を食べるのは止めようとか、患者の出ている国に旅行するのは中止しようとか言う人もいる。
だがちょっと待って欲しい。
労働厚生省の発表には最悪の場合という形容詞がついている。
ではその最悪の場合というのはどのくらいの確率で起こるのだろうか。
10%か1%かそれとも宝くじの一等当選ぐらいの確率なのだろうか。
今から90年前に起こったスペイン風邪では世界で二千五百万人が死亡したとされている。
日本でも39万人が死亡している。
そんなことがまた起こるのだろうか。
絶対に起こらないと、素人ながら断言できる。
日本の場合、90年前と較べれば、防疫体制、衛生状態、栄養状況が遥かに良く、しかも特効薬がある。
飼育、流通の状況も患者や死者が出ている他のアジア地域とは全く違う。
鳥から人への感染は濃厚接触により起こるそうだが日本の場合そのような状況は極めて稀なのだ。
だから今回の鳥インフルエンザが人から人に感染するように変異し、スペイン風邪と同じ程度の伝染力を持ったとしても、その被害はスペイン風邪より遥かに、本当に遥かに低い筈だ。
インフルエンザを研究している専門家の意見を調べてみた。
すると鳥から人への感染は起こりにくいタイプであり、人から人へ感染するようになる変異も極めて起こりにくいという。
むしろ今回の騒ぎがあまりにも大きくなりすぎたので、たいしたことなく終わってしまうと、これを契機にインフルエンザに対して軽視する風潮が出てしまうのではないかと心配しているくらいだ。
だからせいぜいサーズ(SARS)程度で終息するのではないだろうか。
それが証拠に日本でも2年前に養鶏場でかなりの鳥がインフルエンザにかかったが、人への感染は無かったから死者も出ていない。
いや従来の商慣習にしたがっただけなのに、マスコミから人殺しと罵られ、世間を知らない新聞記者に吊るし上げられて自殺した、哀れな養鶏業者の老夫婦は死者として数えても良いだろう。
行政は絶対に大したことは無いなどとは言わない。
万一なにかあったら袋叩きになるし、責任を取らされるからだ。
医者もタミフルを売りまくってやろうと思っているから、大袈裟に危険性を煽る。
勿論製薬会社も然りである。
大したことは無いのに何かのきっかけで医者のところに人々が殺到し、健康保険の赤字を増大させることの無いように願う。
我々は冷静に対処する一方、鳥そのもののインフルエンザはなかなか無くならないだろうから、注意深く今後の推移に気をつけていさえすれば良いのだ。
  

以   上

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