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今表題の二つの問題が議論を巻き起こしている。
だが筆者の感覚でこれらを論じると一般的意見と少し違ってくる。
「イラク捕虜虐待」
アメリカに言わせると捕虜は戦争捕虜ではなくテロリストの捕虜だそうだ。
それだからと言って虐待して良いわけではないから、状況はいささか異なってくるが、犯罪的行為であることは変らないだろう。
だがしかし、戦争という行為はそもそもこうした残虐行為を引き起こすものなのだ。
ヴェトナム戦争の時だって、双方に残虐な、今回に似たようなことはそれこそ日常茶飯事だった筈だ。
戦争は人の心を荒廃させる。
何しろいつ自分が殺されるかわからないのだ。
昨日まで共に過ごした戦友を殺した犯人を見つければ、引っ叩きたくもなる。
捕まえた捕虜から仲間の居場所を聞き出さなければ、明日はまた誰かが殺されるのだ。
拷問だってしたくなるではないか。
ブッシュは吐き気を催す、といったそうだ。
戦争を知らない、お坊ちゃま大統領だからそんなことが言えるのだ。
同じように吐き気を催しているあなた。
あなたは刑事物の映画を見たことがあるだろうか。
相棒を殺した極悪非道の犯人を思わず殴りつけたり、さらにこの犯人を操る巨悪の居場所を白状させる為に違法行為を主人公が行っても、それを止める上司を白い目で見、乱暴だがヒーローである主人公に感情移入して応援したことはなかったか。
この手の映画や小説はそれこそ山ほどある。
勿論映画では主人公が正しいという描き方をしている。
だが映画であれイラクの現実であれ、状況は似たようなものなのだ。
わずかな例外を除いて、人間は自分が抹殺されそうになると、それを防ぐ為にはどんなことでもやる。
フセインであろうとアメリカ軍であろうと、やることは一緒なのだ。
チェイニーやラムズフェルドのようなウルトラ右翼は戦時中の日本と同じように、民衆を解放するための戦争だといっている。
馬鹿も休み休み言え。
戦時中の日本が多くの中国市民を殺したように、今アメリカ軍はフセインが殺した民間人よりはるかに多くのイラク民衆を殺しているのだ。
虐待に吐き気を催すのも結構だが、アメリカは嘗て日本に原爆を一個ならず二個まで落として、大量の非戦闘員を殺戮し、それを正当化して反省の片鱗たりとも示していないことにもっと吐き気を催して欲しいものだ。
筆者がここで言いたいことは、戦争は多くの罪無き人々の命を奪い、人間性まで抹殺してしまうからよくよくのことが無い限り他国まで出かけていってすることではないということだ。
日本は嘗て東洋のスイスを目指す、などといっていたが最近そんな言葉にトンとお目にかからなくなってしまった。
敵が攻めてきたらどうする、とよく言われるが、その予防のためには、筆者のかねてからの持論である抑止力の為の核兵器とミサイルを大量保有し、戦争放棄の憲法は堅持したほうがよいということを理解して欲しい。
「年金保険料未払い」
一般の給与生活者の厚生年金保険料はサラリーからの天引きである。
自分で振りこんでいるわけではないから、あまり自分で支払っているという意識がない。
筆者は今までに昭和40年代と50年代に転職したがその間に通算一年以上の仕事の空白期間がある。
この間国民年金保険料を支払うべきであったが、意識が無いから未払いである。
厚生年金は一部国民年金の代行をしているのだから、その部分の納付が止まれば、当然社会保険庁から催促がくる筈だが、そんなものは受け取らなかった。
だからごく自然に未払いとなり、当然ながら69歳の今その分給付が少なくなっている。
それを国民としての義務違反だ責任を取れと言われても困る。
およそ筆者のような転職をした人は多かれ少なかれ同じような経験をしている筈で、その人数はおびただしい数になるだろう。
あなたも同じ経験をすれば十中八、九そうなっただろう。
現在状況は変り、長期未納者には督促もしているようだが、それでも短期間の未納にまで細かく催促などしないのではないだろうか。
今保険料未納でその責任を追及されている政治家たちも、加入すべき保険機関が変ったときにこの現象が起こっているようだから、うっかりミスのたぐいではないかと思う。
もしそうなら、それをまるで詐欺師であるかのように追及するマスコミもおかしいし、その尻馬に乗って菅代表(この人は好きになれない)をつるし上げている民主党の若手代議士達も大人気無いと思うが如何だろうか。
国会議員から大臣に身分が変ったときにそれが起こっているようだが、支給される大臣の給与から保険料を天引きする制度になっていなかったから生じた事で、他意があるとは思えないし、本人或は秘書が不注意だったということだ。
こんなことで彼を辞めさせようとする尻の穴の小ささは、この党のいわゆる若手代議士たちの資質をあらわしている。
福田官房長官は辞任してけじめをつけたではないかという人もあるだろう。
だが彼の辞任の真相はもっと別のところにあると睨んでいる。
民主党がこの調子では、次回参院選で民主党が勝つとした筆者の予想も外れるかもしれない。
もっともそのほうが景気や株価にもよい影響を与えるから、目出度し目出度しだ。
。。。。。。。。。
今回は前回からだいぶ日にちが空いたので二つのテーマについて論評、次回は旅行に出かけるので5月18日の予定。テーマはスピーチについて。
以 上
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