03年12月20日のテーマ イラク自衛隊派遣是か非か

現時点ではイラクに自衛隊を派遣すべきと思う。
日ごろの論調と異なるではないか、と反論されそうだし、自衛隊員を危険にさらして良いのか、そもそも今回のイラクとの戦争に大義がないではないかと批判されるだろうがチョット待って欲しい。
大義など最初からないのは判っていたことだし、大量破壊兵器も見つからず、イラク国民のもろ手を挙げての歓迎どころか、テロによるしっぺ返し、一般市民からもフセイン時代のほうがマシだ、などと言われているのだから、小泉首相だって内心ではアメリカが困った戦争をしてくれたもんだ、と思っているに違いないのだ。
しかしである。
政治や外交は現実的でなくてはならない。
日本の安全保障において、最も重視すべきは北朝鮮問題である。
この危険で悪質な国からの脅威をなんとしてでも防がなくてはならない。
今彼らは日本の動向を見守っている。
彼らが公然と或は隠密裏にテロ攻撃をしてくれば、その被害は途方もないものになる。
イラクで自衛隊員が死ぬか死なないか、などと言う議論は(勿論人命が尊重されねばならないのは言うまでもないが)それこそ絵空事に思えるほどの被害となる。
そうなれば戦争だ、ということになり、北朝鮮の現体制は破滅するが、その間の人的物質的被害は言語を絶することは誰にでもわかるはずだ。
イラクで自衛隊員が被害を受けるかどうか、などと言うこととは次元の違う問題なのだ。
日本はアメリカとの同盟関係を保ち、アメリカの軍事力を抑止力として、なんとしてでもこの事態を避けねばならない。 だからイラクには行かなければならないのだ。
派遣すればアルカイダがテロ攻撃すると宣言しているではないか、と言う意見もあるかもしれない。
だからなおさら派遣しなければならない。
テロには決して屈してはならないのだ。
彼らの攻撃は北朝鮮がしてきた場合とは比べ物にならないくらい弱い。
これを恐れていたら、日本は何も出来なくなってしまう。
もし攻撃されたら、派遣人員を増やすぐらいでなければならない。
テロに極端に弱いとなれば、北朝鮮に何をやられるか判らない。
在日朝鮮人の暴走(実は北朝鮮の指示)ということだってありうる。
証拠が残らないようにやろうと思えばやれる。
テロには断じて屈しない姿勢を見せなければならない。
一方でそうした事態が起こらないようあらゆる努力をする。
特に北朝鮮に対しては、テロ攻撃の口実を与えてはならない。
経済制裁などといっているが、それがどの程度効果があるかわからないのに、そんなことをすれば敵視されるだけだ。
彼らの最大の目的は体制の維持につきる。
それが出来なければ、自爆戦争に走るだろう。
小泉、金の日朝宣言はいまだに有効の筈だ。
六カ国協議では核放棄と体制の保障,経済援助が取引の対象になっているのに、経済制裁などそれと逆行するものだ。
だいいち今なを北朝鮮に残る、拉致被害者やその家族に、危険が及ぶ。
拉致問題に対する強硬姿勢が、今日まで何の効果もあげていないではないか。
外交は現実的でなければならない。
日本には昔から「人を見て法を説け」と言う言葉もある。
援助し交流を増やして行けば、時代にマッチしない彼らの体制はやがて崩壊する。
そのほうが安上がりだし人道的ではないか。

以   上

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