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表題は今週のニューズウイーク日本版でニューヨーク・ポスト紙コラムニストのガーシュ・カンズマン氏の論評の見出しである。
誠に小気味のよい論評なのでその中身を紹介しよう。
松井ファンでヤンキースを応援していた人もぜひ読んでもらいたい。
氏は主張する。
「前線の部隊はもがき苦しみ、泥沼から抜け出せない。現場の指揮官がハッパをかけても、部下の士気は上がらない。最高司令官は、敵を倒すために金をつぎ込むが、どうしてそれがドブに流れていくのか理解できない・・・・・・・。
イラク駐留米軍のことではない。
ワールドシリーズでの、輝かしい歴史に彩られた、ニューヨーク・ヤンキースの話しだ。(略)
そのヤンキースが10月25日、フロリダ・マリーンズという新興勢力に敗れ、ワールドチャンピオンの座を逃した。
真実、正義、そしてアメリカ的価値観を信じる私にとって、これほどうれしいことはない。
ヤンキースはアメリカの悪しき部分をすべて象徴しているというのが、かねてからの持論だからだ。
異論を受け入れない傲慢さ、唯一のスーパーパワーだという自信過剰。こうしたアメリカの負の側面を、ヤンキースはことごとく体現している。
そもそも、オーナーのジョージ・スタインブレナーがそういう人物だ。(略)
アメリカ社会の平等神話を、ヤンキースは見事にたたきつぶす。フロリダマーリンズの3倍というカネの力で有力選手をかき集めるそのやり方は、到底フェアとはいえない。
そしてヤンキースのファンはオーナーと同じく尊大で横柄だ。(略)
今回の敗北は、ヤンキースのファンにとって当然の報いだ。
しかもタイミングが絶妙だった。
いまアメリカは岐路に立っている。
「対テロ戦争」にはまりこみ、1国主義外交のツケを払わされていることに、少しずつだが気づき始めた。
ヤンキースがマリーンズを手際良く倒せなかったのは、さまざまな意味でアメリカの現状を象徴している。
ヤンキースもアメリカも自信満々で戦いに臨み、すぐに決着がつくと豪語していた。
だが結果はご存じの通りだ。
ヤンキースもアメリカも、傲慢な「強者」である自分たちが、大勢の人々から嫌われている理由を理解できないようだ。
そもそも多くのヤンキースファンにとっては、世の中にヤンキースファン以外の人間がいること自体が不可解らしい。「なぜ世界は私たちを嫌うのか」とつぶやくアメリカ人と、全く同じだ。(略)
今回の敗北(外交上の失敗)で、メジャーリーグ(国際社会)のスーパーパワーでさえ痛い目にあうこと
が明らかになったのだから、この世には、まだ希望が残されているのかもしれない。」
真に今日のアメリカの病弊を鋭くついた快論である。
そしてまたこれを読んだみなさんメルヘンメニューいる入門編ニューが気付かれたように、このヤンキースは日本の読売巨人軍と全く同じだ。
その金権ぶりといい、オーナーの傍若無人さといい、まるでウリふたつではないか。
違うのは、アメリカと日本の政治と国情の違いであろうが、いつまでもうかうかしてはいられない。
昨今の日本は、過去の反省を忘れ、日本の戦時中のような言論が横行している。
東京都知事石原慎太郎に代表される言論は、その代表的なものである。
乱暴な議論にろくな反論すらでない状況である。
そして日本全体の潮流が、だんだんと右傾化しつつある。
彼らの拉致問題に対する対応にしても、拉致被害者を支援しているかのように見えながら、その実さらなる被害を与えているのに、そのことに気づくこうともしない。
拉致被害者は、24年間自分の親兄弟と引き離され、今1年間(あるいはそれ以上)自分たちの子供と別離を余儀なくされている。
一方的に北朝鮮が悪い、日本の外務省が悪いと言い募っているだけで、外交というのは、自分の正義をいかに言い立てても、相手が理解しなければその実を上げることはできないことを思うべきだ。
なぜ経済制裁をしないのだ、そうすれば相手が音をあげて折れてくるなどと馬鹿なことをまだ主張しているが、アメリカ、韓国、中国が共同歩調をとらない限り経済制裁は大したダメージを与えないし、そんなことをすれば相手はさらに硬化して、拉致被害者の北朝鮮に残された家族や、そのほかにもいると思われる拉致された人々にさらなるダメージを与えることに、またテロ活動が日本で行われることに思い至らないのだろうか。
そうなれば戦争だ、と彼らは言い出すかもしれないが、それならばそれで結構、筆者も実はあらゆる努力を尽くすべきではあるが、最終的にはそれしかないとも思っているからだ。
だがそれだけの準備と覚悟が日本人に出来ているのだろうか。
相手はそんなことお見通しである。
今強硬論を煽り立てているマスコミは、そのときどんな論調になるのだろうか。
いくら正しくても、自己の論理を一方的に押し付けるだけでは、相手はいうことを聞かない。
メンツを重んじる北朝鮮に強硬な措置をとれば反作用を招くだ右方生まれつきご苦労仏波の上武王氏グループ分歩v歩vが言う復古けである。
いささか脱線したがアメリカで、ヤンキースよ、ざまあみろ!という評論が出るように、日本でも読売巨人軍ざまあみろ!という論評があってもよいのではないだろうか。
夜郎自大に陥ってはならないという警鐘が必要なのだ。
今筆者の応援する小泉首相は総裁選に圧勝したためかいささか奢りが見える。
一例を挙げよう。
中曽根元首相は、当然引退すべきなのに見苦しいが、そうは言っても彼の終身比例区第1位は、紙に書いたもので自民党が正式に約束したのである。
これを反古にしてしまってはいけない。
政治家は嘘をつくのは当たり前、約束は破られる為にある、などという論理は古い政治のものであって、改革とは何の関係もない。
ひょっとしたら、自民党は選挙に負けるかもしれない。
以 上
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