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先週テレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ」を見た。
テーマはイラク問題。
なかなかの論客がそろって面白かったが後半は議論が上滑りし始めたので午前三時ごろで見るのを打ちきった。
それまでの間何故アメリカはイラク攻撃をするのか、その理由についていろいろ意見が出た。
裏に石油の利権がある、イラクを手始めにアラブ全域をアメリカの支配下に置くその第1歩、前回の湾岸戦争で果たせなかった宿題の解決,選挙戦略、ブッシュ大統領の正義感説(お笑い)まで飛び出したが、話している本人達もあまり自信が無さそうであった。
さすがにアメリカの掲げる理由、アルカイダとつながっている、大量破壊兵器の開発,生産,保有,輸出,などがもたらす平和に対する脅威、人道的立場、などを理由に挙げる人はいなかったと思う。
だがここに一つ誰も言わない、あくまでも筆者の推測だが、なるほどと納得できる解釈がある。
アメリカでイラク攻撃を推進しているのは、ブッシュ政権の中枢にいるネオコンサーバティブと呼ばれる人達であるといわれている。
彼等は皆イスラエル系或は支持の立場にある。
アラブ諸国、とりわけアメリカやイスラエルを敵視しパレスチナを支援するイラクのフセインは憎いであろう。
だから手始めに国連決議違反を続けるイラクを叩くのは彼等にとって合理性があり且つ大義名分上も最もやり易い方法なのだ。
アメリカは建前は兎も角本音がイスラエル支持であるのは明らかで、イラクの国連決議無視を盛んに非難する一方、イスラエルの国連決議無視には知らん顔をしていることからもよく判る。
勿論このことだけがイラク攻撃の直接理由ではないだろうが、大きな要素となっていることは確かなのではないだろうか。
もしパレスチナゲリラが大量破壊兵器を持てばイスラエルが大変なことになってしまう。
それが差し迫った最大の脅威なのだ。
大量破壊兵器のテロリストへの流出と言う点ではイラクより北朝鮮のほうが遥かに危険度は高い。
だが北朝鮮とパレスチナゲリラ(金が無い)とのつながりは無い。
独裁国家であり国民が抑圧されていることは共通しているが、イラクは金も食料もあり、北朝鮮には無い。
大量破壊兵器は原爆をはじめ北朝鮮のほうが遥かに沢山ある。
一般的にはどちらがより危険なのかは明らかなのに何故イラク攻撃が先なのかという理由の背後にイスラエル問題があると思うのだが如何だろうか。
小泉首相は表向きはアメリカ支持を表明しているが影では再三に渉りブッシュにイラク攻撃は自重するよう説得しているという。
大きな経済問題を抱え、戦争に人も出せない、金も出せない日本にとって、どうせブッシュは言うことを聞かないだろうが、こうした努力は必要である。
誰でも判っていることだが、もし北朝鮮が暴発したら大変なのは韓国であり日本でその場合頼るのはアメリカしかない。
だからこそ戦争を避ける努力は真剣に熱意を持って行わなければならない。
困っているのは北朝鮮で日本ではない、すぐに先方が折れてきて交渉は再開されるなどといっていた政治家は、北朝鮮は異常な国家だと言うことを理解しているとは思えない。
追い詰められれば何をするのか判らない相手なのだ。
以 上
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