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12月2日

今日の朝食はきのう買ったサンネクテールのチーズと昆布茶と粉末の日本茶。変な取り合わせですがおいしかった!

午前中はモンパルナスを初探検。いろんな芸術家が住んだ通りを歩きましたが、その痕跡はほとんどなく、記念のプレートも見つけられなくてちょっと肩透かしを食らいました。せっかくなのでモンパルナスタワーに登ることに。

モンパルナスタワーは200m強の高さのビルでパリの美観を損ねると評判の悪い建物です。確かに外観は高いことは高いけどぱっとしません。でも高いところから見るパリは美しいに違いないと8.2_払って登りました。が、今日はパリは全体にガスっていて見晴らしが今ひとつ。それなりに楽しめましたが、これもまた肩透かし。

お昼の食事にはホテルから歩いて3分の”Les petite Sorciere”。稲葉由紀子さんの本でも絶賛されている名店です。
味にはそこまで感激はしませんでしたが、いかにもパリのいいレストランというおいしさで満足しました。ここでは突き出しにメランジュ・ジャポネが出ました。これは時々フランスで見かける日本のあられです。いくつかの種類を混ぜてありますがまさに日本のあられです。フランスの田舎でも見ることがあるのでそれなりにフランス人にも受け入れられているのでしょう。素直においしいです。帰りにマダムに頼んだらラップに包んでくれました。

ここから昼寝。2時ごろ寝て起きたら外は真っ暗!しまったと思いあわてて時計を見たら(時計がないのでデジカメの設定画面を出す。そうすると時間がわかる)6時半でした。コンサートは8時からなので充分間に合います。やばいやばい。
着替えてまずは今日の夕食の買い出しに。
ダゲール通りには様々な食料品店、総菜屋があります。今日は中華の総菜屋に行って焼き飯とエビチリを買いました。水も一緒で6_(800円)。レストランに比べると安いですねーー。

食料を涼しいと洗面台において、テアトル・ドゥ・シャトレへ。ここで今年の1月にミンコフスキ指揮、フェリシティ・ロットが歌うオッフェンバックの『美しいエレーヌ』を見たので、その時のことを思い出しました。あれも楽しかった!
今日の席は1500円くらいの安い席なので一番上の約5階に相当するところまで登りました。席の前後の間が狭く、そして狭いだけでなく段差がけっこうあり、背もたれも低い。つまり下手すると自分の足で前の人の頭をけってしまう(あるいはけられる)可能性あり。
なんとも古風な劇場ですが、ゲルギエフ指揮するパリ管弦楽団の演奏が始まったらそのただならぬ音楽に一気に引き込まれました。音も悪くないです。響きは少なめですが、活きた音が聞こえてくる感じ。
曲はリャードフの『Le Lac enchante』、シューマンの交響曲2番、そしてムソルグスキー(ラベル編曲)の『展覧会の絵』。どれも最高でした。
パリ管の集中力はすごかったしゲルギエフの表現もいたるところで新しい魅力を引き出していました。僕にはシューマンが一番よかったかな。実に美しい血の通った演奏でした。1曲目の『Le Lac enchante』も始まって10秒で!神秘的といえる空気を作り出していました。おしまいの展覧会は今年、大分でロッテルダム・フィルとの演奏を聴いたばかり。でもこっちの方がはるかに完成度が高かったですね。大分の時はマエストロ、空港から飛び込みでリハーサル無しだったそうです。それと今日のとはやっぱり比較にならないでしょう。今日は彼のやりたいことをやり尽くし、それにパリ管が必死に答える、といった構図で手に汗握る場面が数多くありました。

終ってからはお客さんはもちろんオケからも盛大な拍手。普通オケが指揮者を称える拍手は弦楽器の場合弓で譜面台をたたいてすることが多いのですが今日は弦も管も楽器をどっかにおいて手のひらで拍手していました。ゲルギエフとパリ管は初顔合わせなのかな?とにかくオケがマエストロに心服しているであろうことが想像できました。
ロビーにあったラジオフランスのチラシを見ると、今日のコンサートは生中継されてようです。道理でオケの気合の入り方がすごかったわけだ。

大満足して部屋に帰り、さっき買った焼き飯とエビチリをホテルのお兄さんにレンジで暖めてもらい、熱いお湯ももらって粉末の日本茶をいれ、遅い夕食にしました。持ってきている醤油を焼き飯にちょっとだけたらしたらうんとおいしくなって大満足。やっぱ日本人ですねーー。

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