◆京都旅行記(1日目)◆
2003年1月11日

入浴と朝食をすませてチェックアウト。
本日の目的地は、今日こそ!の嵯峨野。

JRで、嵯峨嵐山駅下車。
駅前で客待ちしているタクシーや人力車!にも
目もくれず、案内板で確認した化野念仏寺に
向けて出発。
京都って、あちこちに案内図があるから、
歩いてあちこち回るのにすごく便利。

駅前は、さすがに、近代的な家も多いし、
車も多いのだけど、歩くうち、だんだん、
風景が変わってくる。
いよいよ、念仏寺へというゆるい上りの
石段に差し掛かった時、道の脇に並ぶ
お土産屋さんのおかみさんが、
声をかけてくれた「おいでやす」の一言。
いかにも京都、という優しい響きに、
不覚にも、ぐらっとしてしまった。

帰りに、このお店をゆっくりのぞかせてもらおう、
そう思いながら、まずは前進あるのみ。
ちょっと急な石段を登って、目的の念仏寺。
ここでの、極私的BGMは、「鳥辺野」(byさだまさし)

順路に従って進んでいくと、緩やかな山道の1番上に、
6人のお地蔵様がいらっしゃる。
時計回りに、お水をかけてお参りすれば、その人の
罪を洗い流してくれるとか。
でも、そういう説明書きよりも、何よりも、
心に響いたのは、その優しい表情。

信仰なんて、持たない私だけれど、ごく自然に、
手を合わせていました。
仏像も、お地蔵様も、今まで、たくさん目にしてきた
はずなのに、あんなに優しい表情に見えたのは
今回が初めてかも。すごく不思議。
信仰に目覚めたわけではないけれどね。
あんまり優しくて、なんだか、泣けてきた。
「風景自身が寂しがってるから、一こまに
身を置いただけで自分が救われる」
そんな歌詞の意味も、初めて染みて来た気がする。

それから、二尊院、常寂光寺(なんて趣のある名前!)
源氏物語縁でもある野々宮神社、竹やぶの
中を歩いて、メインストリートに戻り、バスで京都駅へ。
同じように、歩いて回っている人と、何箇所かで
顔をあわせ、なんとなく会釈するようになったり、
そんなささやかなことも嬉しい1日。

お土産は、結局、先ほどの店で、ハンカチと絵葉書。
駅に戻って、さらに、和紙のパッケージに入ったお茶。

関西空港から飛行機に乗って、一路北海道へ。
短い旅の終了。


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