◆ホワット・ライズ・ビニース◆
(WHAT LIES BENEATH 2000年 アメリカ)
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:クラーク・グレッグ
出演:ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー、ダイアナ・スカーウッド他
とにかく、怖い!
いかにも、ここで怖くなるぞ、というのが分かってても、びくっとしてしまう。
しかも、緊張感をあおって、あおって、いったん安心させておいて、いっそう
びっくりさせる、なんていう、ある意味王道な脅かし方にもはまってしまう。
冒頭で描かれるのは、いかにも理想的な家庭。
夫婦と娘1人。
娘は、学校の寮に出発するところ。
これが、いかにもお互いに思いやりを持っていて、すごくいい感じ。
こういう、いいパパを演じたら、ハリソンほど似合う人もいないかも。
そして、夫婦2人きりになっても、やっぱり、彼らは理想の夫婦。
ノーマンは、ベッドにまでPCを持ち込んで仕事をしたりはしますが、
でもクレアのことは、もっと大事。
仕事に必死なのも、有名な学者だった父と比べられるのがいやだから。
このことで傷ついた表情も、すごくいとおしい感じ。
クレアじゃなくても、ぎゅっと抱きしめたくなるでしょう。
それから、お隣さんの「声」が聞こえてきた時のあのいたずらっぽい表情!
なんてチャーミング。
でも、お隣りの夫婦は、なにか変。
派手なケンカをしたと思えば、ものすごく怯えた様子の妻。
おまけに、夜の夜中に、なにやら車で運び出している夫の姿まで目撃しては、
何かある、と思ってしまうのが当たり前。
お隣りのよしみということで挨拶に行けば、なんだか怪しいサンダルはあるし、
夫には、体よく追い返される。
その夫は優しそうですが、この場合、やっぱり、優しそうな方が怪しかったりするし。
そこへもってきて、クレアの家で、心霊現象まがいのことが続発。
これ、怖いですよ〜。夜、自分1人の家で、自分以外の気配がするなんて。。。
それに、あの、バスタブのシーン。
あやうく、声が出そうになっちゃいました。
怖い、怖すぎる、、、
そんなこんなで、だんだん神経質になっていくクレアを、ノーマンは、決して
笑い飛ばしたりしないんですよね。
ちゃんと受け止めて心配している。
それから、クレアの友達のジョディ。
彼女、すごくいい友達だわ。
ちょっとユニークだけど、すごくクレアのことを思っている。
離婚で手に入れた車を乗り回しながら(笑)
心霊現象を気にするクレアにプレゼントした本ときたら!(笑)
ちょっと冗談がきつい気もするけど、そのぐらいの気持ちで笑い飛ばせってことよね。
やがて、クレアが心霊現象の原因を突き止めたとき、恐ろしい事実が!
終盤の展開は、かなり心臓に悪いです。
もう、ばくばくいってました。
あんまり怖くて、観てるのが辛いほど。
つまり、ホラーとしては、大成功ということですね。
そして、驚愕のラスト。
いろいろ伏線もありそうだし、もっと観て、ちゃんと確認しなくては。
(2000.11.13 札幌共済ホール)