◆ハノーバー・ストリート/哀愁の街かど◆
(HANOVER STREET 1979年 イギリス)
監督:ピーター・ハイアムズ
脚本:ピーター・ハイアムズ
出演:ハリソン・フォード、レスリー=アン・ダウン、クリストファー・プラマー他
ハロランとマーガレットの運命の出会い。
でも、マーガレットには夫も、子供もあるなんて。
ましてや、マーガレットの結婚生活は、決して不幸なものではなく、
それどころか、優しい夫と可愛い子供に囲まれて、幸せな生活なのに。
だけど、マーガレットは、決して遊びでハロランとの逢瀬を続けている
わけではなく、ましてやハロルドは、何よりも彼女を大事に思っている。
切なくて、その分、愛しくて。
軍人であるハロランは、失いたくない女性ができて、命を失うのが
怖くなった自分を、「弱くなった」と感じます。
出撃の飛行機のエンジンの音に、神経質にもなってしまったと。
自分でそれに気付いて、「あのエンジンの音は本当におかしかった」のだと
自分に言い聞かせなければならないなんて、なんだかやるせないです。
元々、一言多いせいで、上官ににらまれているハロランは、そのせいで窮地に立ち、
極めて危険な任務につくことを余儀なくされます。
そして、どんな運命のいたずらか、そこで行動を共にすることになったのは
マーガレットの夫のポール。
ポールの人となりを認めているハロランにとって、それが最愛の人の夫である
ということを、どう受けとめればよかったのでしょう。
しかも、任務途中で敵に撃墜され、敵地の真っ只中にただ2人取り残される
ことになるなんて。
任務達成のため、行動を開始しますが、次から次へと苦難が襲ってきます。
2人は、揃って、任務を遂行し、敵地から脱出できるのか?
はらはらしどおしでした。
そして、そうやって2人の心が通って行くほど、複雑なハロランの心境・・・。
何も知らないポールの言葉は、ハロランに、どう聞こえたのでしょう。
彼は言います。
「失うものがあって、なお闘うのが勇気」であると。
戦争は、ロマンスを生み、その2人をまた引き離したりもするものなのですね。
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