◆今、そこにある危機◆
(A CLEAR AND PRESENT DANGER 1994米)
原作:『いま、そこにある危機』トム・クランシー
監督:フィリップ・ノリス
脚本:ドナルド・スチュアート、スティーブン・ザイリアン、ジョン・ミリアス
出演:ハリソン・フォード、ウィレム・デフォー、アン・アーチャー
ハリソン・フォードのジャック・ライアンシリーズの第2弾。
乞う第3弾なんですが、どうなっているのでしょう・・・。
今度の敵は、麻薬王。南米の麻薬カルテルの一掃を命じられたライアンの
今回の立場は、CIA副長官代行。
病に倒れたよき理解者であり、友人でもある上司の代行です。
敵は麻薬王、と書きはしましたが、もしかしたら、本当の敵は、政治的陰謀、
汚いやりくちをする人間たちだったのかもしれません。麻薬撲滅のために南米
に送り込んだ傭兵たちを、平然と切り捨ててしまう政治的駆引きというのは、
いったい、なんなのでしょう。そして、実際には、自分の関知しないところで
行われたことであるにもかかわらず、責任を問われる立場にたたされたライア
ンは、単身南米へ乗り込んでいきます。そして、その傭兵たちのボスであった
ウィレム・デフォーと組んでの戦いが始まるのです。
もう、着いたそうそうから、車は襲撃されるは、移動手段の確保は
難航するはで、前途多難なスタートをきるはめになります。
アメリカのCIA本部内ですら、ライアンだけをかやの外に置いて、
策略がめぐらされています。内部のパソコンでの、ライアンとライバルとの
丁々発止のシーンは、はらはらさせられて、好きなところです。
ライアンのセリフでいっとうお気に入りなのは、"I
don't dance,sir"です。
このセリフは、駆引きを持ち掛けたある人物に向かって発せられるのですが、
もう、かっこいいのなんの!
小説を読んだときにも、このセリフがあるかどうか、
気にしながら読んでいました。
そして、「パトリオット・ゲーム」でもそうなのですが、ライアン夫婦の
関係の素晴らしさ。危険が待っていると知りながら、夫を送り出す妻
キャシー。そんな妻を残していくジャック。
彼らの、言葉にならない心の交流は、やはり、みどころの1つだと思います。
このライアンシリーズを観てから、初めてトム・クランシーを読んだのですが、
本当に、素晴らしい作家ですね。どちらも上下2冊を、面白さに引っ張られて
一気に読んでしまいます。
小説のほうは、シリーズ新作が手に入る状況なのですが、なんとなく、映画を
先に楽しみたいということで、読むのが先延ばしになっています。早く読みた
いのですが。
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