◆いつまでも二人で◆
(WITH OR WITHOUT YOU 1999年 イギリス/アメリカ)


監督:マイケル・ウィンターボトム
脚本:ジョン・フォート
出演:デヴラ・カーワン、クリストファー・エクルストン、イヴァン・アタル他


29歳のロージー。
夫ヴィンセントとの仲も順調。
ま、職場の上司はヤな奴だけど、上司ってだいていそんなものでしょ?(笑)

2人の深刻な問題は、子供がほしいのに、できないこと。
かる〜く扱ってますが、これって、かなり深刻な問題ですよねぇ。
2人が、子供がほしくていろいろチャレンジしてるところって、最初のうちは
笑ってましたが、だんだん、笑ってていいのかなぁって気になっちゃいました。
で、「子供のいない人には分からない」ってなセリフ、万国共通なのねぇ。
でも、もっとキツイのは、なんの悪意もないにっこり笑顔の「お子さんはまだ?」の
一言に違いないのだけど。
でも、この2人は、とにもかくにも、一緒にがんばってるから、ちょっと安心。
それで仲がこじれたら、哀しすぎますもん。

そんなところに現れたのが、ロージーの初恋の人ブノワ。
初恋のって言っても何年も昔に途切れた文通でのお話。
それでいきなり訪ねてくるっていうのもすごいですが、家に泊めちゃうロージーって
すごい大胆。
分かる気もします。
大好きだけど、ちょっとものたりなくなってきてる夫を失わずに、
かつての初恋のときめきも、もう1度、手にしてみたいの。
そうして、夫の気持ち、夫への気持ちを確かめたい。
もちろん、純粋に、懐かしいっていうのが大きな理由なのでしょうけど。

どっちにしても、ヴィンセントは、お気の毒。
初恋の人の登場に浮かれてる妻なんて、見たくないですよねぇ。
おまけに、そのブノワの方が、ロージーの家族に受けがいいとなったら、、、
警察の仕事を止めてまで、義父の工場で働いているのは、ロージーが大事だからなのに。

それにしても、文通って、それ自体が懐かしい。
かつて、自分が書いた手紙が目の前に現れるのって、てれくさくって、くすぐったい。
でも、ちょっと幸せな気分になれそう。
それが、幸せな文通であったなら。
それに、しがみついてはいけないにしても、こっそり、その時代に戻って
心を充電してくるのって、あってもいいですよね。

それだけで、どうにもならなくなったらしいロージーの爆発ぶりは痛快!
ああいうのって、1度、やってみたいわ〜。

ロージーは、きっと、前向きに歩いていくことができる女性。
応援したいです。

                         (2000.12.10 シアターKINO)


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