◆逢いたくてヴェニス◆
(2manner,2Frauen-4Probleme 1998年ドイツ)

監督: ビビアン・ネーフェ
脚本: ビビアン・ネーフェ、ワルター・ケルガー、バーバラ・ヤーゴ、パメラ・カッツ
出演: ハイノ・フェルヒ、アグライア・シスコヴィッチ、ゲデオン・ブルクハート、
  ヒルデ・ファン・ミーゲン他


面白い!
いやな客に料理をぶちまけて、レストランを馘首になったエバ。
おまけに、画商と旅行に出るという夫を空港に送りにいってみれば、彼が浮気旅行に
行くことが判明。
これじゃぁ、エバがぶちきれても無理はないですよね。
でもって、エバは、夫を追いかけてヴェニスに行くことを決心。
それも、子供を連れ、浮気相手の夫ニックを拉致して!
うわ〜お。
その夫っていうのが、レストランをやめるきっかけになったあのイヤな男!

もう、この4人の珍道中ときたら!
エバは、息子の水鉄砲を、本物みたいなフリをして、ニックを脅かしているし、
ニックは、車に手錠でつながれて、当然ながら、解放しろと大騒ぎ。
でも、エバの方がいちまい上手かな(笑)
息子フロリアンも、いい具合に母親をフォローしてるのがおかしかった。
どこまで状況を理解しているのか分かりませんが、タイミングのナイスなこと!
それに、ローザもフロリアンも、笑顔がすごく可愛い!
旅に疲れて、顔中汚していても、まさに、輝くような笑顔なんですね。
子供の笑顔って、本当に天使なんですね。

それにしても、チャイルド・シートやおまるや手錠つきの追跡劇。
エバの必死の表情が、かえって痛々しかった。
妻の浮気を信じないで、ずっとエバにくってかかっていたニックが、いつ、それに
気がついてあげるのか、とても気になっていました。

ドイツから、ヴェニスまで、通常だと、どのぐらいかかるドライブなのか
分かりませんが、この4人の道のりの、なんて波乱万丈なこと。
肝心な車までとんでもないことになって、ヴェニスに到着したときには、
4人とも、満身創痍。
ようやっとたどりついた大使館は、、、ですし。

こうなると、エリート弁護士さんのニックよりも、エバの方が、断然タフ!
それに、2人の子供たちも、すごくいい子!
ここで、ニックの××恐怖症が明かに(笑)
子供アレルギーで、××も、○○もダメ。
けっこう、弱点のある、可愛い男だったのね>ニック。
それに、レストランでの厨房の一幕。
エバでなくても、つい、微笑んでしまいます。
エバの、思いがけない特技や過去。
ニックと夢見た未来を取り戻したい気持ち。

そうやって、たどりついたヴェニスで、目当ての2人を、どうやって探すのか?
入り組んだ水路や、街角で、ニアミスを繰り返す彼らに、ドキドキ・ハラハラ。

そう、エバたちが、大変な旅を続けている間、ルイスとシャルロッテは、
いたって優雅に2人だけの世界を楽しんでいたわけですが、こちらは、
エバとニックの心が通っていくのとは、逆の方向に進んでいたようで・・・。

水上バスでも、ローザのアレには、胸が熱くなりました。
子供って、本当に・・・。

それぞれに、新しい自分を見つけて再出発。
人生には、思いがけないことがあって、がんばっている人には、
天からご褒美があるのですよ、と言われた感じ。

                        (2000・3・19シアターKINO)


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