◆あの頃ペニー・レインと◆
(ALMOST FAMOUS 2000年 アメリカ)
監督:キャメロン・クロウ
脚本:キャメロン・クロウ
出演:パトリック・フュジット、ケイト・ハドソン、フランシス・マクドーマンド、
フィリップ・シーモア・ホフマン、アンナ・パキン他
15歳のウィリアム。
母親の管理教育に嫌気がさした姉がさっさと家を出ていっても、大人しく
母親の元で暮らす優等生。
でも、姉の残したレコードたちが、彼を変えます。
母親が決して認めない「ロック」のレコードが。
この辺りまでで、もう、かなり涙腺を刺激されてしまいました。
切ない青春の匂いにやられて。
やがて、雑誌への投稿がきっかけで、地元出身のロック・ライターと知合い、
取材のためにコンサートへ。
でも、お母さんの送り迎え付き。
何より気がかりなのは「ドラッグはダメよ」なのね。
分かるけど。
子離れしてあげないと、ウィリアムが可哀相かも。
ウィリアムがそこで出会ったペニー・レイン。
「私たちはグルーピーじゃないわ」という心意気。
ま、そのいきがった姿が可愛いのね。
だって、だったらバンドとは寝ないのかと思ったら、そうでもないし(苦笑)
でもね、「グルーピーじゃない。BAND AIDなの」という心意気。
すごく好きだな。
特に、ペニー・レイン。
その生き生きした表情。
何より、すごくバンドが好きなのね、という感じが魅力的。
ウィリアムが一目惚れしちゃうのも無理はないね。
他の「BAND AID」の子たちが、自然と彼女をリーダーとして
集ってくるのも。
それにしても、ウィリアムってば、生真面目な坊や。
それが、だんだん、母親の呪縛から離れて、多少は羽目をはずしたりも
しながら、表情を変えていくのに驚き。
「坊や」から、だんだんバージョンアップ。
ウィリアムが同行して取材しているバンド「スティルウォーター」のメンバーも、
なんだか無軌道なところもあるけど、憎めない感じ。
彼ら、みんな、ロックがすごく好きなのね。
特に、ギターのラッセル。
彼がウィリアムの母親と電話で話してる様子。
いいなぁ。
馬鹿やってても、根はいい奴なんだよね。
終盤の、思い上ってしまった様子は、それだけにちょっと悲しかった。
自分達を好きで応援してくれる人間を傷つけたりしてはいけないのに。
でも、そうやって、少年少女たちも、大人になっていくのでしょうね。
(2001.3.31
札幌劇場)
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