◆あなたのために◆
(WHERE THE HEART IS 2000年 アメリカ)


監督:マット・ウィリアムズ
脚本:ローウェル・ガンツ、ババルー・マンデル
出演:ナタリー・ポートマン、アシュレイ・ジャッド、ストッカード・チャニング、
ジョーン・キューザック、ジェームズ・フレイン他


出産を間近に控えた17歳のノヴァリー。
恋人と2人。幸せな出発をしたはずなのに、なんと、彼に、スーパーに
置去りに!なんてひどい男。もう、最低!!
でも、ノヴァリーは、めげません。
お金もないし、落ち込みもしましたが、置去りにされたウォルマートで
暮らし始めちゃうのですから。
で、ノートに「ウォルマートへの借り」なんて項目があるのが可愛いわ。

やがて、そのまま赤ん坊を出産。
ノヴァリーの心配をよそに、赤ちゃんは「ウォルマート・ベビー」として
有名になり、世間に受け入れられ。
そして、出会った最高の友人になるシングル・マザーのレクシー。

それから、彼女を何かと支えてくれるシスター・ハズバンド。
ちょっとばかり変っているけど、本当にいい人だわ。
ノヴァリーの「本当の」母親とは大違い。
生みさえすれば母親ってものじゃないのよ。
それに、シスター・ハズバンドのボーイフレンドのおじいちゃんも、素敵。
ちょっとひょうひょうとしていて、のどかな感じ。いいわぁ。

そして、ノヴァリーに思いを寄せる図書館員のフォーニー。
学業をあきらめて、姉の世話をするために図書館にやってきた優しいフォーニー。
恋なんてたくさんと言ってがんばるノヴァリーを、ずっと見守る温かい瞳。
そんなノヴァリーの隣りで、いくら男にひどい目にあっても恋をあきらめない
レクシーも、とてもチャーミング。
エージェントのジョーン・キューザックも、かっこいい!
ちょっと風変わりではありましたけど(笑)

ノヴァリーは、ゆっくりですが、夢に着々と近付いていきます。
希望を忘れず、努力する姿が素敵。

一方、ノヴァリーを捨てた男。
その直後から、お生憎様なアンラッキー続き。
最初のうちは、それも、いい気味!で観てたのですが、だんだん、
ひどいことになり始めて、そこまで、、、とちょっと後味が悪かったです。

でも、それ以外は、温かくて、とても素敵な気持ちにさせてくれました。
悲しみに沈むフォーニーとノヴァリーのシーンは、特に好きなシーンの1つ。
女は、時に聖母になれるのですね。

みんな、幸せになってほしい。
素敵な人たちだから。

                           (2001.3.17 シネスイッチ札幌)


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