◆アタック・ナンバー・ハーフ◆
(2000年 タイ)
なんて楽しい!
オカマだから何よ、Minorityでどこが悪いっていう、メッセージ性も
こめられているのでしょうが、とにかく、堅苦しいところがなくて、
ひたすら楽しませてくれました。
バレーボールの全国大会を目指して仲間を集めているチームが1つ。
別に、なんてことのない風景なのでしょうが、変っているのは、
監督がおなべさん、で、張り切っているメンバーのジュンちゃんと
モンが、おかまさんだっていうこと。
特に、ジュンちゃんのキャラが、なんとも可愛い!
肉体は男性でも、心は、まさしく女の子なんですね〜。
きゃいきゃいと、ことあるごとにはしゃいだり、落ち込んだり、
とにかく、賑やかで、おきゃんな女の子。
きっと、おかまだって言っていじめられたことも数え切れないでしょうに、
そういうのをまるで感じさせない、突き抜けた陽気さを持った「女の子」
好きだわ、ああいう子。
そんなジュンちゃんの親友のモン。
モンは、ジュンちゃんと違って、見た目は、髪こそ長いですが、けっこう
ごつい男の子という感じ。
でも、心の中は、やっぱり女の子なんですね〜。
大好きなバレーをやりたいのに、それまでのチームでは、おかまだからと言って
不当な扱いを受けてしまう。
バレーの実力と関係のないところで判断されちゃうなんて。
そして、ただ1人の「ストレート」チャット。
私は、全員がおかまのチームの話だと思っていたので、このチャットも、
隠してはいるけれど、実は・・・、という展開なのかと思っていました。
いつ、みんなにちゃんと話す気になるのかな、と。
でも、途中から、彼がいることが、アクセントになっていて、そのままで
あってほしいと思うようになりました。
彼らの仲間集めの、なんとも賑々しいこと!
見てて、笑いっぱなしでした。
見た目は、どこから見ても女のピア、
おかまであることを隠しての結婚間近のウィット。
「水牛」のノン。
そして、ビー監督の昔の教え子の3人。
周囲の好奇の目をよそに、どんどん地区大会を勝ち進む彼ら「サトリーレクス」
そして、全国大会に進むことになると、とたんに、厳しい圧力がかかり始めます。
そんな、ひどい!
でも、「彼女たち」は、そんなことに屈したりはしません。
合宿だって、お泊りのパジャマ・パーティみたい。
あることがあって、結束が乱れそうになったりもしますが・・・。
全国大会で、偏見の固まりのような大会長の情けない顔!
思いっきり笑っちゃいました。
とにかく楽しい極上エンタテイメントでした。
(2001.4.21
シアターKINO)
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