◆アバウト・ア・ボーイ◆
(ABOUT A BOY 2002年 アメリカ/フランス/イギリス)


監督:ポール&クリス・ウェイツ
原作:ニック・ホーンビィ
脚本:ピーター・ヘッジズ
出演:ヒュー・グラント、レイチェル・ワイズ、ニコラス・ホルト他


38歳にして、定職につかず、女性とは気軽な付き合いばかりのウィル。
妹夫婦とのやりとりでの、彼の心の声にはいちいち笑っちゃいました。
でも、家庭を持つことだけが人生じゃないとは思ったけど(^^;

とはいえ、テキトーに、お気軽に付き合える女性のターゲットとして
シングル・マザーに狙いをつけるってのは、どうよ?(笑)
ウィルの精神構造ってば、ほんと、お子様だわ(笑)
かっこいいとか、ハンサムとか思ったことはありませんが、
ヒュー・グラントって、こういう役に見事にはまってる。
一こま30分に1日を区切って遊んで暮らせる印税生活、羨ましい〜。

で、シングル・マザーの集るところを探していたウィルが
目をつけたのが、シングル・ペアレント友の会みたいな集まり。
会場周辺で網を張るのかと思いきや、シングル・ファザーの
フリをして、その集まりに参加しちゃうなんて。
おまけに、しっかりなりきって、妻に逃げられ、2歳の息子を
抱えてる自分に酔ってるし(^^;
しっかりなりきってるのは、さすがというか(^^;
とゆーことで、お目当てのシングル・マザー1人Get(^^;

その最初のデートで、母子2人で暮らすマーカスと
出会ったのが全ての始まり。
ここでも、2歳の息子がいるフリのための、ウィルの
いろんな工作が、かなり笑えます。
最初のデートは健全に、公園でのピクニックなのですが、
マーカスが持ってきた母親お手製のパンで、とんだハプニング。
これには、大笑い。うっそー、そんなのあり?(^O^)
ウィルの口八丁ぶりが発揮されて、さらに大笑い(^O^)

でも、帰宅したマーカスの母親が自殺未遂で、
事態は急転直下。
成行きで一緒に病院に行き、マーカスを慰めるウィル。
なんだかんだで、やっぱり、いいとこあるのね。

でも、それで、マーカスに、母親の恋人候補にされるなんて
まったくの予想外だったことでしょう(笑)
なにしろ、マーカスは、学校では友達にいじめられ、
家では母親が鬱状態という、かな煮詰まった状態。
どこかに救いを求めるのも当たり前よね。

ウィルの後を付回して、息子がいるなんてウソだとつきとめ、
母フィオナとのデートをセッティングしちゃうあたり、
さすが苦労人という感じ?(笑)
でも、ウィルのマンションに連日押し掛けて、一緒に
TVを見る姿は、お互い、なんだか楽しそう。

ウィルって、自分で言うほど、からっぽじゃない。
他人との関係を築くのが苦手で、臆病になっているだけ。
マーカスが、子供ならではのあつかましさで、
そんなウィルの壁をぶち壊して、
ぐんぐん自分のペースに巻き込んでいく。

マーカスがウィルの部屋を連日訪れていることを知った
フィオナとウィルの、感情爆発の大喧嘩!
フィオナってば、自分の母親としての姿は棚にあげて、
あんな風にウィルを誤解するから、、、
にしても、ウィル、あのレストランには、
もう行けないのだろうなぁ(^^;

そんな2人に、訪れたそれぞれの恋。
まだまだ、以前の、いい加減男のしっぽをひきずっているウィル。
本気の恋に落ちたレイチェルに、ついつい、彼女の
誤解をいいことに、ウソを重ねていいかっこしいを
演じてしまうのね。
今度は、今までのとは違ったウソだけれど、ウソはウソ。

マーカスの恋は、ゆっくりだけど、確実に前進します。
なんとも可愛いというか、微笑ましい恋。

ウィルの人生の輪も、マーカスのも、回り始めて、
動き始めた人生は、きっと、明るい(^^)

(2002.9.15 室蘭スガイ)


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