◆g@me.◆
(2003年 日本)

― THE ORIGINAL BOOK ――――――――――――――――――――――――

 『ゲームの名は誘拐』
 作者:東野圭吾
 出版:光文社 ISBN4-334-92375-5
 
― STAFF & CAST ―――――――――――――――――――――――――――

 監督:井坂聡
 脚本:尾崎将也、小岩井宏悦
 出演:藤木直人、仲間由紀恵、石橋凌、IZAM他

― COMMENT ―――――――――――――――――――――――――――――

主演の2人は、まさに、原作のイメージそのままという感じ
仲間由紀恵が、気まぐれ子猫ちゃんなご令嬢にぴったりだし、
藤木直人は、嫌味なほど自信過剰なエリートくん
そんな2人が偶然出会って始まった「誘拐という名のゲーム」
完全犯罪で、3億円奪取を目論む

人質がグルで、仕掛ける誘拐ゲーム
主導権は俺が握っているんだから言う通りに動けって
高飛車に出る佐久間と、これまたプライドの高い樹理
こんな2人の掛け合いは、なかなかのもの。

原作では、犯人佐久間の側からだけの描写で、
樹理の親葛城勝利の行動も、佐久間の目の届かない
ところでは、どうしているか、まったく不明
映画でも、その設定は活かされていました。
樹理と佐久間が、計画を立てる上で、相手の
行動を読むという描写はありますが。
この、想像の中での刑事が、<ガッツ石松みたい>といえば
そのご当人が登場するし、椎名桔平みたいなといえば
またまたご当人が登場しちゃうなんてお遊びが楽しい♪

それにしても、葛城勝利の石橋凌さんの風格はさすが。
エリート面の佐久間クンも、面と向かって見合っては、
どうも分が悪いし(笑)
娘が誘拐されているのに、普通に仕事している葛城氏に、
さらに気圧されてしまうようで。

仲間由紀恵もさすが。
愛人の子で不遇とは言いながら、わがまま放題、
したい放題で当たり前のお嬢様な雰囲気がばりばり。
今まで、ストレートのイメージの長い髪が
ふんわりウェーブかかっているのも素敵。

ストーリーは、大筋で原作をなぞっているものの、
途中、あれ、そのエピソード使わないの?ってのがあったり、
なかなか好きな展開だっただけに、ちょっとがっかりしたり。
携帯電話やインターネットを上手に使った
身代金の受け渡し方法は、ほぼ原作どおりかな。
うまいやり方です。
そして、いつしか、原作を大きくそれた展開にびっくり。
原作では出てこなかったハズの、樹理のママまで登場するし、
なんと言っても<アレ>の原因が違っていたのにびっくり。
えええ、そんなにアリ?!ってなもんです。

そして、原作では大団円の後の、映画での展開。
ちょっとした出来事が、その後の流れを大きく変えてしまう。

切ない、でも、ちょっと美しいラストでした。


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