◆ハリー・ポッターと賢者の石◆
(HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 2001年 アメリカ)


─ THE ORIGINAL BOOK ──────────────────────

『ハリー・ポッターと賢者の石』(ISBN4-915512-37-1)
 作者:J.K.ローリング
 訳者:松岡祐子
 出版:静山社

─ STAFF&CAST ───────────────────────────

 監督: クリス・コロンバス
 出演:ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、アラン・リックマン他

─ COMMENT ─────────────────────────────

こんなにも原作のイメージ通りのキャスティングの映画は、初めて観たような気がします。
まずは、主役のハリー。
予告編を見た時から思っていましたが、まるで、原作のハリーを映画の世界に引っ張って
来たかのように、ハリーそのもの。
その表情、仕草。全てがハリー。
そして、ホグワーツでハリーのクラスメイトとなるハーマイーニーとロン。
特に、おしゃまなハーマイーニーが、可愛いのなんの!
勉強でもなんでも一生懸命でまじめ。
でも、それが、自分の弱点にもなりうることも、よく分かっているのですね。
終盤のハリーとの会話は、なんともいじらしかったです。
ハリーを目の敵にする先生の授業で、一生懸命手を上げる姿も、とてもキュート。

イヤミなエリートくん、ドラコ・マルフォイも、いかにもな感じ。
魔法界の上流社会に属し、きれいに整った顔、常にきっちりなでつけられた美しい金髪。
彼のように選ばれし者の社会で過ごしてきた子には、ハリーや、その仲間たちの行動は、
確かに理解不能なモノに違いありません。

ハリーの養父母でもある叔父さん、叔母さんの意地悪さも、イメージ通り。
その癖実の息子であるダドリーへの甘ったるい接し方!
げっぷが出そうに甘ったるい言葉並べちゃって、いやになります。
それだけに、ハリーにホグワーツから入学の案内の手紙が来たときのおたおたぶりが、
なんとも愉快♪
笑っちゃいます。

気が優しくて力持ちのハグリッド。
勉強ができなくたって、彼は素晴らしい人間です。
ハリーや、その他のホグワーツの生徒を思う心。
ダンブルドア校長たち先生方への敬意。
動物を愛しく思う気持ち。
演じた人の実際の身長は分かりませんが、まさに、人のいい巨人というイメージでぴったりでした。
ハリーを迎えに来た時のダーズリー一家への扱いときたら!(笑)

ホグワーツ校の先生たちも素晴らしい人が揃っています。
ダンブルドア校長先生はもちろん、厳しいけれど優しいマグゴナガル先生。
ただ、問題はなぜかハリーを目の敵にするスネイプ先生。
アラン・リックマンって、あんなにイヤミな役もできちゃうのですね〜。
で、そのスネイプ先生の最初の授業でのハリーへのいじめと、
一生懸命手を上げるハーマイオニー(^O^)

展開も、ほとんど、原作を忠実に追っています。
ハリーがホグワーツへ行く前の買い物から、ホグワーツに行ってからのあれこれも。

フクロウ便に「思い出し玉」、組み分け帽子。
学校に住み着いた様々な幽霊・亡霊たち。
それらが、どんな風に映像化されるのかと思っていましたが、まさに期待通り。
そして、何より楽しみだったのがクイディッチ競技の映像化。
もう、あの迫力ときたら!
ホウキに乗った選手たちが、びゅんびゅん飛び回る。その間をすざまじい勢いで飛ぶスニッチ。
それを追うシーカーたち。
息をもつかせぬ迫力。
これぞ、大スクリーンで見る醍醐味。
ハリーの箒が、急に暴走した時の緊張感。
ハーマイーオニー、急げ!

そして、クライマックス。
様々な困難を潜り抜け、いよいよ、大ボスとの対決。
なんてはらはら、どきどき。
息つく間もなくスクリーンから目が離せませんでした。

2作目以降も大いに期待です。

(2001.12.1 パラマウント・ユニバーサル・シネマ11)


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