◆溺れる魚◆
(2001年 日本)
― THE ORIGINAL BOOK
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『溺れる魚』
作者:戸梶圭太
出版:新潮文庫 ISBN4-10-124831-1
― STAFF & CAST
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監督:堤幸彦
脚本:横谷昌宏
出演:椎名桔平、窪塚洋介、仲間由紀恵、IZAM、渡辺謙他
― SUMMARY
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謹慎中の刑事白州と秋吉。
彼らが、罪の揉み消しと引き換えに命じられたのは、とある公安刑事の調査。
そこにあったのは、とある大手企業の脅迫事件。
金をいっさい要求しない犯人の本当の目的は?
― COMMENT
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スピード・サービスのフォトショップへの攻撃を脅しに、犯人が要求したのは、
幹部社員たちに、奇抜な格好で公衆の面前に立たせ、自尊心をぼろぼろにする
ようなもの。
これ、映画と小説とでは、犯人の要求は違っていて、映画では、小説より
さらに強烈(^^;
なにしろ、モザイクかかっちゃうようなことですからね〜。
それに、その要求のためにモー娘。を練習させられるオエライさんたち(^O^)
お気の毒ではありますが、かなり笑えました。
とはいえ、脅迫されたダイトーだって、手をこまねいているわけではありません。
内密にその調査を依頼されたのが、白州、秋吉が調査を命じられた石巻。
借金に苦しむ石巻にとっては、これは、かっこうの小遣い稼ぎ。
うぅむ。警察官がそんなことじゃぁいけないよぉ。
原作では、この石巻、まるで別人物。
というか、原作の2人を1人にまとめて、映画では「石巻」という1人の
刑事になってます。
原作に出てくるもう1人の伊勢崎というのが、これ以上はないというほど、
いやな奴。いやな、なんて表現は甘すぎるかな。もう、最低中の最低。
なんでこんな奴が警察官なんだよって。
だから、原作の石巻も、それなりの奴。
内偵と自分に言い訳して(言い訳してるという意識すらないだろうな)、
脅迫事件の容疑者の行き付けのクラブに、調査費用で通っている。
おまけに、弱い立場の人間を踏みつけにすることに罪の意識を抱くどころか、
ストレス発散のために、喜んでそんなことをやっているし。
映画の石巻で、いやなところは、全部、原作の「伊勢崎」のキャラ。
いくら、登場人物を整理するためとはいえ、石巻をヤな奴にする必要、
あったのかな〜。
それから、いい方にキャラが変更になっているのが、椎名桔平演じる白州。
冒頭の、犯罪現場の現金の着服事件も、映画では、1人銃撃戦を、実に
楽しそうにやっていて、間違いなくそれは犯罪なのに、やけにコミカルで
笑ってしまいました。
それから、おかしいのが、なんと、白州が「宍戸錠」フリークってこと!
そのフリークっぷりは、もう、大爆笑。
その入れ込みぶりは、なんだか、微笑ましいというか、らぶりぃ。
見た目硬派な白州が、宍戸錠にメロメロな様子は、なんともキュート!
エースの錠に××を投げるのも、嬉しそうだったわ〜。
仕事中なのに、錠に釘付けだし(笑)
そんな白州と、心ならずもコンビを組むことになったのが女装僻のある秋吉。
窪塚洋介って、きれいですね〜。本当に、女装が趣味なのじゃ?ってぐらい
はまってました。麗しいわぁ。
原作と違って、岡部が気に入るのが白州でなく彼の方だというのも、
ビジュアル的にも美しくていい感じ♪
それから、キャラに大きな変更があるのは、警視正の御代田。
渡辺謙が、キャラ、性格とも原作にも映画にもぴったりはまっていました。
ああいう渡辺謙を見たのは初めてかも。さすが、でした。
映画オリジナルのエピソードで、よく分からないのが、冒頭のグロなシーン。
この事件の関係者が誰であったのかは明らかになりますが、その意味が
分かりませんでした。
でも、それ以外の変更点は、すごく気に入っています。
とあるバッグをめぐっての、三つ巴、四つ巴状態の大騒動や、
その場に居合わせたいかにも怪しい宗教おばちゃんの存在も。
本当に、楽しませてもらいました。
映画も原作も。
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