◆知られざる名探偵物語◆byジュリアン・シモンズ(訳:宇野利泰)◆
数存在する名探偵について、その生み出した作者が語らなかった部分に
光をあてようという趣向のパロディ。
ミス・マープルについては、クレメント牧師が、
ポアロについてはシモンズ自身が語り手となっています。
どちらも、クリスティ自身が書いたと言っても違和感がなくて、面白いです。
クレメント牧師と妻の会話だとか、セント・メアリ・ミードの様子。
ポアロとヘイスティングスについての考察。
とても興味深いものがあります。
文中に数多く引用されている事件を思い出しながら読むのは
とても楽しいものです。
もちろん、作者のクリスティ自身の筆によるものが1番読みたいのですが、
こういうのも、なかなかよいものですよね。