◆追伸◆真保裕一◆
(文芸春秋社)
手紙の往復だけで綴られた2つの物語。
手紙って、文字だけで相手に何かを伝えることだから、
意図的に、あるいは無意識的に嘘をつくことができる。
当然、読者にはそれは、分からない。
言葉の裏の本心がどこにあるのか。
嘘ではないけれど、本当でもないこともある。
海外に赴任した夫に送られた手紙と離婚届。
そこから始まるやりとり。
妻が、なぜ夫の元へ行くことを拒むようになったのか。
手紙だから言えること
手紙だから言えない事。
過去に祖父母がやりとりした手紙を読むことで、
胸の中に生まれる様々な思い。
言葉にしなくても伝わってほしい、
分かってほしいこともあるけれど
言葉にしなければ伝わらないことも確かにある。
メールではなく、便箋に手紙を書いてみたくなってしまった。
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