◆モーニング◆小路幸也◆
(実業之日本社)



学生時代、一軒家で共同生活し、
バンドをやっていた5人の青年。
時は過ぎ、それぞれに、40代も半ば。
久々に集まったのは、仲間の1人の葬儀。。。

集まった4人の1人、淳平のとんでもない発言で、
4人は1台の車に同乗し、過去を呼び起こす旅に。

5人の青年と、1人の年上の女性。
まさに、青春そのものの彼らの様子に、
くすぐったいような、切ないような感情が蘇ってくる。

彼ら5人の絆の強さ、互いを思いやる気持ちの深さ。
それらは、年齢を重ねて、会うことがほとんどなくなっても、
決して消えるものではないのだと思う。
とても素晴らしい財産。

だからこそ、こんなドライブが実現したのだ。
4人の、喪服姿の中年男の長距離ドライブ。
行き着く先は、どこなのか。
車中の彼らの会話に、ほろりとしたり、
ドキドキしたり。

ラストの舞台が、とてもきれい。
人生って、美しく決まることばっかりじゃないけど、
うん、こういう時は、きれいに決まってほしいもの。

ちょっと切なく、ほろ苦く。
人生は、それでも続いていくのだし、ね。



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