◆押入れのちよ◆荻原浩◆
収録:お母さまのロシアのスープ、コール、
押入れのちよ、老猫、殺意のレシピ、
介護の鬼、予期せぬ訪問者、木下闇、
しんちゃんの自転車
最初の作品が、すごく苦手なタイプの作品で、
どうなるかと思ったのだけど(笑)
「コール」
たぶん、収録作品の中で、これが1番好き。
仲良しの男女3人。
カップルが1つできちゃうって、微妙にそれぞれの位置関係が
ずれてきてしまうのかなぁ。
なんだかちょっと寂しい。
思いがけない展開と思い切り余韻の残るラストが好き。
「押入れのちよ」
いや〜、ちよってばかわいすぎ!
しゃべり口調といい、お人好しすぎる性格といい。
しかも、人相学ができるってナイス!
ちよみたいな可愛い幽霊なら、歓迎しちゃうかも?
「殺意のレシピ」
どっちもどっちの似たもの夫婦だわ〜。
こういうブラックなテイストってすごく好み♪
人を呪わばって言うけどねぇ(笑)
「予期せぬ訪問者」
いやー、悪いことはできないものだ(笑)
だいたい、人を殺した後でとっちらかってるかもしれないけど、
あんな軽薄なあんちゃん、あやしめよ〜(笑)
ま、かっとなったにしろ、灰皿で殴り殺しておいて、
「事故でした」って言い訳はいかがなものか(笑)
「木下闇」や「しんちゃんの自転車」みたいに、
「今」の中に「昔」が紛れ込んだみたいなノスタルジックな作品も
雰囲気があってよかった。
ちょっと、阿刀田高作品を読み返したくなっちゃったかも。
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