◆アンティークな殺人◆ウィル・ハリス、訳:斎藤数衛◆
(TIMOR MORTIS ハヤカワHM文庫 ISBN4-15-075152-8)


前作で知合って結婚したクリフとモナ。
クリフは、新婚旅行の途中、事件に巻き込まれた妹アリスンの頼みを受け、
急遽、ロスへ舞い戻ります。
アリスンが肖像画を描いていた老婦人マリア・アタベリーが、何者かに
殺害されたのです。

画家であるアリスンが、なんとなくモナに似たタイプなのに、
つい笑ってしまいました。
クリフの周りって、そういうタイプの女性が集るのかしら(笑)
特に、パーティでのアレは、爆笑!
好きだわ〜、ああいうタイプ。

これまた、やっぱりクリスティ現代風味(笑)
財産を握っていた家長が殺害され、容疑者は、家族全員。
まとまった遺産を手にした家政婦は、早々と故郷に帰ってしまい、
ハンサムな医者に美しい看護婦。一癖ありそうな弁護士に遺言書。
おまけに、一族のはみ出し者で、魅力的な青年。
もう、ぞくぞくするほど。

名門アタベリー家の中に渦巻く様々な思惑。
いったい、誰が、どうして?

アリスンの描いた肖像画を、一同が見に行った時の展開には、
思わず、笑ってしまいました。
あの息の合ったコンビネーション!
もう、最高です。

最後まで、騙されて読んでいました。
本当に楽しい1冊です。

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