◆悪党たちは千里を走る◆貫井徳郎◆
(光文社)



楽しくて、テンポがよくて、
あっという間に読み終わってしまった。

優等生だったのに、ドロップアウトした高杉。
彼をアニキと慕う薗部。
美人詐欺師三上

三上のせいで、一千万円の儲けをふいにし、
高杉と薗部が新たにたてた計画が
金持ちの家の犬の誘拐。
そこに割り込んできたのが当の三上と、
挙句にターゲット宅のぼんぼん巧だったりする(笑)

しかも、高杉も薗部もなんとも憎めない、
というか、むしろ情けない?(笑)
最年少の巧に振り回されっぱなしなんだもの。
プレイボーイ気取りの高杉も、
見た目だけは強面の薗部も。

で、なんと、その巧を誘拐するはめに。
計画を立てるのが巧ってのが、大人3人。
いいのか、それで?(笑)

ま、被害者がグルなんだから、穏便に進むはずの
誘拐計画だったのに、、、
誘拐実行の時期まで決まったのに。

まさか、まさかの急展開。

巧の両親のキャラも、なんとも笑える!
この両親にしてこの息子あり、なのか、
この両親にしてはまともな息子、なのか?(笑)
ちょっとびっくりなアレルギー持ちだしなぁ(笑)

貫井さんって、症候群シリーズとか、
わりとシビアなイメージがあるのだけど、
こういうコミカルなのも、本当に面白い。
どっちも素晴らしい作品を書けるって素敵。
次回作はどっちかな♪


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