◆陰陽師−付喪神の巻◆夢枕獏◆
収録:瓜仙人、鉄輪、這う鬼、迷神、ものや思ふと・・・、
打ち伏しの巫女、血吸い女房
あいかわらずの晴明と博雅のコンビ。
どんどん、続きを書いてほしいものです。
こうなったら、コミックの方も手を出してみようかな。
この巻からも、映画に取り入れられたエピソードがいくつか。
「瓜仙人」
瓜をもらえなかった老人の話は、今昔物語か何かに出ているものですね。
それを、晴明にからめるなんて、うまい!
「鉄輪」
徳姫と博雅の件。
あまりにもせつなくて・・・。
映画で見ても、泣きそうになりました。
どちらかを救うのは、どちらかを・・・。どちらも救うことができればいいのに。
「這う鬼」
これは、TV版であったエピソードですね。
男の移り気、女の情念。
それは、時を超えて変わらないのかもしれないですね。
「迷神」
陰陽師も、晴明のような方ばかりではないということですね。
この世を去った愛しい人に会いたいと願う心を、そんなふうに・・・。
でも、世捨てのような暮しをしながら、そういう人を救う晴明が
なんだか嬉しかったりします。
これって、博雅の影響かしら。
「ものや思ふと・・・」
この作品に出てくるメインの2つの歌。
どちらも大好きな恋の歌。
それが歌合わせの歌で、そこに作者の死までがあるなんて、
思いもしませんでした。
素晴らしい歌を詠みたいという思いを、そこまで思い詰める心。
歌へのあくなき思い。
それと、もう1つ。
宮中の華やかな暮しぶりも魅力でした。
「打ち伏しの巫女」
懐かしい巫女の再登場。
瓜にからんで依頼を受けた晴明の一件は、映画に使われていますね。
男の身勝手が呼んだ事件とも言えますが、、、
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