◆織田信長推理帳 謀略の首◆井沢元彦◆
(講談社文庫ISBN4-06-263051-6)


戦国の武将、いいえ、歴史人物の中で1番好きなのがこの織田信長。
その信長が、身近に送り込まれた間諜を暴き、暗号の謎を解く!
となれば、夢中にならずにはいられません。

フィクションでありながら、私の中にある信長公の姿に、
なんと一致していることか!

当時の水軍にすらなかった鉄の船を作るという発想を持ち、鉄だけで
無理ならば、木の船を鉄で覆うというふうに柔軟に発想を転換できる。
それでこそ、信長!

間諜を暴き出すには、外部からの情報のほかに、状況を見極め、部下をよく
観察することが必要です。信長には、それだけのものがある。

比叡山焼き討ちや、桶狭間の合戦によって、冷酷で衝動的に思われがちな
信長の「正しい」姿がそこにある気がします。
実体は、部下を信じ過ぎるほどに信じる、頭の切れる天才の姿が。


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