◆青の炎◆by貴志祐介◆

自分専用のガレージで、3台のパソコンを使いこなし、たまに、友人からこっそり
手に入れたバーボンを飲むこともある成績優秀な高校生の秀一。
家族は母親と中学生の妹。
その暮らしのをぶち壊すモノが現れたとき、彼は、それを排除する計画を立て始めた。
母と妹を守るために。。。
「完全犯罪」の計画を。

一読して、どこか東野圭吾の『白夜行』に似た印象を持ちました。
櫛森秀一が、最初に殺人を、完全犯罪を決意するまでの、心の動きが、
なんともせつない。。。
犯罪を、計画することと、実行することの間には、計り知れない距離がある。
それが、たとえ、実行を前提にした、ものすごく緻密な計画であっても、
それが計画であるうちは、まだ、引き返せる。
でも、それを実行してしまったら最後、2度と、元の自分には戻れない。
秀一も、そう。
1度、それに手を染めてしまったら、2度目を実行するのに、
制御が利かなくなる。最初にあった動機が、どうであっても、、、

だから、彼は、秀一は、あれで、むしろ救われたのだと思う。
でも、でも、それで、本当によかったのかな、、、

秀一が、本当に、いい家族、いい友達に恵まれていることが、せめてもです。

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