Prosopocoilus oweni (Hope et Westwood,1845)
     オーウェンノコギリクワガタ

分布・インドダージリン周辺、ブータン
体長・21〜37mm
写真のデータ・Tamdao 10.Jun.1991 (ssp ovatus)
亜種・ssp melli Kriesche,1922 中国広東省、江西省、香港
    ssp ovatus Boileau,1901 ベトナム、タイ
    ssp pascoei Boileau,1913 マレー半島、ペナン島
    ssp femoratus Boileau,1905 ボルネオ
    ssp irenicus DeLisle,1976 スマトラ

特徴・ 複眼の後がえらの様に隆起するグループは5種ほど生息している。
    体色は黒色から褐色と変異も多い。マレー半島のP.rubensに良く似
    るが、後者のえらの幅が広く全体に赤色であるため区別できる。

流通・普通。

ssp pascoei Boileau,1913 Cameron Highland,28.Mar.2000
Prosopocoilus rubens Didier,1927
  ルーベンスノコギリクワガタ

分布・スマトラ・ボルネオ・マレー半島

体長・25〜30mm

写真のデータ・Malaysia Aug.1999

特徴・ マレー半島に産するオーウェンノコギリの亜種に似るが、大顎基部に
    小歯をもち、足はかなり短い。赤く透明感がある。

流通・ かなり少ない。

Prosopocoilus erici Bomans,1992
   エリックノコギリクワガタ

分布・ボルネオ

体長・17〜28mm

写真のデータ・near Keningau Sabah,Borneo Jun.1996

特徴・一本の長い頭盾を備える。次種セリケウスノコギリとは前胸背板の
    後角がえぐれない点で区別できる。

流通・ 少ない感じがする。生き虫ブームのため大型種に比べネブトクワガ
    タやサビクワガタの小型種は現地の採集人もあまり取ってはいない。
    ケニンガウ周辺はその点ネブトクワガタも真剣に採集している地域
    である。それでも本種はあまり見かけない。

Prosopocoilus sericeus (Westwood,1844)
    セリケウスノコギリクワガタ

分布・ジャワ、ボルネオ、スマトラ、ニアス島

体長・20〜40mm

写真のデータ・Sumatra 23.Mar.2001

亜種・ssp siberutensis Mizunuma,1994 インドネシアシベルト島、シポーラ島  
    ssp simeulensis Mizunuma et Nagai,1991 インドネシアシムルエ島
    ssp taronii Lacroix et Ratti,1983 マレー半島

特徴・写真は長歯型だが、中歯型がP.oweniiなどに似る。本種は全身に微毛を備え
    るため区別は容易。

流通・普通〜やや少ない。

Payakumbuh W.Sumatra Jan.1997
Prosopocoilus chalcoides Lacroix et Ratti,1983
    カルコイデスノコギリクワガタ

分布・南インド

体長・14〜16mm

写真のデータ・Nilgiris India,10,Sep 1999

特徴・ 全身少量の微毛に覆われる。大顎は小さく、内歯は目立たない。

流通・最近見かけるようになった。

Prosopocoilus hiekei (DeLisle,1970)
   ヒェッケノコギリクワガタ

分布・フィリピンルソン島

体長・13〜18mm

写真のデータ・N.Luzon 94.6

亜種・ssp sakanashii Mizunuma,1994 マリンドゥケ島

特徴・ 以前はAphanognatus 属に含まれていた。A.laterotarsoides と形態は
    似るが小型。カルコイデスノコギリにくらべ太く、はっきりした内歯を持
    つ。

流通・多少入荷あり。

Prosopocoilus passaaloides (Hope et Westwood,1845)
     パサロイデスノコギリクワガタ

分布・マレー半島、スマトラ、ジャワ、カリマンタン、アンダマン諸島

体長・19〜33mm

写真のデータ・Padang Sumatra

特徴・ 内歯が先端と基部付近で大きく突起する。ラミニフェルノコギリとは
    大顎先端が二又にならないことで区別できる。次種ティグリヌスノコ
    ギリは内歯を基部と中央付近に持つ。

流通・普通。

Prosopocoilus tigrinus Didier,1928
  ティグリヌスノコギリクワガタ

分布・ボルネオ北部

体長・17〜28mm

写真のデータ・Keningau Sabah Borneo Mar.1992

特徴・ 前種参照。パサロイデスノコギリとは亜種関係にあるのかもしれない。

流通・普通。

Prosopocoilus laminifer Boileau,1905
  ラミニフェルノコギリクワガタ

分布・スマトラ

体長・21〜35mm

写真のデータ・Kerinci Sumatra Jan.1996

特徴・ パサロイデスノコギリとは大顎先端が二又になることで区別できる。

流通・普通。

Prosopocoilus attenuatus (Parry,1864)
  アテヌアトゥスノコギリクワガタ

分布・スマトラ、ボルネオ

体長・18〜24mm

写真のデータ・keningau Sabah,Borneo May,1995

特徴・ 同所に産するエリックノコギリに似るが複眼後方のエラ状突起がない。

流通・少ない。

Prosopocoilus flavidus (Parry,1862)
  フラビドゥスノコギリクワガタ

分布・スマトラ、ボルネオ、マレー半島

体長・15〜45mm

写真のデータ・Cameron Highland,28.Mar.2000

特徴・ 図は小歯型。大歯型は大顎が先端二又、中央の先端よりにニ歯を
    備え、基部よりにさらにもう一歯を備える。

流通・普通〜やや少ない。

Prosopocoilus mysticus Parry,1870
   ミスティクスノコギリクワガタ

分布・スマトラ、ニアス島

体長・18〜47mm

写真のデータ・Kerinci Sumatra May.1996

特徴・ 前種に似るが、体色や大顎で区別できる。大顎ははっきりとした二又
    ではなく、小歯状。中央前方よりのニ歯の間隔がより広がる。

流通・普通〜やや少なめ

Prosopocoilus caprecornus Didier,1931
カプレコルヌスノコギリクワガタ

分布・ベトナム

体長・31〜35mm

写真のデータ・Pia Oac,Cao Bang,VietNam Jul.1997

特徴・ 台湾の近縁種ウスバクワガタとは亜種関係かも知れない。この種
    は大顎の内歯内側が直線的であり、胸部が細く全体に華奢なイメ
    ージをもつ。

流通・ 以前は珍品だったが入荷量が最近多くなった。

Prosopocoilus formosanus (Miwa,1929)
       ウスバクワガタ

分布・台湾

体長・23〜37mm

写真のデータ・拉々山 29.Jun.1989

特徴・ 以前はDorcus 属にくみこまれていたが前胸腹板突起の有無から
    ノコギリに移動した。ベトナムのカプレコルヌスノコギリとは内歯内
    側が曲線的、胸部が強大である点で見分けられる。

流通・普通。写真データの拉々山は現在採集禁止地区。