Penichrolucanus  

シロアリと共同生活をする珍しい生体のクワガタ。寄生しているのか共生しているのかは不明だが、兵隊アリに攻撃をされている個体の観察記録がある。熱帯地方を中心に分布しているが、気温の低い高標高の産地からも得られており、調査が進めばさらに種類は増えるであろう。また、南西諸島、小笠原諸島や台湾あたりから発見される可能性もある。

Penichrolucanus sumatrensis Arrow,1935
     スマトラツメカクシクワガタ

分布・ スマトラ
体長・ 5〜7mm
写真のデータ・Riau,Sumatra 8.Jan.1999
特徴・ 複眼上突起は扇状。黒みをおびた褐色で、全体に幅広い。
流通・ 皆無であろう。

Penichrolucanus leveri Arrow,1938
   レベルツメカクシクワガタ

分布・ ソロモン諸島:ガダルカナル島、マライタ島
体長・ 5〜7mm
写真のデータ・Aenangaliabu,N.Maraita,Solomon Is. 3.Mar.1999
特徴・ 複眼上突起の縁は直線的。赤褐色で細い。
流通・ この属で最も多い。

Penichrolucanus copricephalus Deyrolle,1863
    コプリケファルスツメカクシクワガタ

分布・ボルネオ・マレー半島
体長・7mm
写真のデータ・Mt.Trus Madi,Keningau Apr.2004
特徴・ スマトラ産と良く似るが、頭部前方が著しく盛り上がり、大あごが
    良く確認できる。
流通・2004年7月が最初だろう。

この他に
P.nicobaricus Arrow,1935 Nicobar I., Andaman Is.
P.elongatus Arrow,1935 Malaysia
P.cryptonychus Zhang,1988 China,Xizang
P.hirohiro Nagai,2001 Sulawesi

が記載されている。また、パプアニューギニア、フィリピンでも未記載種が採集されている。