Lucanus confusus (Boucher,1994)
   コンフススミヤマクワガタ

分布・ブータン、インドダージリン周辺 Bouthan,India

体長・24〜41mm

写真のデータ・Darjeeling,NW.India Aug.1990

特徴・ L.atratus と混合されていたが、本種は大顎に内歯が見
    られる。小型でも消失するすること無く痕跡が残る。湾
    曲は強い。体表面は黒色で艶がある。産地により触角
    が大型になるがはっきりした区分は個体数を見ていな
    いのでよく分からない。

流通・ 以前は簡単に入手できたが近年は流通量が減ったような
    気がする。

Lucanus atratus Hope,1831
 アトラトゥスミヤマクワガタ

分布・ネパール Nepal

体長・24〜41mm

写真のデータ・Mude,2300m,Nepal 11.Jun.1999

特徴・ 前種と比べ、大あご内歯を欠き、頭部は大きく、前胸の側
    縁が平行になる。

流通・近年の採集品は少ないものの出回っている。

Lucanus barbarossa Fabricius,1801
  バルバロッサミヤマクワガタ

分布・スペイン、ポルトガル、モロッコ、アルジェリア
    Spain,Portugal,N.Africa

体長・32〜39mm

写真のデータ・Novas Marques Avila,Spain 12.Jul.1992

特徴・ ウシヅノミヤマという和名からスペインの闘牛を連想させ
    る容姿をしている。近縁の他種とこの種は触角先端が6
    本であることで区別できる。

流通・あまり見かけない。

Lucanus capreolus (Linné,1763)
  カプレオルスミヤマクワガタ

分布・アメリカ東部 E.USA

体長・27〜42mm

写真のデータ・Germantown T.N. Shelby Co.USA Jul.1987

シノニム・ syn.dama Fabricius,1775
      syn.trigonus Thunberg,1806
      syn.muticus Thunberg,1806
      syn.nigricephalus Benesh,1938      

特徴・ 褐色で艶のある体表面とわずかに出る内歯を持った種
    である。同じアメリカに生息するマザマミヤマとは体表面
    の色と艶で簡単に見分けられる。

流通・ アメリカのクワガタは地味なためか現地のコレクターはほ
    とんど居ない。入ってくる量も少ない。そのなかで本種は
    割合入荷があるようだ。

Lucanus davidis (Deyrolle,1878)
  ダビディスミヤマクワガタ

分布・中国四川省、雲南省 China

体長・28〜33mm

写真のデータ・China-Sichuan,Mts Daxue Shan 14.Jul.1999

特徴・ 「く」の字型の強度の湾曲をした大顎、金属光沢を帯びた
    体表で他種とは比較的容易に区別できる。

流通・入荷するのは稀。

Lucanus xerxes (Král,2005)
  ゼルケスミヤマクワガタ

分布・イラン Iran

体長・33〜44mm

写真のデータ・SW.IRAN p.Fars,Kakan,E.Yasag 14.Jul.2004(PARATYPE)

特徴・ 大あご中央に小歯をもつ。Pseudolucanus 属では触角は
    六節で、他種よりもかなり大きい。

流通・ 一時パラタイプが入荷。今後はどうなるか・・・・

Lucanus lesnei (Planet,1905)
  レスネミヤマクワガタ

分布・中国雲南省、ミャンマー China,Myanmer

体長・32〜34mm

写真のデータ・Dahtingzen,NE.Putao,Myanmer 15-20.May.2001

特徴・ 全体に金属光沢を持ち、大あごは強く折れ曲がる。中央
    に内歯を1〜2つ持つ。タイプ標本は34mmであるが、内歯
    がこの個体よりもっと発達しているように思える。

流通・ ミャンマーに強い業者で入荷可能。

Lucanus mazama (LeConte,1861)
   マザマミヤマクワガタ

分布・アメリカ(アリゾナ州) USA(Arizona)

体長・27〜37mm

写真のデータ・Arizona N.Paison〜Verde 27.Jul.1996

特徴・ 艶の無い黒色の体表と内歯を欠く緩やかな湾曲の大顎で
    カプレオルスミヤマとは簡単に区別できるはず。

流通・ 扱っている業者は少なく、手に入れるのに苦戦しそう。

Lucanus oberthueri (Planet,1896)
オーベルチュールミヤマクワガタ

分布・ネパール、シッキム Nepal,Sikkim

体長・27〜35mm

写真のデータ・

特徴・ アトラトゥスミヤマに似るが、触角が小さく、内歯が確
    認できない。

流通・大変少ない。

Lucanus gracilis Albers,1889
 グラキリスミヤマクワガタ

分布・ネパール、シッキム Nepal,Sikkim

体長・27〜31mm

写真のデータ・

特徴・ 頭部、胸部は大変小さく、雌雄の差が少ない種。大顎に
    小歯をひとつ持つ。前足の突起がギザギザになるミヤマ
    の中でも大変原始的な種である。

流通・ほとんど見かけなくなった。

Lucanus denticulus (Boucher,1995)
  デンティクルスミヤマクワガタ

分布・中国雲南省、ミャンマー China,Myanmer

体長・21〜23mm

写真のデータ・Dahatingzen,Kachin,Myanmer 10-15.Aug.2001

特徴・ メスのみによって記載された種。上翅に縦溝の入る特徴
    的な種で、メスでも大あごが発達する。オスはNoseolucanus
    rugosus
Araya et Tanaka,1998(月刊むし2001 NO.362で
    Araya氏も言及しているとおり)に当たる可能性が高い。

流通・ 高価だが入手は困難ではない。現地では少ないながらも
    採集されているようである。

Noseolucanus rugosus Araya et Tanaka,1998
ムカシミヤマクワガタ。前種のオスと思われる。

前胸、頭部には横に走る縞模様があり、前胸がワインレッド。

この他に次の種が記録されている。
L.groulti (Planet,1897)インド India→「月刊むし」NO.362参照
L.singularis Planet,1900 インド India
L.speciosus
Didier,1925 ベトナム Vietnam→nobilis と同種?「月刊むし」NO.362参照
L.cambodiensis
Didier,1925 カンボジア Cambodia→♀のみの記載。L.speciosus のジュニアシノニム?「月刊むし」NO.362参照
L.formosus
Didier,1925 ラオス Laos→L.cyclommatoides と同種か。「月刊むし」NO.362参照
L.jeanvoinei
Didier,1927 ベトナム Vietnam→nobilis と同種?「月刊むし」NO.362参照
L.didieri Planet,1927 中国 China→「月刊むし」NO.362参照
L.furcifer
Arrow,1950 シッキム Sikkim
L.pseudosingularis Didier et Séguy,1952 中国雲南省 China
L.gennestieri
Lacroix,1971 中国 China
L.bruanti Lacroix,1973 ブータン Bouthan→大図鑑に図示あり。「月刊むし」NO.362参照
L.feglini
Lacroix et Bomans,1973 中国 China→ヒメミヤマ型。前胸後方で最も幅広い。大あご内歯は等間隔に同じ大きさのものが並ぶ。
L.convexus
Lacroix,1982 インド India→L.pseudosingularis に似る。頭盾は二又状、大あごは極度に湾曲する。
L.wittmeri (Lacroix,1983) パキスタン Pakistan→「月刊むし」NO.362参照
L.klapperichi Bomans,1989 中国福建省 China→大あご内歯は融合し各々が鋭い。基部には内歯を欠く。
L.imitator
Boucher et Huang,1991 中国 China
L.prometheus Boucher et Huang,1991 中国 China
L.kerleyi
Boucher,1994 ネパール Nepal
L.bicolor (Schenk,1996) 中国 China
L.manai Miyashita et Bomans,1997 ミャンマー Myanmer→LESSEL出版「ミャンマー北部の蝶と甲虫」参照
L.deuveianus
Boucher,1998 中国 China→「月刊むし」NO.362参照
L.deuvei
Lacroix,1998 カシミール Pakistan
L.wuyishanensis
Schenk,1999 中国 China
L.werneri Zilioli,1999 ミャンマーMyanmer→L.manai に似る
L.hansi
Zilioli,1999 ミャンマーMyanmer→L.dohertyi に似る
L.derani
Nagai,2000 ミャンマー Myanmer→永井氏の記載文参照
L.nyishwini Nagai,2000 ミャンマー Myanmer→永井氏の記載文参照
L.fujitai Katsura,2002 ベトナム Vietnam→「月刊むし」NO.378で記載