Lissotes属

オーストラリア、ニュージーランド、周辺の島に生息する後翅の退化した属。27種から構成される。形態は南米のサメハダクワガタ属Pycnosiphorus やムネツノクワガタ属Sclerostomus によく似ている。

Lissotes curvicornis (Boisduval,1835)
  クルビコルニスコツノクワガタ

分布・タスマニア島

体長・16〜19mm

写真のデータ・Hartz Mt. Australia Dec.1993

特徴・ 大顎は緩やかに湾曲し、内歯は平面的。次種に似るが、前胸
    中央がくぼむだけで前部は突起しない。

流通・多少出回っている。

Lissotes cancroides (Fabricius,1787)
   カンクロイデスコツノクワガタ

分布・タスマニア

体長・12〜13mm

写真のデータ・Picton Valley,Tasmania 28.Feb.1994

特徴・ 前種より太く、より艶はない。前胸に突起があり区別が可能。

流通・数多く見かける。

  Lissotes kershawi Lea,1918
 ケルシャウコツノクワガタ

分布・オーストラリアビクトリア州

体長・13〜16mm

写真のデータ・Wilson Range,Victoria 26-27.Feb.2002

特徴・ 内歯は先端1/3だけ欠き、以降基部まで続く。

流通・ 一部業者のみ出回る

Lissotes launcestoni Westwood,1871
   ラウンケストンコツノクワガタ

分布・タスマニア

体長・14〜16mm

写真のデータ・N.Hobart,Tasmania 26.Oct.1997

特徴・ L. obtusatusに似るが、大顎基部に内歯が見られる。体は丸みを帯び、
    太く短い。

流通・滅多に見かけることなく少ない。

Lissotes basilaris Deyrolle,1881
  バシラリスコツノクワガタ

分布・タスマニア

体長・13〜18mm

写真のデータ・Musselboro,Tasmania 20.Feb.1999

特徴・ 大あご前方に内歯が集中し、そこからさらに先端に向け一本の内歯を
    持つ。基部の内歯は目立たない。

流通・ 少ない

Lissotes punctatus Lea,1910
 プンクタトゥスコツノクワガタ

分布・タスマニア

体長・14mm

写真のデータ・Savage River,Tasmania 12.May.1999

特徴・ 大あご中央、基部に内歯をもつため、他の種とは区別は容易。

流通・あまり見かけない。

Lissotes obtusatus (Westwood,1838)
   オブツサトゥスコツノクワガタ

分布・タスマニア

体長・13〜19mm

写真のデータ・Marsate Hills,Tasmania 18.Mar.1997

特徴・ 以下大顎がくの字型になる種であるが、この種は上方に反るが
    内歯は大きく上向きに出ることはない。

流通・流通量は多い

Lissotes rudis Lea,1910
 ルディスコツノクワガタ

分布・タスマニア

体長・14〜21mm

写真のデータ・Launceston,Tasmania Dec.1990

特徴・ L.darlingtoni とは大顎先端付近の内歯が小さいことで区別可能
    である。L.obtusatus は上向き内歯がなく、本種との区別は容易。

流通・多少は出回っている。

Lissotes urus Bomans,1986
   ウルスコツノクワガタ

分布・タスマニア

体長・13〜15mm

写真のデータ・Quanby Bluff,Tasmania 3.Jan.1997

特徴・ 大顎は細く先端は小さくフタマタに分かれる。基部には半円状
    の内歯を持ち、L.punctatus との区別は可能(L.punctatusは内
    歯が尖る)である。

流通・多少出回る。

Lissotes cornutus Boileau,1905
  コルヌトゥスコツノクワガタ

分布・タスマニア

体長・19〜20mm

写真のデータ・Corinna,W.Tasmania Feb.1993

特徴・ L.menalcas に似るが、大あご基部の突起が鋭くない。

流通・ 少ない。

Lissotes menalcas Westwood,1855
      コツノクワガタ

分布・タスマニア

体長・23〜25mm

写真のデータ・Bicheno 20.Dec.2001

特徴・ 同属の他種とは、前胸中央は突起状になり点刻が細かく、艶がある
    ことで区別できる。

流通・ 少ないがフェアで見つけられるはず。

Lissotes rodwayi Lea,1910
  ロドウェイコツノクワガタ

分布・タスマニア

体長・16〜18mm

写真のデータ・SE.Tasmania 17.Dec.1997

特徴・ 前種とは前胸の突起と光沢を欠くことで区別できる。大あご基部の突
    起は目立たない種である。

流通・ 少ない。

Lissotes darlingtoni Benesh,1943
   ダーリントンコツノクワガタ

分布・オーストラリアビクトリア州

体長・18〜23mm

写真のデータ・Fernshaw,Victoria Jan,1995

特徴・ 大顎の特徴は上向きの突起、先端付近の太い内歯、基部に
    鋭く尖った内歯をもつ。

流通・流通量は少ない。

Lissotes furcicornis Westwood,1871
  フルキコルニスコツノクワガタ

分布・オーストラリアビクトリア州

体長・12〜20mm

写真のデータ・Colac,Victoria May.1994

特徴・ 大顎は大きく二股に分かれ、Nigidius属のそれを思わせる。背
    中には明瞭なスジが隆起する。

流通・たまに見かける。

この他に次の種を確認している。
L.subcaeruleus Bomans,1986
L.latidens Westwood,1871
L.stewarti (Broun,1881)
L.politus Lea,1910
L.convexus
Lea,1910 
L.crenatus Westwood,1855 
L.distincus Deyrolle,1881 
L.forcipula Westwood,1871 
L.globosus Bomans,1986 
L.lacroixi Bomans,1986 
L.laticollis Lea,1910 
L.macrocephalus Bomans,1986 
L.parvus Lea,1910 
L.subcrenatus Westwood,1871