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▽自作狂エレヂィ
▽今年の抱負など
[02.23] 嬉しい一日
それは一通のメールから始まった。
「はじめまして」と題されたメールは、岡山市内に在住されるフライフィッシャーマンからで、文面を読み進めると同時に、驚愕の、また信じ難い内容のそれであった。
その内容とは、
昨年の秋に紛失したオヤヂお手製のランディングネットを拾ってある、との事。
数秒の目眩の後、すかさず、そのネットの写真を送ってください、とメールを返信した。
数分後、一本の電話が引き渡し場所を知らせてくれた。
声色からはかなりヴェテランの方と想像したが、こうこうと照らされた某ショッピングセンターの駐車場に現れた方はフライを初められて間も無い方でした。
挨拶もそうそうに、ネットを見た。
数カ月経っているとは言え、薄暗がりの中でも色形はもちろん、傷跡の一つ一つを克明に思い起こすことができた。
こいつですくった1Syイワナや、湯原のレインボウ、源流のイワナに愛嬌たっぷりのゴギ、落っことしたフライボックスなど。
年甲斐も無く目頭が熱くなってしまった。
お礼の用意も出来ず、ただただ感謝する意思を月並みな言葉で告げるしかなかったが残念でした。
でも、いつかはきっと同じ流れに立ち、フライフィッシャー共通の歓喜の声を上げることを約束しお別れした。
本当に有り難うございました。

[01.10] 自作狂エレヂィ
よく、「竹竿を作るのって難しくない?(注1)」と職務尋問にも似た問い掛けを受けることがある。
最近では難しいと感じることは無いが、面倒臭いことに異論はない。
時節、あらゆる都合と言い訳不足により、釣りに行きにくい環境に置かれると、ふつふつと自作狂の利き手が疼いてくるのである。
夜な夜な竹の削りカスと格闘してみたり、高価な電動ツールを使わず(購入できず)して”ラシイ”ものを作り、したり顔で家人に自慢してみたり。
欲求が欲求を呼び、その行程が困難であれば困難であるほど、自己満足と自己表現に貢献していくのである。
しかし、他人の作品なぞを見たり触れたりした日には、その満足で打ち建てた砂上の楼閣はいともたやすく陥落するのである。
そうして、面倒な気分や技量の無さを改めて痛感する、その繰り返しである。

わたしは、友人に竹竿作りをあまりお勧めしない。
面倒臭いことに輪を掛けて、サディスティックな作業であるし、独り言が癖になるし、その間、家庭人としての存在すら成層圏の酸素と同じく希薄となるからである。
どうしても哀愁と熱情を受け入れたい、そんな奇特な方は是非お試しください。

(注1):疑問符 ムズカシクナイ↑ 【類似語】ムズイ・・・らしい。


[01.07] 今年の抱負など
当拙サイトを開設して二度目の正月です。
昨年は釣り仲間(釣行回数?)が増えたり、竿作りの諸先輩から色々ご指導賜ったり、とにかく充実した年でありました。
渓流に臨むその姿勢は相変わらずガツガツとしていましたが、これからのフライライフをよりコンクに過ごすための最大公約数が何であるか、がホンの少し左脳の隅っこのミッジフライに引っかかったような気がします。
より自然体に、より楽しく、心と身体のレストアが、あの川の音や木々の迸る精気やキ〜ンと張り詰める谷間の空気から得られれば・・・
そんなスタイルの釣りに憧れもするし、釣りにこだわり過ぎず、自分を再認識する行為を、無抵抗に、過不足なく流れ行く石ころのように実践したいのです。
その結果が当サイトのコンテンツにおける良好な舵取りになるか、は定かでないが、一片のコトバとして飾らずとも表現されればいいなぁ、とも思ってます。
最後に、
本年もよろしくお願いいたします。