|3|TOP

PRECIOUS EXPERIENCE

お金の話


前へ次へ


各国の物価 (1988)
一人旅は「ヒマ」なので、小遣い帳を付けるのが唯一の仕事となり、金額がぴしゃり合うのが毎日の楽しみとなってくる。

国  通貨とレート コーヒー1杯 バス1回 日本へのハガキ代 1日の平均支出 物価コメント
イギリス 1£=235円 117円 120円 65円 ロンドンのみ日本並みの物価。ロンドン以外は日本よりやや低く 平均的なランチが450円程度
ベルギー 1BF=4円 200円 96円 3500円 観光地ブルージュ・ブリュッセルは高め
ルクセンブルク 1BF=4円 200円 96円 1500円 ベルギーと同じ通貨だか、ベルギーよりやや低め
ドイツ 1DM=70円 210円 120円 70円 3267円 日本より低め。観光地料金がほとんどなく、良心的。
スイス 1SF=90円 225円 126円 99円 6446円 日本と同じ程度。平均が上がったのは登山鉄道で鉄道パス券が使用できず、2万ほど交通費が含まれ たため。
イタリア 1Lir=0.1円 90円 80円 80円 3809円 食事に一番お金をかけた国。服・靴も上質。ウインドーショッピングだけで欲求不満になった。
オーストリア 1AF=100円 250円 58円 5001円 コンサートなど文化にお金をかけた国。スーパーの物価は日本並。
ハンガリー 1Fr=2.5円 25円 5円 25円 2281円 食品は非常に安い。しかし衣類、電化製品等は所得からするとかなり高い。
ユーゴスラビア 1Dir=0.08円 160円 72円 2888円 東欧では一番高いのでは?
ギリシャ 1Dr=0.9円 60円 27円 63円 3912円 予測より高かった。喫茶店のコーヒーとケーキで500円。
トルコ 1TL=0.1円 30円 30円 45円 2000円 ギリシャの1/2。ロカンタ(食堂)で200円あればお腹いっぱい。
スペイン 1Pts=1.1円 88円 66円 82円 2203円 ピレネー以北の国に比べると低め。ワイン付ランチが450円程度。
ポルトガル 1Est=0.8円 40円 76円 60円 4191円 スペインよりさらに1〜2割低い。
モロッコ 1DH=16円 48円 58円 3605円 まずまずのホテル1000円。ランチ200円。ただし旧市街と新市街で格差あり。
フランス 1F=22円 70円 110円 75円 5836円 コーヒーが安いのはカウンター立ち飲みだから。カフェでは場所により値段が違う。


Part2 お金の話


「お金はどうしたの?あっちで働いたの」とよく質問される。働いてないよと答えると、 相当貯めていたねといわれる。

ずばり全費用は150万円。これには、往復の航空券、5ヶ月間のイギリスの学校の学費とホームステイ代、 旅に出てからの全ての費用が含まれる。150万は私にとっては大金だった。


旅の計画  

 この旅をぼんやり考え始めたのは、以前の会社に入ってしばらくしてのこと。一旦会社勤めを始めると長期で休むことは無理に等しく、 お盆や正月は高くて、人が多い。

とにかく、次に自由な時間とお金ができたらできるだけ長くヨーロッパを旅しようとひそかに考えていた。 長期で旅をするにはお金もたくさんいる。それまでの高い服を買ったり、飲んだり、食べたり…の生活は我慢しなきゃ。行こうとはっきり 決めてから私は友達づきあいが少々悪くなった。

情報誌の編集という仕事は、物作りの喜びを一方、常に締め切りに追われ、 プレッシャーのある生活だった。深夜に及ぶ残業に休日出勤…心身の疲れが溜まっていき、貯金通帳の額を気にしつつも、会社を止めた。 3年弱猛烈に働いて、通帳残高は150万だった。


小遣い帳  
                       
学校や航空会社を研究し(ちなみに飛行機はパキスタン航空の1年オープン・ス トップオーバー3ヶ所付・18万位)、5ヶ月間の学費とホームステイの費用、航空運賃を事前に払い込みイギリスに旅だったときの手持ちは70万、 これで何ヶ月滞在できるかな・・と細かい計画は立っていなかった。

 イギリスに行ってからは、日本ではついぞ記しつづけることができなかった小遣い帳をチップ20ペンスまでも記し1週間毎に集計し、残金 を確かめた。

ラムスゲートというロンドンからバスで3時間程の田舎にいたので、誘惑もそれほどなく節約できた。時々ロン ドンにでかけ、ミュージカルを見たり、ジャズを聞きにいったりして息抜きをした。そしてイギリスを出発するとき50万強残った。




前へ次へ