Laughingstock FIRE Series. "the sky of the Meltheus"
☆☆☆☆☆ 「メルテウスの空」小説版 ☆☆☆☆☆
おりひか☆あき
Copyright Aki.Orihika 1984,2003

あとがき

さて、「メルテウスの空」でしたが、いかがだったでしょうか。
本作「メルテウスの空」は、いつもと同じ「ファイヤーワールド」に属しているにも関わらず、いつもと違う異世界が舞台だったり、いつになくちょっぴりシリアスな作風になっていたりと、若干違った印象の作品となっていたことと思います。

実は作者はどちらかと言うとコメディや短編の方が得意と言えば得意で、シリアスストーリーや長編はあまり得意ではないのですが、今回の「メルテウスの空」は、見事その両者に当てはまってしまっています。(笑)
結果、読む人に面白いと感じて貰える出来に仕上っているかどうかは全くもって未知数なのですが、果してどう映ったでしょうか?


本作「メルテウスの空」の初版オリジナルは、1984年に習作として執筆された作品です。
しかし、元となった習作版は、「まえがき」でも書きましたように当初の目的を大幅に逸れてしまい、本来(なんとなく)想定していたプロットをかなり省き、余計なモノでお茶を濁した形になってしまっていました。
特にラストのクライマックス付近に至っては、(諸々の事情もあって)本来のプロットをほぼ完全に省き、ワケのわからないメカアクションに置き換えてしまったために、作品自体のジャンルやテーマ(そんなものが元々あったのかどうかは別にして)が曖昧になるという、成功作とは間違っても言い難い(はっきり言って失敗作)作品になってしまっていました。
後に、省いてしまったクライマックスの(なんとなく漠然と想定していた)プロットのみを取り出した「メルテウスの想い出」という短篇も描いたのですが、こちらも未完のままで(笑)、いずれにせよ非常に心残りのある作品であったことは確かです。

そんな「メルテウス」も、今回の小説化で19年ぶりに推敲され、成功作かどうかはともかくとして、本来あるべき姿の作品へとようやく昇華させることが出来た気がします。


…そんなわけで、ようやく日の目を見て、完結した「メルテウスの空」。
この他にもファイヤーシリーズには、プロットのみで凍結しているエピソードや、 プロットは最後まであるのにマンガ版が描き終れなかったエピソード、また、 マンガでの表現にどうしても向かないエピソードなどなど、短編長編問わず、まだまだ沢山ありそうです。
ひょっとしたら、今後、そういう話も小説化してみることもあるかも知れません。
そんなこんなのファイヤーワールド、これからもよろしく♪

それでは最後に、習作当時に製作された「メルテウスの空」幻のイメージソングを、せっかくですので(19年ぶりに)発掘して終わることにしましょう。(^^;
今回の小説版を読んで、当時作られたこの詞のイメージに少しでも近いものがあると感じていただけたら幸いなのですが…。

「メルテウスの空」イメージソング(1984年)
作詞・作曲:おりひか☆あき
蒼い草原に ただ独り立って
たそがれの秋空を 風が吹き抜ける…
Fall wind blows...
遠い夕闇に 足音が響く
夢だけが あたたかく心を包む…
Let's fly to...
The sky of the Meltheus.
遠くて近い世界の
The sky of the Meltheus.
心の旅路は…


その日も野原に ぽつんと立ってた
澄みわたる秋の空に 星がきらめいて…
Star light flows...
てのひらの中に 見つけた記憶は
想い出の片隅に しまっておくね…
Let's look up...
The sky of the Meltheus.
どこにでもある世界の
The sky of the Meltheus.
心のささやき…
The sky of the Meltheus.
ちょっと不思議な世界は
The sky of the Meltheus.
心のすみの扉の中

おりひか☆あき

FIRE WORLD"LaughingstokFIRE" COPYRIGHT A.Nunomura & Aki.Orihika ALLRIGHT RESERVED 1977

<作品データ>
作品名: 「メルテウスの空」小説版
著作者: おりひか☆あき
執筆年月: 1984年12月(マンガ習作版)
2003年8月(小説版)
公開年月: 2003年10月
作詞: Aki.Orihika



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