Hobby Corner


☆お知らせ☆ (1998/06/22)

既に原稿はほぼ完成しているにもかかわらず、なかなか更新されない このTFCコーナーですがm(^^;m、Webへの最適化に手間取って後回しになってしまっている、 といった状況です。
現在、既にCRAFTより発売されているTOWNS専用CD-ROMマガジン「やみなべDX」に 完成記事が収録されていますので、続きを読みたい方は、そちらを入手するのが 早いかも知れませんm(^^;m。
また、本講座そのものではありませんが、ユーザー発FM TOWNS情報誌「AnotherTOWNS」において「TownsFullcolor講座」が連載中です。これは、筆者(おりひか)と、六角転送機氏とのタッグによるもので、 隔号で担当を交替して記事を書いています。基本的に偶数号の連載がおりひかの担当となっていますが、 こちらの記事でも本講座と路線的に大きく異ならない程度に進めていくつもりですので、 万一、ここのページを見て「全然更新されな〜い!続きが読みたいぞ〜!\(`◇')/」と思われた方は、 AnotherTOWNSの記事も読んで頂けると幸いですm(^^;m。
このページにおける本Web講座では、今後、やみなべDXやAnotherTOWNSが入手出来ない方のために、 やみなべDX用原稿をベースにWeb用に要約したものを追加掲載することになると思います。気長にお待ちください。m(__;m



TFCでGo!
〜TownsFullcolorのつかいかた〜

第1回<設定編>

おりひか☆あき
Copyright(C) Aki☆Orihika 1997 All rights reserved.


この文章は、CRAFTで製作中のCD-ROMマガジン「やみなべDX CD-ROM」に収録予定の記事より、文章部分を抜粋し、要約したものです。

【0】はじめに
【1】TownsFullcolorとは
【2】特別なハードとかいるの?
【3】プラグインツールって…?
【4】プラグインを設定しよう
【5】準備完了!


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【0】はじめに

TownsFullcolor(以下、TFC)は、T-OS環境におけるフルカラーグラフィックエディタの代表的なものです。
さすがに細かなところなどでは、近年のCG界で主流のPhotoShopに及ばない点もありますが、CGを描くのには充分な機能を持っていますし使い勝手も良く、更に各種プラグインツールを用いて機能アップ!をする事も出来ます。(^-^)♪

しかし、基本となるTFC本体の各種機能もそうですが、特にプラグインツールはあまり使ってないよ〜(;_;)、という人も多いようで、それでは勿体ないオバケが出ちゃうよ〜〜(^_^;、というわけで、このような講座を書くはこびとなりました(^^;。
…とは言っても、かくいう私自身、本当に使いこなしているかと言うと甚だ疑問なのですが(笑)、とりあえず始めてみましょう(^-^;;;。


【1】TownsFullcolorとは

TFCはTOWNSの開発メーカーである富士通(株)から発売されている、純正のフルカラーエディタで、手描きCGからフォトレタッチ、各種画像処理など、様々な分野で活用出来るコストパフォーマンスの高いツールです。
初版(V1.1L10)は1992年頃に発表されましたが、その後、V2.1L10にバージョンアップし、TownsSHELL環境に対応しつつ機能アップしています。現在市販されているのはこの版です。

しかしその後、フリーソフトにおいてセミハイレゾドライバ(ななしのさん作)が発表されたりしたため、それに対応すべく、修正用ファイル(GEM_UP4.LZH)がTFC開発者の一人であるWakuさんにより発表されました。これは NIFTY-Serveの FMTOWNS Multimedia Forum 1 (FTOWNS1)のデータライブラリ3にて入手する事が出来ます。
この修正用ファイルを用いてアップグレードしたTFCは、自動的にV2.1L10Sという版になります。

この修正用ファイルによって、Windowsアクセラレータ搭載のTOWNS Fresh系でもTFCを使う事が出来るようになるうえ、HA/HB/HCにおいては800×600ドットの画面でもTFCを使う事が可能になります。(更にHシリーズ専用オプションのアクセラレータカードFMT-3632を装着した場合に1280×1024ドット画面での使用を可能にする修正ファイルも存在していますが、こちらは現段階では一般公開はされていなかったと思います。)

この修正用ファイルを用いると、上記の機能アップ以外にも、細かいところでの障害が修正されていたり、操作性を向上させるべく改良がなされていたり、更に、EIN(TM)環境のドラッグ&ドロップにも対応(ただし現段階では1ファイルずつ)していたりと、かなりパワーアップしていますので、まだアップグレードしていない人は、是非ともV2.1L10Sに改版しましょう。:-)

ただし、注意しなくてはいけないのは、この修正用ファイルは富士通が提供・サポートするものではなく、無保証のフリーソフトですので、富士通はもちろん、作成者であるWakuさんにも、いかなる弊害に対しても責任はかからないという事です。
使用する人それぞれが、個人の責任で使用してください。当然、富士通への問い合わせも出来ません。(もちろん、修正前のV2.1L10までの版ならOKですよ(^^;。)

…というわけで、使い勝手も良くなって、様々な障害も修正されていますし、今回のお話は、この「TownsFullcolor V2.1 L10S」を前提に続ける事にしましょう。:-)


【2】特別なハードとかいるの?

…そんなハッピーなTFCですが、TOWNS全機種で動作するわけではありません。
フルカラーエディタなわけですから、当然ながら何らかの形でフルカラー画面を表示する事が出来るマシンが必要になります。また、必須ではないですが、あった方が嬉しい装備というものもあります(^^;。


・対応機種

TOWNSが必要になります(^-^;;;。 TownsFullcolorというくらいですから、まず第一に、当然ながらTOWNSでなければ動きません(^^;。T-OSの動く、TOWNSアーキテクチャのマシン専用、というわけですね(^^)。
もちろん、T-OSエミュレータなどが開発されれば話は別ですが、原則的には他の、MacintoshだろうがAT互換機だろうがX68000だろうが、TFCを動かす事は出来ません。ただ唯一、AT互換機でありながら、TOWNSエミュレーションモードを持つFMV-TOWNSなら、動かす事が可能です。
…というわけで、TFCの動くTOWNSについて説明しましょう。:-)

具体的には、以下のような感じになります。
※ここでいうフルカラーとは、24bitフルカラー16777216色/ピクセルの事です。

MX/MA システム設定でフルカラーを有効にしてさえおけば、 標準状態でそのまま使う事が出来ます。
640×480ドット画面で使用出来ます。

HA/HB/HC やはりそのまま使う事が出来ますが、セミハイレゾ ドライバを用いる事により800×600ドット画面での 使用も可能になります。
オプションのアクセラカード(FMT-3632)を装着すれ ば、1280×1024ドットでの使用も可能です。 (ただし、上記の説明文を参照のこと.)

HRやCXなどのVRAM 512KB機種 そのままでは使えませんが、オプションのフルカラー カード(FMT-461)を装着する事により使用出来るよう になります。640×480ドット画面で使用出来ます。

Windowsアクセラレータ搭載のFresh系 そのままでは使えませんが、セミハイレゾドライバ を用いる事により、使用可能になります。
640×480ドット画面で使用出来ます。

FMV−TOWNS系 そのままでは使えませんが、セミハイレゾドライバ を用いる事により、使用可能らしい(^^;です。
また、H20以降、標準添付の純正ドライバを使用することにより、正式にTFCに対応しました。

ちなみに私の環境は、MXと、フルカラーカード装着型HRです。
当然、グラフィックエディタですから、フルカラー対応のモニターディスプレイも必須です(^^;。


・CPU

CPUは、基本的にi386以上なら何でもOKです。i386/16MHzのCXでもちゃんと動いていますし、コプロの無いi486SX/20MHzなHRでも大丈夫です。
ただ、速度の速いCPUであればあるほど、複雑なペンや画像処理はスムーズで速くなりますし、コプロを搭載していないと、実際には実用にならない処理もあったりするので、出来るだけ速いCPUで、かつコプロ搭載のものが良いでしょう。


・メモリ

メモリは最低限、6MB以上あればTFCは動作可能です。
…が、スワップ機能などを持っていないT-OS上で、巨大な画像を快適に高速に扱うには、実際には6MBではあまりにも不足で、お試し版程度と言わざるを得ないでしょう。
TFCは24bitフルカラーデータを内部的に扱いますが、実際には描画レイヤ以外に、8bitのマスクレイヤというものが付加されているので、1つの画像が必要とするメモリ容量は、その画像のピクセル数(640×480ドットの画像の場合、307200ピクセル)の4倍になります。
…となると、もしも1024×768ドットの画像を扱おうとすると3MB、実際には更に、カット(コピー)&ペーストなどの編集用の領域も無いと作業が出来ませんから、その倍くらいは確保したいものです(^^;。これで合計6MB。
更に更に(^_^;、アンドゥバッファなるものが存在しまして、これは一度描画した部分に対し、任意の領域を元に戻すという便利なものなのですが、これはオリジナルの画像と同じ容量を使うので、合計9MB。(アンドゥバッファはHDD上に設定する事も可能ですが、これでは動作速度の上でかなり足を引っ張る事になるので、出来るだけオンメモリで使いたいものです。)
そして、こんなくらいの画像を2枚開いて相互に部分コピーとかやって操作しよー!とか思うと、単純計算でその倍(^_^;。(実際には単純に倍でなくても良いのだけど。)

…と、このように、全うにTFCを使おうとすると、かなりのメモリが必要になってきます。
そんなわけで、メモリは多ければ多い方が良い!(^_^;という事が言えるわけですが、これはある意味、そのマシンのパフォーマンスというか、CPUの処理速度も密接に関わって来ます。
つまり、処理速度の遅いi386などを用いた機種では、あまり巨大な画像を開いても、その処理速度が遅すぎて、実質実用にはならず現実性が低いというわけです。(例えば、1800×1200の画像に対してガウシアンブラーを全体にかけたりしたら、それはそれは時間がかかります(^_^;。)
処理速度の高い機種(Pentium搭載機や、iDX4,am5x86などを載せたマシン)では、それなりの速度が得られますから、ある程度の巨大な画像を扱うにしても実用レベルに入って来ます。これらの機種では巨大な画像を扱う事もあるかも知れないので、必要に応じてメモリを増設しておきましょう。


・ハードディスク

ハードディスクはなくても、TFCは一応動きます。
早い話が、CD-ROM起動でデータの保存先がフロッピーディスクであっても、TFCは動作する事は出来ます。
が、それで実用に耐えうるかと言うと、話は違ってきます(^-^;。
もともと上記のとおり、大量のメモリを喰うフルカラーデータを扱うものであるがゆえ、FD相手ではデータの保存という点で、既に限界が見え見えです。
おまけに、場合によってはディスク上に作業用領域を使う場合もあるので、FD相手ではまるで実用になりません。
そんなわけで、当たり前のことながら、必ずハードディスクを装備してTFCに望みましょう!(^-^;
「何を当たり前の事を…(--;」と思う人もいるでしょうけど、世の中にはまだまだ、CD-ROM起動にFDベースの環境で頑張ってる人達もいるんですよ(^-^;。
さて、そんなわけでハードディスクですが、これはもぅ、メモリ同様、多ければ多いにこした事はありません(^^;。
少なくとも、制作する画像ファイルの大きさをやりくり出来るだけの容量は必要ですし、後述のWPTレイヤなどのプラグインを扱うとなると、その数倍の容量を要します。
勿論、古い版のWPTレイヤやルーペでは、作業ディレクトリが限定されてしまいますので、TFCをインストールしたドライブ自体に大量の空きが必要になってくる場合もあります。
単純計算をした場合、640×480ピクセルの画像をWPTレイヤを使って作る場合、10MB以上の空き容量は最低限必要でしょう。1024×768ピクセル画像の場合、25MBくらい。現実にこれで作業すると、結局なにかと不便であまり実用になりませんから、この数倍は余裕を持っておく必要があります。
私の環境では、WPTレイヤ等を扱う作業用領域に約200MB、ルーペなどの作業用に約60MB程度の領域を確保してありますが、これくらいの余裕があれば、殆ど不自由を感じる事は少ないと思います。:-)


・マウス

これは本体に標準装備なものなので、大丈夫でしょう(笑)。
最低限、これさえあれば、TFCを扱う事は出来ます。
しかし、マウスを使ってフリーハンドで線を引いてみると…、あれれ?…マウスのボタンは、ONかOFFかのスイッチですから、ペンダウン/ペンアップのいずれかの状態しか再現出来ません。
従って、線に強弱をつけるとか、微妙な表現には力不足…となるわけです。
そこで登場するのがタブレットです(^_^;。


・タブレット

ここで用いるのは、Townsタブレットと言う、TOWNS専用のものです。
Townsタブレットはアタリ規格のD-Sub9ピン端子を装備していて、TOWNS本体のパッド&マウスコネクタに接続して使います。
もっとも、パッド&マウスコネクタは全部で2つしかありませんから、とりあえずパッドを外して、左にタブレット、右にマウスを接続して使いましょう。:-)
タブレットさえあれば、別にマウスをつながなくても用は足りるのですが、ドット単位で精度の高い作画を要する時や、メニューなどのダブルクリックを行う時には、さすがにマウスの方が向いていますから、ここはタブレットと併用、というのが一番融通が効きます。

さて、タブレットというのは、ペン型のポインティングデバイス…座標入力装置です。
基本的にはマウスのような使い方が出来る装置で、平たい板の上でペンを動かす事により、マウスポインタを操作します。
この時、マウスの左ボタンに相当するのがペンダウン(タブレットペンの先端をタブレットにつける)、マウスの右ボタンに相当するのが、タブレットペン側面についているボタンです。
このように、タブレットは基本的にはマウス的に使えるものですが、ONかOFFかしか判別しないマウスと違い、普通のペンのように「筆圧」を感知する事が出来るのです。

TFCのようなグラフィックエディタを使う時、この「筆圧」によって、線の強弱をつけたり濃淡を変えたり色変化をつけたりする事が出来るようになり、より表現の幅が広がります。
逆に、TFCのようなフルカラーエディタの場合、このような筆圧対応型のタブレットを用いない限り、本来の性能は発揮出来ない、と言って良いでしょう。
…そんなわけで、TFCを使いこなしたいならば、タブレットは必須、と言って過言ではありません。みなさん、出来るだけタブレットを用意してTFCに臨みましょう(^_^;。


【3】プラグインツールって…?

プラグインです(^^;。プラグインとは、まぁ、後付けで追加設定可能なオプションパーツ…みたいなものと思っていただければ良いと思います。これはTFCに限った話ではなく、世の中様々なツールでも、それ用のプラグインが用意されているものがあります。

TFCはもともとコストパフォーマンス的に見ても結構多機能なエディタですが、このプラグインツールを設定する事によって、更に多くの機能を追加する事が出来るわけです。
TFC用プラグインツールの多くは、NIFTY-Serveの、リアルタイムAV通信フォーラム(FRAV)のデータライブラリで、フリーソフトとして入手する事が出来ます。
特に、Wakuさんが精力的に開発しているTFC専用プラグインシリーズ「WPT」は必需品です(^^;。WPTだけでなく、まだまだ魅力的な数多くのプラグインツールが発表されていますから、これらも出来るだけ入手しておくと、いっそう幸せです。(^^;
個人的には、MIMORIさんの光ペンが、とっても綺麗で大好きです(^_^;;;。


【4】プラグインを設定しよう

TFCを立ち上げてみると、「ファイル」メニューの下に、「プラグイン選択..」「プラグイン実行」というメニュー項目があります。
もちろん、これらを使って使いたいプラグインを選んだ後、実行する…という使い方で間違っていませんし、正しいです(^_^;。
でも、しょっちゅう使うプラグインツールや、連続して設定を変えつつ使うプラグインツールがあったりした場合、いちいちこの方法で呼び出して実行していたのでは、「だぁぁぁ〜〜〜っっっっっ!!やってらんないよ〜〜〜〜っっっ!!(>_<;」と根気が持たなくなること、うけあいです(^^;。
せっかく便利なプラグインツール、こんな事で使わなくなってしまっては、あまりに勿体ないですよね(^_^;。

そこで、標準装備のペンやツール類のように、TFCのツールパレットにプラグインを登録してしまいましょう(^-^)。
これで、標準のツールと分け隔てなく、同じように使う事が出来るようになります。
これなら今まで使ってくれなくて落ち込んでいたプラグインツール達もハッピー♪です。:-)


・プラグインツールのインストール

ここではWPTシリーズから、とりあえず第1弾の、WPTB01を例にとりましょう。
…というわけで(^^;、FRAVなどからWPTB01.LZHを入手したら、まずはLHAなどのツールで解凍します。
解凍したファイル群は、TFCのインストールディレクトリ(通常なら、任意のドライブの\FCディレクトリ)の下にある、PLUGINディレクトリに放り込みます。もしもPLUGINディレクトリが存在しない場合は、予め作っておきましょう(^_^;。
これでとりあえず、前述のように「プラグイン選択..」「プラグイン実行」で選択→実行する事は可能になります。
で(^^;、それだけでは意味がないので、次に、やはり前述のように、ツールパレットに登録してやりましょう。


・ツールパレットカスタマイズ

TFCを立ち上げると画面左に現れるツールパレット。「ツール」って書いてあります(^-^)。
この、縦長なツールパレットの真ん中辺り、[1][2][3][4][5]といた具合に1から5までの数字の書かれたボタンがありますね。
これは、ツールページを切り換えるためのボタンで、起動状態では1ページ目が選択されています。そう、TFCで使えるツール類は、今見えている物が全てではないのです。

では、切り換えボタンを順次押して、ツールページを切り換えてみましょう。
[1][2][3]…と次々と押していくと、あれま(^_^;?、3ページ目のお終い辺りから、ツールボタンがグレーな状態の物ばっかり…(^_^;。
これは、何も登録されていないツールボタンなんです。特に4ページ目と5ページ目など、殆どまっさらな状態ですから、ざっと考えても、ツールパレットには、あと50種類以上もの、様々なツールを登録出来るわけです。また、既存の機能についても、よく使うツールを1ページ目に持ってきたり、好きな位置や順序に置き換えてしまう事も出来ます。
このように、ツールパレットを好き勝手に変えてしまう事を、ツールパレットカスタマイズと言うわけです。
これだけ場所が余っているのなら、これを使わなかったら、それこそ勿体ないオバケが出ますね(^_^;。
# だからと言って、勿体ないオバケを一目見たいから、と言って、ツールパレット
# カスタマイズをやらないでおく、というのは却下です(^_^;。
# 本当に勿体ないオバケが出た場合の責任はおいかねますし(^_^;;;。


・ツールパレットの設定ファイル

ツールパレットの登録は、TFCの本体(GEM.EXGが実行ファイル)がインストールされているのと同じディレクトリ上にある、FC_TOOL.CNF というファイルで設定されています。
万一、設定ミスで取り返しが付かなくなってしまっても、TFCのシステムCD-ROM内の\FCディレクトリにオリジナルがありますので、それをまたコピーして持ってくればOKです。:-)

FC_TOOL.CNFファイルの中身をテキストエディタで開いて見てみると、

#### A series ####
A01 1 0 # 点
A02 2 0 # 自由曲線
A03 3 0 # 直線
A04 4 0 # 円弧
A05 5 0 # 開スプライン曲線
A06 6 0 # 閉スプライン曲線
A07 7 0 # 長方形
:

…といった具合に設定項目が記述されているのがわかります。
ここで、各行頭の「A01」とか書いてあるのが、「メニュー番号」と呼ばれるもので、頭の「A」はグループA(モータースポーツじゃないぞ)を意味し、これがツールパレットの1ページ目を表します。
以下、同様に、「B」〜「E」は、グループB(幻のモータースポーツじゃ…しつこい(^^;)からグループE、すなわち、ツールパレットの2ページ目から5ページ目を表しています。
ちなみに、各行とも「#」から行末まではコメントアウトになります。


…さて、そんなわけで、次に各行の記述ですが…、

A01 1 0 # 点

…なんじゃこりゃ〜(^_^;、という、一見わかりやすいんだかなんだか、ピンと来ない記述ですが、頭の「A01」は先に説明したとおり、「1ページ目の1つ目のボタンだよ〜ん!」という意味です。「1ページ目の2つ目のボタンだよ〜ん!」は「A02」になるわけですね。:-)
次の「1」ですが(^^;、これは「機能番号」と呼ばれる物で、これがそのボタンに割り当てられた機能を示しています。今回の話では、この「機能番号」が肝心ですので、あとで詳しく説明するとして、とりあえずはちょっと置いておきましょう(^_^;。
さて、その次の「0」。これは、「補助情報」と呼ばれる物で、はっきり言って意味はありません(^_^;;;。現段階では未使用な項目となっているので、何もいじらずに、そのままにしておきましょう(笑)。
その後の「# 点」は、前述のとおりコメント部です。無くても良いですが、書いておけば、何を設定してあるのか、あとからこんがらがる事がなくなるってわけです。:-)

設定ファイルは、基本的にこのような記述を連ねていく事で、ツールパレットのカスタマイズを行います。なお、各項目の間は、1つ以上のTABコードで区切ります。


・機能番号って…(^_^;

というわけで、ちょっと置いておいた「機能番号」ですが、この番号は、TFCが標準で持つ様々な機能を示しています。例えば、先程の「1」は、点をうつ動作を示しますし、「2」は自由曲線です。これらの機能番号は、TFCの各種機能・動作に合わせて、0〜73まで存在し、これを入れ換える事で、既登録の標準動作のボタン配置を自由にかえる事が出来るわけです。(ちなみに、「0」は、機能無しで、なにもしません(^_^;。)

さて、この設定ファイルに、問題のプラグインツールを登録したいわけですが、個々のプラグインを表す機能番号なんてありません(^_^;。
というわけで、プラグインを登録する時には、この「機能番号」の項目に、直接、プラグインツールのファイル名を書いてしまいます。

…というわけで、先程PLUGINディレクトリに解凍したWPTプラグインツールの中から、「WPTフラクタルペン」を試しに登録してみましょう(^-^)。
このペンは和紙に絵の具を滲ませたような(?)効果で色をのせる事が出来、雲や森など、自然な表現をするのに向いていて、あるととても重宝するものです。:-)
なぜか知らないけど(^^;、標準状態では2ページ目の最後のボタン(Bグループの24番目、すなわち「B24」)が空いているみたいなので、とりあえずそこに登録しちゃいましょう(笑)。

B24 0 0 #

…そのままではこのような記述になっています。
そんなわけで、ここを…、

B24 WPPFRACT.REX 0 #フラクタルペン

…と、このように書き換えてみましょう。
もちろん、先述の\FC\PLUGINディレクトリの中に、WPPFRACT.REXというファイルが、きちんと解凍されている事が前提です。

FC_TOOL.CNFを書き換えたら、きちんと上書きセーブして、その後、TFCを立ち上げてみます。
立ち上がったら、お馴染みのツールパレットの真ん中辺りの番号ボタンから[2]を押して、2ページ目に切り換えてみましょう。

…いかがでしょう。:-)
ちゃんと設定出来ていれば、右下の最後のボタンに、エンピツマークのボタンが登録されたはずです。さきほどは、グレーのノッペラボーで、何も在りませんでした。
試しに、そこへマウスカーソルを移動してみると、画面下の「ガイドメッセージ」に、「WPT Fractal Pen」と表示されます。

おぉ(^^;、なんだ簡単じゃん(笑)、ツールパレットのカスタマイズなんて(笑)。

じゃ、せっかくだから、登録したばかりのフラクタルペンを、さっそく使ってみましょう。
そのボタンを、マウスなりタブレットなりで押して(シングルクリックね♪)選択してから、描画パレットの上で適当にガシガシと書いてみます(^^;。おぉ〜、なにやらインクをにじませたような、面白い物が描けたぞ〜(笑)。めでたしめでたし♪

…さて、TFCのV2.1L10Sでは、これだけにとどまらず、ツールパレットに登録したプラグインツールそれぞれの設定項目を自由にいじる事が出来ます。:-)
要は、「ファイル」メニューの「プラグイン実行」を選択した時に現れるダイアログなのですが、これ、各々のプラグインの設定を変更するたびに、一々「プラグイン選択..」→「プラグイン実行」なんてやってたら、やはり「だぁぁぁぁ〜〜!!めんどくさ〜〜いっっっ!!せっかくツールパレットに登録したのに、これじゃ今までと同じじゃんか〜!!(-"-;」となってしまうこと、うけあいです(^^;。

そこで、先程登録したツールパレット上の「B24」フラクタルペンのボタンを、今度はダブルクリック♪してみましょう。:-)
すると、フラクタルペンの設定ダイアログが開きます(^^)。これで好き勝手に項目を設定した後、「実行」を押せば、その設定のままでフラクタルペンが使える、というわけです。
この設定は、TFCを終了するまで記憶されているので、この後、他のツールを使おうが他のプラグインを使おうが、再度「B24」フラクタルペンのボタンを押せばさっきの設定のまま使えます。:-)

…まぁ、こんな具合に、とりあえず入手したプラグインは、*.REXの形式に解凍したら、まず\FC\PLUGINディレクトリに放り込み、その上で上記のようにFC_TOOL.CNFにファイル名を書き込んでいく…、これだけで次回TFCを起動した時から、ツールパレットから使えるようになるわけです。簡単ですね〜(^-^)♪。

標準状態のTFCでは、ツールパレットの4ページ目と5ページ目はがらがらですから、WPTなどのプラグインツールで自分がよく使いそうなものは、自分自身にとって扱いやすい配置で、4〜5ページ目にバカスカ登録してしまいましょう。

もちろん、1〜3ページ目だって、自分の使いやすいように順序を入れ換えたりしても構いませんし、そのまま使うにせよ、例えば「A15」(1ページ目の右の列の下から4つ目)のように、何故か(^^;何も登録されていないボタンもあるので、ここにもっともよく使うツールを設定しておく、という手も使えます。
# 私はここに、WPTドローイングペン(WPPDPEN.REX)を設定しています。:-)
# ドローイングペンは、標準のペンよりも滑らかで扱いやすい線を描く
# 事が出来るもので、先述のGEM_UP4.LZHに同梱されています。:-)

また、FTOWNS1やFRAVなどに登録されているGEMCNF「TFCツールパレットカスタマイズ」というツールを使うと、より楽に編集作業が出来るかも知れません。
これは、通信ソフトであるMopTerm用のマクロなのですが、ツールパレットの各ページごとにメモウィンドウが開き、この上で登録したいツール名を追加したり削除したり移動したりした上で、終了する際に、新しいFC_TOOL.CNFを生成してくれる、という物です。手作業でのカスタマイズが面倒な人は、一度お試しあれ。:-)
# とは言っても、手作業である事には変わりないのですが(^_^;。

また、ツールパレットカスタマイズについての詳しい事は、\FCディレクトリにある(無い場合は、TFCのシステムCD-ROM内にある\FCディレクトリ内の)TECHINFO.DOCに書いてありますので、そちらも参照してくださいね。


【5】準備完了!

…そんな感じで、ツールパレットのカスタマイズも出来てくると、もぅ、自分のための自分に一番使いやすい自分の環境(^_^;というのが出来上がり、「よぉぉぉし!絵を描くぞぉぉぉっ!」という気になるでしょう?…なりません?(^_^;う〜む、困ったな(笑)。

というわけで(どんなわけだか)、TFCの準備は完了。あとはこれを使って、絵を描くなりフォトレタッチをするなり画像処理をするなり、いろいろな事に使っちゃお〜!となるわけですが、いかにツールが素晴らしくて環境が完備されても、あとはそれを使う人の技量と発想次第(^_^;、がんばって使ってみましょう。


つづく…
【予告】 次回は実際にTFCを使った作画編の予定です。

このページに記載された記事の著作権は筆者(おりひか)にあります。
記事の全部または一部の無断転載・流用・配布は禁止します。配布または転載される場合は、事前に筆者までご連絡ください。
また、このページで紹介した内容に関しては、筆者の環境において確認・実行した実績に準じたものであり、出来る限り正確に記述・再現したものですが、無保証です。
各設定変更の結果や動作その他において、筆者は一切責任を持ちません。

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