(とおる) |
田辺とおる(バリトン) 小畑朱実(メゾソプラノ) 小池ちとせ(ピアノ) - Begegnung - 出会い |
(朱実) |
| 2004年11月28日(日) 13時開演 横浜市港南区民文化センター 「ひまわりの郷」 京浜急行・市営地下鉄 「上大岡」駅ビル内 (横浜駅より京急快特で10分) 主催: 田辺とおるオペラ倶楽部 後援: 二期会・横浜音楽協会 |
![]() |
チケット(全席指定): 一般 4000円 割引 3500円 70歳以上と高校生以下 (ご本人様のみ) 田辺とおるオペラ倶楽部会員 (お一人二枚まで) お取り扱い: チケットぴあ: 0570−02−9990 田辺とおるオペラ倶楽部: 045−711−4868 Email: toruopera@infoseek.to |
| むかしの歌が、いまの歌と出会う 山田耕筰(1886-1965)歌曲集 ・ロシア人形の歌より(とおる) ヴェドロ(水桶)・ ニヤーニシュカ(乳母)・ ロートカ(小船) ・AIYANの歌より(朱実) Noskai(遊女)・ AIYANの歌・ 気まぐれ 近藤譲(1947-)歌曲集 「茂吉の歌六首」(とおる・朱実) |
日本の歌が、ドイツと出会う 浜辺の歌−夏の思い出−もみじ−小さい秋みつけた−待ちぼうけ−いい日旅立ち−北の宿から・・・・などをドイツ語で歌うメドレー (とおる・朱実) ウィーンの宮廷で、ミュージカルと出会う 「エリザベート」より、 わたしはわたしのもの(朱実) 夜のボート(とおる・朱実) 「モーツァルト」より、 なんて酷い人生(とおる) 君を知り、愛すること(とおる・朱実) |
フランスの粋が、異国の恋を歌う モーリス・ラヴェル 「五つのギリシャ民謡」(朱実) モーリス・ラヴェル 「ドゥルシネア姫を想うドン・キホーテ」 (とおる) ウィーナーオペレッタが、オトナの恋を歌う 「チャールダーシュの女王」「ジュディッタ」「小鳥売り」「ルクセンブルク伯爵」「白馬亭にて」「乞食学生」よりアリアと二重唱(とおる・朱実) |
![]()
| 田辺とおる ドイツ「北ハルツ都市連合劇場」専属歌手として多くのオペラ・オペレッタ・ミュージカル・歌曲演奏会に経験を積んだ後、最近は客演歌手としてドイツ各地の舞台に立っている。輝く声・柔軟なセリフ回し・巧みな演技の三拍子揃った数少ない東洋人として評価が高い。また、映画「ラスト・サムライ」では渡辺謙の声をドイツ語・フランス語・スペイン語に吹き替えた他、ドイツの料理番組にも出演して軽妙なトークが好評を博す。日本でも文芸春秋など雑誌にしばしば寄稿する傍ら、自身のホームページ上でも健筆を揮うなど、マルチタレント振りを如何なく発揮している。 横浜市生まれ。ピアノやフルートも習ったものの専ら落語に傾倒し、高校卒業を控えて大学か落語家かフルーティストか悩んだ末、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学フルート科に入学したが、オペラ通いに熱中して声楽科転向。ミュンヘン音楽大学のブラシュケ教授とバイエルン国立歌劇場専属歌手の故山路芳久氏に師事した後帰国して、故疋田生次郎教授のもとで武蔵野音楽大学声楽科卒業。1991年、国際ロータリー財団奨学生試験とドイツ国立ドイツ語教育機関ゲーテ協会の上級中央試験に合格して再度オーストリア留学。グラーツ音楽大学オペラ科を修める。1994年カタラーニ国際オペラコンクール(イタリア・オストラ市)入賞。同年ドイツの劇場にソリストデビュー。 最近の舞台では2002年「無口な女」(R.シュトラウス)の理髪師役で圧倒的な成功を収めたほか、「ナクソス島のアリアドネ」(R.シュトラウス)「なりゆき泥棒」(ロッシーニ)「サー・ジョンの恋」(ヴォーン・ウィリアムス)「当惑した家庭教師」(ドニゼッティ)などで新国立劇場にも出演。一方、「おしゃべりnaオペラ・フィガロの結婚」と題して、伯爵とフィガロ両方を歌いながら進行を得意のおしゃべりでつづるというユニークな企画が好評を博している。またミュージカル「ツインズ」では元宝塚トップの剣幸・高汐巴との息の合った共演が話題になった。2001年夏のメルビッシュ音楽祭(オーストリア)「微笑みの国」はNHKでも中継された。2003年にはマルガレーテ・オペラ祭(オーストリア)「トゥーランドット」に出演。その他の主な出演作は、オペラ:ヘンゼルとグレーテル・皇帝と船大工・魔笛・フィガロの結婚・さまよえるオランダ人・魔弾の射手・アラベラ・ホフマン物語・ボエーム・トスカ・サロメ・オネーギン・椿姫・アイーダ・カルメン、オペレッタ:こうもり・ジプシー男爵、ミュージカル:それはナイチンゲール、王様と私、アニーよ銃をとれ、演奏会:歌曲集「冬の旅」「亡き子を偲ぶ歌」「子供の不思議な角笛」、レクイエム(モーツァルト・フォーレ)、第九交響曲、カルミナ・ブラーナ、メサイヤなど。 2003年、ドイツのティアゾス音楽出版より「ドイツ語訳・日本のむかしの歌・いまの歌」楽譜とCDを発刊して話題を呼び、マスコミにも大きく扱われた。日独両国の演奏会にも積極的に採用して、ドイツ人に日本の歌を広めるべく活発な活動を展開している。ことにアニメ業界の反応が熱く、日本ファンで埋まるドイツ各地のアニメ祭りで演奏会を開催。2004年内にはアニメソングを独訳して出版する予定。 |
| 小畑朱実 全日本学生音楽コンクール全国大会第1位。東京芸術大学卒業。同大学院修了。瀬山詠子氏に師事。学部在学中に安宅賞受賞。文化庁オペラ研修所第8期修了。第3回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位。山田耕筰賞、木下賞受賞。NHK洋楽オーディション合格。文化庁派遣芸術家在外研修員及びローム・ミュージック・ファンデーションの音楽特別在外研修生としてミラノに留学。マリア・ミネット、ラウラ・ロンディ両女史に師事。イタリア各地で演奏会に出演。ローマ・パンテオンでのロッシーニ「小荘厳ミサ」やローマ及びラクイラ歌劇場における「セヴィリャの理髪師」ロジーナ役は新聞紙上で絶賛された。また数度にわたりヴァチカン・サンピエトロ寺院で法王ヨハネ・パウロ二世の御前演奏の機会を得る。オペラでは「チェネレントラ」と「カルメン」のタイトル・ロールをはじめ、「フィガロの結婚」のケルビーノ、「アドリアーナ・ルクヴルール」のブイヨン公妃、「コシ・ファン・トゥッテ」のドラベッラ、「ウェルテル」のシャルロッテ等数多くに出演しいずれも高い評価を得ている。 帰国後はフリューベック・デ・ブルゴス指揮読売日響「はかない人生」(ファリャ)にカルメラで出演し、好評を博す。1996年文化庁芸術祭公演「アルバート・ヘリング」でナンシー役では可憐さを、1998年新国立劇場「ヘンゼルとグレーテル」のゲルトルート役ではより人間的な魅力を効果的に表現した。1999年6月には新国立劇場公演、原嘉壽子作「罪と罰」(初演)のドーニャ、2000年「サロメ」の小姓役で出演したほか、二期会公演「真夏の夜の夢」のハーミア役、翌年はカルメンの全国ツアーでタイトルロールを担う。2002年は「ウィンザーの陽気な女房たち」、新国立劇場「なりゆき泥棒」(田辺とおる共演)、読売日響「パルシファル」、2003年新国立劇場「アラベラ」「無人島」「欲望という名の電車」「不思議の国のアリス」、2004年「卒塔婆小町」「女の平和」「フィガロの結婚」などのオペラ出演が相次ぎ、いずれも好評を博した。 コンサートにおいても「第九」をはじめ「メサイヤ」、「ミサ・ソレムニス」(ロッシーニ)等のソリストとして活躍するほか、日本をはじめとする現代曲等も得意としている。「題名のない音楽会」、NHK-FM放送などの出演も多い。二期会・東京室内歌劇場会員、武蔵野音楽大学専任・東京芸術大学非常勤講師。 |
![]()
| 田辺秀樹(一橋大学大学院教授・ドイツ文学) 田辺とおるさんは、ドイツ・オーストリアの劇場で活動を続けている、数少ない日本人バリトン歌手だ。ドイツ・オーストリアには中小の各都市にも歌劇場がある。田辺さんは、そういった各地の歌劇場と契約を結び、これまで数多くの重要な役を歌い、演じてきた。地域にしっかり根を下ろした地方劇場では、オペラだけでなく、オペレッタやミュージカルも上演する。そのため田辺さんのレパートリーはいやでも幅広くならざるを得ず、演技もしっかり身に付いたものになったのだろう。数年前、リヒャルト・シュトラウスの「無口な女」で、田辺さんは主役である理髪師の役を歌った。この役は歌も難しいが、とりわけドイツ語の早口の語りが多いために外国人歌手にとっては容易ならざる役なのだが、田辺さんはじつに鮮やかなドイツ語で表情豊かにこの難役を歌いきった。すごい人がいると、多くのオペラ・ファンがびっくりしたものだ。オペレッタ・ファンなら、オーストリアのメルビッシュ・オペレッタ・フェスティヴァルでレハール作曲『ほほえみの国』に出演して好評を博した田辺さんを、よくご存じのことだろう。彼は今後の活躍がますます楽しみな、ほんものの実力派のバリトンなのだ。 |
| 瀬山詠子(声楽家・東京芸術大学名誉教授) 小畑朱実さんは高校生の頃から、生まれ持った美声と豊かな音楽性を示し、全日本学生音楽コンクールで全国1位を獲得する逸材でした。文化庁オペラ研修所にあって既にその演奏や演技は衆目を集め、奏楽堂日本歌曲コンクールでも難曲「鎮魂詞」(石桁真礼生作曲)を歌って1位。また、私の主催する「詠の会」で何時も心に残る日本歌曲を演奏して呉れ、現代日本歌曲作品の初演にも力を注いでいます。しかし本領はやはりオペラの世界でしょう。イタリア留学の前から抜擢され、「アドリアーナ・ルクヴルール」のブイヨン公妃の素晴らしい歌唱は殊に注目されました。幾度となく演じた「フィガロの結婚」のケルビーノや「カルメン」のタイトルロールは、演出家栗山昌良氏や指揮者の若杉弘氏等、高名な指導者から厚い信頼を受けています。「ヘンゼルとグレーテル」ではヘンゼルとゲルトルート両役で好演。他にも新国立劇場の「罪と罰」ドーニャ役(原嘉壽子作曲)など、数えきれぬ程オペラの舞台を経験し、その度に私は、確実な進歩と精進の跡を見て来ました。様々な作品に幅広く対応出来る演奏家に成長した小畑さんの今回の新しい分野への挑戦に期待し、大いに楽しみにしています。 |
| 岡田眞樹(前フランクフルト日本国総領事) 日本歌曲集の出版おめでとうございます。 ドイツにおける初めての日本歌曲集の出版は、まさに長年待望されていたものです。百有余年にわたる日本とドイツの友情に満ちた交流において、音楽は大きな地位を占めてきました。しかし、それがモーツァルトやベートーヴェンの芸術作品であれ、「ローレライ」などの民謡であれ、演奏される音楽は常にドイツの音楽であったと言っても過言ではありません。 この文化的一方通行の状況を打破し、ドイツの人たちにも気楽に日本の歌曲を楽しんでもらえれば、とても素晴らしいことです。日本とドイツの友人が集まった席で「野ばら」や「ムシデン」だけでなく「荒城の月」や「北の宿から」が歌われれば、交流はもっと楽しいものになります。 日本の歌の歌詞をドイツ語に翻訳し、楽譜とともに出版しようという田辺さんとグレフシェスタークさんのアイディアは、まさに日独交流の歴史に新しい道標を築くものです。私は、お二人が大変な努力を払われ、この素晴らしいアイディアを実現されたことに対し、心から感謝したいと思います。 2003年2月27日に私の公邸で行われた初演演奏会は大成功で、このような歌曲集に対する期待と需要が大きいことを改めて実感しました。この曲集が、第二、第三の日本歌曲集の出版に結びつき、発展していくことを期待しています。 |