「アイーダ」再演
前回の公演に引き続き、「アイーダ」のアモナスロを歌いました。今回の公演は以下3箇所でした。
2001年2月4日 ジーゲン ジーガーランドホール
10日 バート・ナウハイム 保養地劇場
11日 シュヴェッツィンゲン ロココ劇場
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| 左はロベルタ・マッテッリ(アムネリス)、 右はティツィアーナ・コルティ(アイーダ) |
アイーダ歌ってきました。
やはり、一度ねかせておいたパートの再演というのは非常に良いもんです。反省が実戦で確かめられるし、自分自身も余裕もって臨めるし。今回はとくにバリトンの旧友もききに来てくれて、帰路いろいろと分析してくれたことを語り合えたのも収穫でした。ぼく自身の出来は初演よりも大分よくなったと思えます。技術的には力みすぎに特に気をつけ、エモーションと技術をなるべく冷静に分割するように心がけました。指揮者とは特に打ち合わせもしませんでしたが、2度目なのでむこうのクセが予測できることも大きな安心材料。例の「おまえのおかげでのみ敗残の民が救われる」という二重唱の8小節は、もちろん満足にはほどとおい段階ですが、前回よりもきちんとフレーズをつなげることが出来ました。でも録音をききなおすとまだまだ傷だらけでしてね。音色を統一して一定の響きをヒトフレーズ通して保ちたい、と思うあまり声がもぐっているところもたくさんある。この辺は長くつきあっていく課題なんですが。
アモナスロというのは今のぼくにとって非常にいい教材だと思います。持久力が問われるほど長くはない中に、やわらかいフレーズも硬いフレーズも、高音も低音も、はげしいところも渋いところもあって、それらがみんな技術の良し悪しをあらわにするようなお手本てきな声楽曲になっています。ちょこちょことこの役に戻ってきながら他のものを勉強するのはいいパターンかもしれない。「もうちょっとはよくなるぞ、オレ」と勝手に期待感を持ち帰ってきました。
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今週末、土・日とまたアイーダになりました。いずれもぼくの家から一時間以内ですから楽です。日曜日はシュヴェッツィンゲンのロココ劇場。昨年のこうもりで訪れた美しい劇場です。こうもり報告に場内の写真も載せました。あそこを再訪できるのは楽しみ。
なにせこういうツアープロダクションはフリーランサーの集まりなので、一役にたいしてたいてい数人のキャストを抱えているんですね。そのうち誰がどの公演をあてがってもらえるかはプロデューサーのさじ加減次第、というところがあります。新参者のぼくはその点もちろん一番手ではないわけなので仕方ありません。先週のジーゲン公演がまぁまぁ評価してもらったことと、家が近くて交通費が安い、というのが今回電話が来た所以かな、なーんて思っている次第。
でもパートのすばらしさに変わりはないし、舞台公演に変わりもなし。楽しみです。