「べぇ」さんの
エキサイティング・オペラ
1988年から1991年にかけて、上記表題のトーク付きオペラコンサートを各地で開催する。その内でも大きな催しの一つが、1989年横浜博覧会神奈川パヴィリオンでの3回の野外コンサート。
横浜博覧会コンサートのプログラム
怪僧ラスプーチン・・・ならぬ、ひょうきん坊主のバリトン歌手「べぇ」さんと、その愉快な仲間たち。若き気鋭のテノールとソプラノで、世界のオペラからお馴染みの名曲をお楽しみください。
・ 伊達男二態
★ シャンパンのうた モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」
・・・ フランスに何人スペインに何人、プレイボーイ『ドン・ファン』の酒讃歌、人生讃歌。(バリトン)
★ そこで私はマキシムへ レハール「メリー・ウィドウ」
・・・・ パリ駐在の外交官ダニロ。仕事は嫌い。マキシムの娘にうつつをぬかしてきょうも御酩酊(バリトン)
・CMから紅白まで
★ ヘンデルのラルゴ・オペラ「セルセ」
・・・ ウィスキーのCMで黒人のソプラノが草原でうたっていた曲。18世紀ロンドン貴族界の寵児ヘンデルは、紅白歌合戦にも出ちゃった人気にびっくり?!(テノール)
・じつに女というものは
★ 女心のうた ヴェルディ「リゴレット」
・・・・風のなかの羽のように、いつも変わる女心。浅草オペラの田谷力三このかた、だれでも知ってるテノールと言えばこの曲。(テノール)
★ 宝石のうた グノー「ファウスト」
・・・ゲーテ、シェークスピア・・・古典的名作はフランスで多くオペラ化されています。宝石を纏って喜ぶマルガレーテのフランス風ワルツ。(ソプラノ)
・おいらコメディアン
★ 私は町のなんでも屋 ロッシーニ「セヴィリャの理髪師」
・・古今東西、浮世床はなんでも屋。医者、洋裁、髭、鬘、よろず相談。フィガロ、フィガロと引く手あまたの大繁盛。(バリトン)
★ 先生、愛の妙薬はお持ち ドニゼッティ「愛の妙薬」
・・・ボルドーワインを媚薬と称して売りつけられて片思いも今日限りと、青年ネモリーノ。思わぬ一儲けと薬売り。(テノール・バリトン)
・恋こそ人生
★ ああ、そは彼の人か ヴェルディ「椿姫」
・・・・初恋のような胸のときめきと、おとこ達をはべらさせてきた誇りと。ヴィオレッタのこころは揺れる。恋は陶酔か、かけひきか。(ソプラノ)
・酒を讃えて
★ 闘牛士のうた ビゼー「カルメン」
・・・・酒場に突然現れた闘牛士エスカミリョの杯うけて、あばずれカルメンも、とんと「惚」の字。宴は、いやがうえにも盛り上がる。(バリトン)
★乾杯のうた ヴェルディ「椿姫」
・・・・パリ社交界の大パーティー。高級娼婦ヴィオレッタと純朴な青年アルフレードの出会い。杯の絡みはやがて恋のもつれへと。(ソプラノ・テノール)
・情熱の三重唱を結びに
★ しずかな夜だ ヴェルディ「トロヴァトーレ」
・・・・愛の絆を確かめ合うふたりに横恋慕のバリトン、ルーナ伯爵。中期ヴェルディの傑作群はいずれも熱血の塊、声の饗宴です。(ソプラノ・テノール・バリトン)
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・田辺とおる バリトン・山羊座・A型
浜っ子。翠嵐高校を卒業後渡欧。ザルツブルク(オーストリア)のモーツァルテウム音楽院フルート科に入学する。渡欧以来オペラ通いのやみつきになっていたが、病膏肓に入り声楽科に転向。1983年帰国して武蔵野音楽大学に入学、本日の仲間たちに出会う。1986年剃髪。しゃれのつもりだが、ひとから尋ねられる。噂にのぼるので気をよくしている。芝居好きの落語好き。
・ 河野明子 ソプラノ・天秤座・O型
宮崎県都城市出身。武蔵野音楽大学大学院のころよりオペラ出演、第3回練馬文化センター新人、ソレイユ新人の各オーディション合格。日伊コンコルソ入選。里帰りしてリサイタル、東京でコンクールと精力的に活動するソプラノのホープ。舞台を降りた素顔は、ひとなつっこいお嬢さん。
・ 吉冨晃一 テノール・乙女座・B型
長崎市出身。一度は法学部に在籍するも、イタリアの名テノールに恋慕断ちがたく、中退して武蔵野音大を卒業。現在は藤原歌劇団研究生。おおきな眼をかっと見開いて高音に挑み、ビッグなテノールを目指す信念のひと。歌舞伎狂い。女形の声色と清元はテノールの発声の参考になる由。
・ 渡辺一史 ピアノ・山羊座・A型
千葉県出身。1981年から演奏活動を始め、独奏、伴奏、室内楽などにほぼ一年365日ステージに立ちっぱなしの大活躍。特に声楽の伴奏が多く、安定した評価を得ている。驚異的な記憶力を駆使してコンサートでは、ソロはもとよりほとんどの伴奏も暗譜でこなす。